昨日、ロッテが31年ぶりに日本シリーズを制した。(阪神ファンの方スイマセン)

しかも、4勝0敗で

プレーオフの勢いそのままに日本一の座を手に入れた。



この栄光の一番の功労者として語られているのが監督ボビー・バレンタインだ。

史上唯一の日米のシリーズを制した監督となった。

そしてアジアシリーズに進出した初めての監督ともなりました。

相手は韓国サムスン・ライオンズ。


ボビーは監督として手腕を高く評価されているのが

選手の調子を見抜く眼力、信頼関係に基づく起用である。

ロッテの強さは安定した投手陣と「マリンガン打線」と呼ばれる攻撃陣だ。

①投手陣

15勝の渡辺を中心に2ケタ勝利の先発投手陣と小林雅らのリリーフ陣がかみ合っていた。

②打撃陣

フォア・ザ・チームの精神で、つなぐことに徹した「マリンガン打線」

チーム打率はパ・リーグ1位だが突出した個人成績を残す選手はいない。

ネコの目のように変わると表現される先発メンバー。

調子により顔ぶれががらりと変わるのです。

それができるのもボビーへの信頼からくるものなんでしょう。

1つデータを示します。

打数    ロ  ソ 西

400+    5  7  6

300+    4  1  0 

200+    3  1  3


これはプレーオフに進出した3チームの比較です。

ご覧のようにソフトバンク、西武は400打席を超えるレギュラーと

控えの間に明確な差が現れています。これは多くのチームにも当てはまることです。

一方、ロッテはレギュラーと控えの区別がつき難くなっています。

言い換えると12人のレギュラー野手がいるという言い方をできるかもしれません。

ベンチの選手のモチベーションが高いことも想像できます。


野球がわからない、興味がないのに

ここまで読み進めてくれた方ありがとうございます。

ここから少しニュアンスを変えます。


ロッテ

ロッテってなんでその名前になったか知ってます?

お口の恋人のロッテですよ。

それはゲーテの『若きウェルテルの悩み』のヒロイン「シャルロッテ」からだそうです。

ゲーテ, Johann Wolfgang Von Goete, 竹山 道雄

若きウェルテルの悩み



ちなみにオトナリ韓国にも「ロッテ」の名前があふれています。

ロッテ百貨店、ロッテホテル、ロッテワールド(テーマパーク)などがあります。

これは日本のロッテと大きな関係があります。

1965年の日韓国交正常化を期にロッテで成功を収めた重光社長が韓国へ進出し、

いまの韓国ロッテグループを築いたのです。

在日コリアンである重光社長が故郷に錦を飾ったというわけです。