・文藝春秋 インテリジェンス交渉術

12月10日の号は、是非読んでくださいと話された。 競馬 馬の松尾さんについて今まで書いてないことをたっぷり書いた。


2008年、それ以降の仕事


・NHKから 「国体論」

国家論はマルクス、ゲルナー、柄谷氏の左派の言葉を利用して書いたが、同じ事を右派の言葉を使って書きたい。神皇正統記、大日本史などの右派の議論の組み立ての中で、書けないかと思っている。


・扶桑社から村上正邦さんとの議論

「我国に裏切られようとも」を魚住さんが書かれた。

本来社会的に抑圧されている層の人が社会主義運動にいかないで、生長の家という宗教に行ったのか。社会問題を解決する機能が日本では、宗教でなされる。この論理の解明を、魚住さんがされたが、これを、より村上さんの言葉に近い右派の言葉で実現したい。 同じ村上さんという素材を使い、自分は村上さんの国体論、国に対する思いに焦点を。


・北朝鮮情勢や情報の取り方の決定版

毎日新聞の鈴木琢磨さんと1年位作業を進めている。

鈴木さんは、朝鮮語堪能、そっちの論理がわかっている。 彼の論理は北朝鮮でも紹介されており、影響を与えているジャーナリスト。鈴木さんの見立てでは、北朝鮮での後継者は既に決まっている。 北朝鮮に対しては「対話と圧力」では解決しない。動かすことができない。「相手を知ること」が重要ということで、これはその通りである。鈴木さんとの対談を通じて、北朝鮮の情勢や情報の取り方の決定版を出したい。


・扶桑社から陸軍中野学校について

2段階で行いたい。昔週刊産経に畠山清行さんが陸軍中の学校を書いている。それを保阪正康さんが新潮文庫でまとめているが、そこからこぼれたものを精選して利用したい。特に沖縄工作について力をいれて、解説をいれる。陸軍中野学校に参加した2人からインタビューを取っている。これを付録についてまとめたい。


彼らのお眼鏡に適ったのか、1970年代頃から手記をまとめたダンボールに2つほどの資料をもらった。これを読み進めている。これを2-3年後にまとめたい。


・扶桑社から神皇正統記の解説


・吉野文六さんから聞いている「国家の嘘」

現代で連載しているものをまとめる。 ベルリン陥落のところで、ひとつまとめたい。


・文藝春秋から母親の沖縄戦体験記について

天木が「論壇で生き残るために母親まで使って卑怯だ」という卑怯な書き込みがあり、母親の体験記をきちんとしておきたいと思った。

天木については、かなり不快感を示す。故に、天木の本の宣伝のために自分を使われないよう、反論しない。そもそも反論する程度の人でもない模様。


ここで、天木の事を暴露する。外務省であれ程鼻つまみ者であった人はいなかった。タクシー券をくすねて懲戒免職になった小林ひろむでさえ、天木には言われたくないという程。 天木の友人はヒズモラーのテロリストのナスラルダ。 レバノン大使の際に、ヒズモラーを呼んだときワインを振舞い、呑まなかったので驚いたと言っていた。 原理主義者に誰が酒を出すのか、この程度の見識の持ち主である。日本の恥だ。


・ブルブリスの物語(タイトル未定)

自壊する帝国の続き。400字詰めの原稿用紙ですでに100枚書いた。

佐藤さんは非常にブルブリスに可愛がられた。世の中にこれ程怖い人がいるのかと思うくらいの人。この人の事を書く。


・ドフトエスキー論

2008、2009年に手をかけたい。

入り口として、1月5日、6日に亀山郁夫さんと長時間対談を2回し、それをベースに新書で出す。科学アカデミーから出ているドフトエスキーの30巻を読み直している。


・新潮で高畠氏についての連載

1回目を出した。最初70枚になってしまったので推敲。毎回30枚以上にしないという縛りをかけ実験をしている。 資本論をドイツ語で読み直している。


中村うさぎさんが資本論を勉強したいと言っているので、中村先生と一緒に対談で勉強しながら、それをまとめるというのも平行して行いたい。


・講談社から共産党宣言

ドイツ語から訳しなおしている。実は共産党宣言は、1848年にもうすぐ革命ができると思って、作られた文章なので結構いいかげんなのだが、それが今のではでていない。 例えば、共産主義になったら婦人共有性になると言っているけれども、そういったものが出ていない。後世のマルクス主義者は捻じ曲げて道徳の本みたいにしている。

”競輪で負けたときに火でもつけてやろうか”という、そういう雰囲気が漂っているものをそのまま訳したい。

SUB TITLEを”格差社会から貧困社会へ”、このまま新自由主義を続けているとこの共産党宣言が力をもつ時代がくる、これの躍動力を出したい。


・夏目漱石の門

現代的なテーマだと思う。不倫で下手をうったカップルだ。ニートの弟もいる。現代的な問題が圧縮されている。

夏目漱石が抱えていた閉塞状況を現代に蘇らせられないかと思っている。

本当は泉鏡花でしたいが、現代人は読んでいなくて当たり前の雰囲気がある。 夏目漱石は、読んでいないと何か問題があるのではないかと思われる最後の古典であると思っている。従って夏目漱石を取り上げたい。


・語学力は翻訳をしないと衰えるので翻訳をしたいと思っている。 フロマートカ。


・神学的知識

基本的な素養をつけるための仕事。読みやすい形での読本を作る。中学から高校向け。

PLAYBOYでは”役に立つ神学”でバルトを解説しているが、難しいようだ。 それを繋ぐための作業が必要。 最近気づいたが、19Cの自由主義神学に関する理解が日本のアカデミズムや論壇に欠けている。ロマン主義のウラとオモテ。フリードリヒ・シュライアマハールを取り上げたい。


・岩波から柄谷行人さんとの議論

国家、社会、資本、大きなテーマについて議論している。

柄谷さんは一流の知識人。一種の天才である。 天才は、議論で3つくらいのプロセスを飛ばしている。通俗化の作業を佐藤さんが行う。



えっつい拝