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昨日の札幌 晴れ
最低気温、8.5℃ 最高気温、23.5℃
昨日、用事の前に少し早めに家を出て
桜を見に行ってきました
お天気がよくて暑いくらい
道路が石畳になっていて素敵です
小さな川ですが、きちんと整備されていますよ
もう、散りかけです
桜といえば、ゴールデンウィーク明けが当たり前だったのに
ここ数年は4月に終わってしまうことが多くなりました
4月25日読了
象の背中
50歳手前にして肺がんと診断され
余命6ヶ月と宣告されてしまった男性のお話し
48歳の藤山は愕然とする
残された半年間をどう生きるか
抗がん剤治療、延命もしないと決断し
自分と関わった人に「遺書」を残したいと
初恋の人や、若き日の旧友、等々
忘れがたい人々を訪ねていく
死ぬことより
忘れられることの方が怖いから
象は死期を悟った時に
群れから離れ知らない場所に行くという
藤山は思う
愛する人たちに見送られたいと思う
幸せな人生だったと拍手されるように・・・
こう書いたら感動的な物語りが連想されるでしょうが
終始、腹立たしく思いながら読んでました
余命宣告された時、妻には内緒にしていて
愛人に伝えるんですよ
妻の前では平然と振舞うのに
愛人の前では死への恐怖を語ったり
仕事と偽って温泉旅行したり・・・
そのうち、息子に余命の事を伝え
あろうことか、愛人を紹介したりして
お母さんには内緒だ
男同志の秘密だ
とか、言っちゃうんです
最終的にホスピスに入るのですが
そこにも愛人を呼ぶわけです
で、妻に愛人だと紹介する
なんとも自分勝手なオジサマの考えだわとムカムカです
文庫本になったのは2007年
この当時は、こういうのが許されてた時代なんでしょう
今では考えられないと憤慨するのは
私が古いからでしょうか
だれかtoなかいという番組のゲストに
秋元康さんが出演され
そのときに小説も書いてた事を知りました
一緒に番組を見ていたオットが
秋元さんの本、読んだこと有るよ
こういって本棚から出してきてくれた1冊です
オット、こういう生き方が理想だったのでしょうか
時代は変わったんだよ
こう、思わせてくれた1冊でした
でも病気に向き合う強い信念だとか
衰弱していく様子の描写だとか
そこは素晴らしいと思いました
秋元さんのファンの皆さま、ごめんなさいね
どうしても私は「妻」という目線で読んでしまうから・・・
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