お金の遣い方 | いまのしゅんかん

お金の遣い方

本当に超忙しい。

昨日帰化申請しようと大学の近くの警察にいったら移転していて、挙句に移転先にも行ったら水曜日は休みという。。事前に調べておかなかったわたしの落ち度ではあるが、ほかの曜日ですら午前中しか開いてないということもまったく予想していなかった。

来週の銀行のミーティングもそうだが、結局そういうプライベートの用事も普通に勤務時間中にあるので、そのかわり週末にある試験をしたりと、今のわたしの生活は完全にプライベートと仕事とのミックスになっている。

火曜日も、夕方用事があったので、市政選挙はランチ時に行き、また仕事に戻って夕方まで働き、用事をすませてそのまま夕飯をすませ、夜また大学に戻った。

 

昨日は友達のところに泊まりに行ったのだが、ご主人の話がまた興味深かった。

今のわたしは完全アパートのことで頭が占められているが、今回もまたローンのことについて聞くと、彼は変動利息の元金返済なしという、超安いローンで借りているらしい。いわばほぼタダで家に住んでいるものだとか。

しかも1年変動利息を選択していて毎年返済プランを変えることができるので、利息の変動にすぐ対応できるという利点がある。ただし、プランを変えるときには、銀行に15000krとか払わなければならない。まぁ、借りている額とか、内容によっても値段は異なるらしいが。

また、ある部分をリノベーションしたが、その費用もローンの上乗せで賄ったらしい。

わたしの同僚も屋根の修繕に100000krだかかかったが、やはり現金払いではなく、現行のローンに追加という形で銀行からお金を借りたと聞いていたが、どうもデンマーク人はそういうふうにして車を買ったり、キッチンをリノベーションすることが一般的だとか。

同僚と話しても感じたことではあるが、友達のご主人と話して改めてデンマーク人とのメンタリティの違いを実感した。

 

以前銀行とミーティングしたときに言われたが、「こんなに現金をもっていてどうするんですか?」と。

どんどんインフレがすすんでいるのに、価値が上がらない現金をたくさん手元に置いていてもかえって損しているという考え方である。

それよりも、今使うものに投資したほうがいい。車も周期さえ短くすればそれなりに売ることができるが、住居などは時間を経てもそれなりの価値を維持する。今現在利用でき、なおかつそのもの自体が財産となるのである。

 

わたしは、両親がとにかくお金を貯めこむ主義で家でさえローンせずに現金一括払いで購入したほどなので、借金してまで買うという感覚がなく、車のような小さなものもローンして買うというデンマーク人の考え方に驚かされた。

どうりで、平気で300万、400万円する車を買い、なおかつセカンドカーまで買う家が増えているわけである。お金がなくても、お金を遣うのである。

日本などお金があっても、遣わないひとが多いというのに。現金として眠っている資産が莫大にあるという話だが、デフレになるはずである。

 

将来の不安があってお金を貯めておくのだし、借金すると利息分を払わなければならないから結局は高くなるという理屈もある。

けれども、あまりにも将来のことを考えたり、どれだけ損するかどうかを考えるばかりに、今の生活を制限しすぎてしまうのもどうかなぁ、、と思う。やっぱり今を充実させたいとも思う。

このタイミングでのドイツ行きは痛い出費ではあったが、やっぱり念願のブンデスリーガ・ハンドボール観戦には感動させられ行ってよかった。そしてまた1月にヨーロッパ選手権観戦があり、第二ラウンド戦、準決勝、決勝と400km離れたヘアニングへの3度の往復でこれまたそれなりの出費になるが、またとない国際大会の決勝戦観戦を楽しみたいと思う。

そしてこの週末には娘がバレーボールの泊りがけのイベントに参加したが、娘はとても楽しんできたようだ。お金はかかっても娘に関する経費をケチりたくないと思う。

 

最近、離婚を機に、いろんなひとと生活に対する考え方を話して考えさせられている。

なかなか興味深い。