負けるはずがないという思いで臨んだスプリングSが3着。「ショックだったけど、いま考えるといろいろと敗因はあった」と振り返る。渋滞のため、輸送が通常より2~3時間、余分にかかったことも響いたようだ。「いつもはおとなしい馬が、レース前からイレ込んでいた。馬場も緩かったし、久々の実戦もこたえたね」。そして、こう続けた。「こんな馬には乗ったことがない。一番強いと思って乗ります」と小牧は力を込めた。
「2歳チャンピオンとして恥ずかしくない競馬を」。“バラ一族”悲願のクラシック制覇へ、静かに闘志を燃やしている。