【皐月賞】ローズキングダム、復権アピール! | スポーツは筋書きのないドラマ

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2歳王者ローズキングダムが14日、栗東坂路で復権をアピールした。攻め駆けするパートナーに手応えでは劣ったものの、ラストまでしぶとく伸びて並入。4F51秒6‐37秒5‐12秒6と上々の時計で、上昇気配を漂わせた。「先週まではもたれたり、切れがなかったりしたけど、きょうはいいころと同じ感じ。久々にグッときたよ」。騎乗した小牧は心の底からほほ笑んだ。

負けるはずがないという思いで臨んだスプリングSが3着。「ショックだったけど、いま考えるといろいろと敗因はあった」と振り返る。渋滞のため、輸送が通常より2~3時間、余分にかかったことも響いたようだ。「いつもはおとなしい馬が、レース前からイレ込んでいた。馬場も緩かったし、久々の実戦もこたえたね」。そして、こう続けた。「こんな馬には乗ったことがない。一番強いと思って乗ります」と小牧は力を込めた。

「2歳チャンピオンとして恥ずかしくない競馬を」。“バラ一族”悲願のクラシック制覇へ、静かに闘志を燃やしている。