また2週間延期
結局、懸念したとおり、2週間の延期が決まり、これでもう延期はできないので、交渉炸裂したら、5月6日にストライキ、5月12日にロックアウトが始まる見込みとなった。
調停のひと、、、もう延期はしないと言っていたのに、、、
目前になって少し前進のきざしがみえたから、今日0時のデッドラインをさらに数時間のばした挙句、2週間延期することにしたのだろう。
ただの時間稼ぎではなく、解決の目途がたったからこその延期だと信じたい。
それにしても今回は厄介である。。
同僚と話したら、やっぱり5年前の学校改革の影響もあるだろうとのこと。
5年前のケースは、政府が導入しようとしていた学校改革に関する衝突だったので、ロックアウトになっても政府はなかなか介入しなかった。しかし結局政府が介入して終結することになり、あっさり組合が負けた。
そのせいで、それまで授業以外はどこにいてもいいというゆるい労働形態だったのが、フルで現場にいなくてはならなくなり、学校の先生の拘束時間は激増した。
それもあって、今回は労働条件の改善を求めるべく組合もがんばっているのだろうと。
ただ、その同僚いわく、それまでデンマークの先生が恵まれすぎていた面もあると。。
確かに。。11週間の学校休みがあって、うち新学期前の1週間は勤務でも、すでに充分の休暇があるというのに、娘が8年生のときに担任の先生が1か月休みをとったためその間代理の先生による授業になったのだった。
わたしでさえ娘が休みのときだけ休みをとっていたのに、学校の先生がそういう休み方もするんだ、、と恨めしく思ったものである。
もしロックアウトになったら、バッチリ5月のロンドン行きと日本行きにかぶるので、ぜひとも回避してもらいたいが。。
一応、両方空港での駐車場の予約をし、空港までの足は確保した。電車は止まることがアナウンスされているので。
ただ、5月11日にロンドンに行き、12日にロックアウトがはじまったら、14日にデンマークに帰ってこられなくなる、という事態になったら、、と思うと恐ろしい。
いやいや、空港が閉鎖されることはあるまいと思っているが。。
ランチタイムには、自分は無関係だと思っているひとから、日本に行けなくなるねーとさんざんいたぶられた。。
というか、ロックアウトになったら、自分は関係ないと思っていても、影響を感じないひとなんてひとりもいないと思う。
それだけデンマークは、パブリックの機能に依存しているので、たとえ民間で働こうが、そのために働けなくなるひとだって続出するはずである。
だからこそ、2回も2週間の延期が起きたのである。ロックアウトになったら、デンマーク経済に大打撃になるから。
2週間以内に解決することを祈るばかりである。
それにしても、最近は仕事が忙しい。
3月中旬まで暇だったのがウソのようである。
ポスキ直前にずっと何カ月も待っていたゴミ関係のプロジェクトのサンプルが届いて、早速実験を始めたら予想外の結果が出てその対応に追われているのと、奇しくもこれまたずっと眠ってたプロジェクトが、何が起きたのかリーダーが突然やる気をだしはじめ、タスクができたのと、そしてこれまたずっと音信不通だった元クライアントからコンタクトがあって手伝うことになり。
そして細々とひとりでやっていたプロジェクトも、パートナーから大型サンプルが届くことになり、これまたやることができ。
先週メンタープログラムも始まったので、そのボランティア仕事もあり。
こんなもの。。暇なときは、何もかもウンともスンともいわないのに、忙しくなると不思議なことにさらにやることもどんどん増えたり。
それでもひとつ、、まだ待ち続けている案件があるけど。。
本当ロックアウトも仕事も、結局予測がつかないということなのかもしれない。
じりじり待つというのがイライラしたりもするけど、どうしようもない。
何が起きても動じないようになりたいものだ。。わたしには難しいけど。。