プロジェクト週間 | いまのしゅんかん

プロジェクト週間

娘の学年は今週プロジェクト週間で、「何かを作りだす」がテーマ、3人グループである模型をつくり、プレゼンもするという。娘たちは「遊技施設」で、レストランもあり、ジェットコースターのようなすべり台もあるような巨大パークを作ったという。

一応講義もあって、「創造性」について話を聞いたそうだが、幼児の脳の75%が創造する働きをもつのに対し、娘たちの年齢1213ではたった10%しかないと聞いてみんなでショックを受けたとか。

確かに、娘は小さいときは創造性豊かだった。日本にいたときなど、紙とか適当なものを使ってひたすら自分でままごとしていたし、デンマークに来てからも、よく小道具をうまく使いこなして「ごっこ遊び」していたものである。何か作る番組によく感化されて自分でも作ろうとしていたし、クリスマスのオーナメント作りも没頭していたものだった。

それが今や、、、。自分で何かを生みだすどころか、テレビやインターネットから受動的に情報を入れるだけ、ということにかなりの時間を費やしている。

まぁ、わたしも以前はよくいろいろ作っていたけど、今はものの見事に何にも作らなくなってしまったが、、。ついにファステラウンの衣装作りもなくなったし。

でも、このプロジェクトはなかなか楽しんでいるようである。昨日は3時まで、今日は4時までずっと作業していたそうだ。大きくなってだんだん考え方が凝り固まってきて創造性に乏しくなっても、みんなでアイデアを出し合って作るという作業は楽しいのだと思う。かなりうれしそうにプロジェクトの話をしてくれたのだった。

 

わたしもそんな1週間だった。

問題が発覚してああでもないこうでもないとディスカッションして、勤務が終わってからひとりで走っていてもそのことばかり考えて、フィンランド人にメールを書いて再度話し合って、アイデアを確認する作業をして。

単純なことに気がつかないし、というか、物事を雑にとらえ過ぎて何も考えてなかったことを認識して自己嫌悪に陥って苦しいといったら苦しいけど、楽しいといえるかもしれない。考える機会を与えてくれたわけだから。

明日も作業。残り一日がんばりたい。