ブラック | hananaのブログ

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気まぐれな性格なのと、
お仕事それなりに頑張ってるので、
書くのか書かないのか、
それさえも未知数ですが…、

あまりリアルな知り合いとはつながらず、
裏の顔を出していきたいな~と思う今の気分です。

看護師やってます。
10年目くらい。
先日の夜勤で久々に不穏状態の患者に遭遇。
(私のいる病棟は寝たきり患者がとても多く、不穏になるほど動ける人があまりいない)
私の肩に噛みつき、頭を横殴りされ、蹴りの角度も素晴らしく、車椅子の手すりを引っ張り破壊した、90歳超えのばあちゃん。
昼間は天使みたいにかわいいのに…、
頭を殴られたときは、本気で「殺ったろかヾ(▼ヘ▼;)」と思いました。
人間だもの。
ほんの一瞬ね。

とりあえず鎮静剤も躊躇なく使い、
(内服に眠剤、そして点滴)
敵の動きを封じようとしましたが、
相手の精神力はすさまじく…

これ以上薬を使うのも難しいため、
最後の手段。
ベッドに縛り付ける。
体幹抑制と呼んでます。
を、して。
人殺し~、警察呼んで~、と叫んでおられましたが…、
1.5時間程経過すると、眠気で朦朧としながら、
「A男(長男)のご飯、用意しなきゃ…。B子(長女)もまだ帰ってこない。電話してどこにいるのか聞くわ…。私のお母さんもちゃんと寝てるのかな…」
とつぶやいてました。
不穏の時に、若い頃に戻ってしまう人はよくいるけど、
この人は家族を大事に大事にしながら生きてきたんだな~と伺い知れた。

「A男さんのご飯は私が用意するよ。B子さんに電話もしとく。おばあちゃんはよく寝てるから大丈夫」
と、声をかけると安心したのか、グデッと力が抜けて寝てしまった。

人はいろんな人に迷惑をかけたりお世話したりして生きていくんだけど、
そういう機会はあればあるほどいいのかもしれない、とちょっと思った瞬間。

翌朝、この人にパワーをすいとられ疲れきったせいか新人レベルのミスをして(と人のせいにしてみる)、報告書を書くはめになった。
「(ミスするの)珍しいね、めっちゃへこんだ顔してるで」と当直のDrに言い当てられたのが恥ずかしすぎて、ダッシュで帰り…、いい年なのにまだまだ修行が足りないんだなと思った一日。

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