引越し
やっとこの週末引っ越しをした。
なんだかんだ、引っ越しの準備以外にも、誕生日があったり、仕事で立て続けにいろんなタスクが入ってにわかに忙しくなったり、ひとに会ったりと、いろいろあった1週間。
誕生日は今年はささやかに、当日は娘とコペンまで食事しにいき、翌日会社の同僚を集めてケーキを食べるにとどまった。それでも、いい息抜きにはなったが。ずっとまともなものを食べてなかったこともあり。
そんな中引っ越しの準備は遅々として進まなかったが、水曜日にやっと理事会の会長代理のひとに、共同洗濯機やゴミだしなどプラクティカルなことについて聞くことができた。
気になっていた洗濯機は、使うひとはあまりいないので、予約システムはないが、なんと専用のコインを会長代理か別のひとのところで一枚10krで購入しなければならないという。普通のコインを使えると思っていたので、面倒くさいな~と思った。まぁ一度に大量購入してもいいが。
また引っ越しに伴い、この週末から新聞配達のルートも変わった。運よくルートは今までよりも簡単であったが、よりによって今回はクリスマス並みの多さで、忙しい合間にそれだけの量をこなせるようなまとまった時間がとれず、木曜金曜と二日にわたって配達するハメになった。
土曜日に家具を業者に運んでもらうということで、引っ越し当日だけでなく前日の金曜日にも前夫にヘルプに来てもらった。
狭いところを運ぶことになるので、ほとんどの家具をコンパクトにする必要があるという。娘の大きなクローゼットは分解しなければならないし、ベッドやテーブルからは脚を外さなければならない。
とりあえず狭い階段を下りなければならない2階にあった娘のクローゼットとベッドをそれぞれ分解し、1階に運んでクローゼットは再組立てを試み、娘は金曜日の夜だけは1階の居間で寝ることになった。
土曜日には、業者と約束していた時間よりも3時間も前に前夫をピックアップし、さらに別のテーブルや机から脚を外し、半分くらいの家具をすでに庭に出して業者がピックアップしやすいように準備したのだった。
これだけやったし、業者には2人のスタッフ派遣をお願いしたし、車で5分とかからない移動距離だし、1時間くらいで終わるだろうとタカをくくっていたら、、、
やはり例のジグザグ廊下がかなりの難所であると認識され、せっかく組み立てたクローゼットは早々にギブアップ、アパートの駐輪所で前夫がまた分解をし、パーツを運んで部屋の中でまた組み立てることになった。
ソファもわからないと言われていたけれど、なんとか運んでくれ、とりあえずクローゼット以外はすべて無事に運ばれたのだった。
なんだかんだ2時間以上かかったのだった。まぁ、家具も何気に多かったのかもしれないが。
そのあと、クローゼットを組み立て、机やテーブルに足をつけ、前夫を送り、娘と外に食べに行き、引っ越し当日じゃないと運べない本当に日常で必要なもの、ふとんや炊飯器、湯沸かし器などを運んだのだった。
そして日曜日は、居間に照明を入れ、引き続き旧居から荷物を運んだ。
大量に絵を運び、早速ドリルを駆使して、わたしの構想通りにジグザグ廊下に飾りつけをした。
手前から、ドイツの切り絵(自作)、バレンシアの皿、ポルトガルのタイル、タイの刺繍と飾ったが、案の定、すべて一緒にみえるのがなんともいえないコンビネーションでいい。
そうこうしているうちにあっというまに18時になり、IKEAへ。
とりあえず朝からロクに食べていなかったのでレストランで腹ごしらえをし、バスルームカーテンや、洗濯もの入れ、ゴミ箱、娘のベッド横に置くサイドボードなどいろんなものを購入した。
娘は、壁に鏡やマグネットボードなどをかけるのにドライバーとトンカチを使いこなすようになり、サイドボードは自分で組み立てたいとのこと。かなり時間かかっていたが、わたしの助けを一切なしで組み立てたのである。
いつもは、前夫にまかせきりだったし、初めて自分ひとりで組み立てたことにかなり誇りを得たようだった。
あとは、地下室に保管するような荷物を運ばなければならないが、来週の週末までにはすべて引き揚げて欲しいということなので、しばらくまだバタバタしそうである。
生活拠点さえ移ってしまえば、物の移動はゆっくりできると思っていたら、前夫も本格的に息子と二人暮らしをするためのアパート探しを始め、あさってだかには銀行とのミーティングもするという。なので、できるだけ早く旧居の片づけをしたいそうである。
てっきり、ひとりで育児は難しい前夫のこと、しばらくこのまま義父との同居を続けると思っていたが、義父宅のある市内のADHD専門の特別学級がある学校の校長ともすでに話しており、息子をその学校に転校させるべく、近くにあるアパートを探し始めたそうである。
それにしても、ひとりでの引っ越しはハードだと思った。
引っ越しは大イベントとはいっても、それでも普通の生活もあるわけで、仕事も容赦なくいろんなタスクが入り、残業をすれば娘からの「お腹すいた」コールが入る。
前回の引っ越しは、前夫と二人で役割分担ができ、基本的には夫が引っ越しに関する用事に集中し、わたしはペンキ塗り少しと荷物運びを手伝ったくらいで普通に家事を担当していたので、それほど大変ではなかった。
今回初めて自分がイニチアティブとって引っ越しをすることになって、初めて知ることも多かったし、すべてをひとりでこなすのはかなりハードだった。
まぁ、逆に充実感もハンパなく大きいし、新居の愛着も比べるべくもないが。
今後も、棚づくりやカーテン作りなど新居でのやりたいことはもりだくさんである。