ジャンプについて考えてみる | ツイズルのセカンドハウス

ジャンプについて考えてみる

昨日、『「7種類の3回転」って???』という記事を書きました。
こちら
 http://ameblo.jp/elizaveta-adelina/entry-10451412325.html

さすがに、あちこちからツッコミが入ったのか、夜になったら、原稿がさしかえられていました。
といっても、「私には3回転がある」という表現に変わっただけなので、それのどこがどう自信につながるのか、さっぱりわからない内容なのには変わりはありませんね。
国際大会に出て来る選手なら、ノービスクラスでも「3回転」は持ってますよ。

「7種類の3回転」という表現もですが、「ほとんどが3回転ジャンプを1種類しか持っていない」という部分も問題だったわけです。
ちょっとでもフィギュアスケートの知識を持っていれば、こんなのはウソだと分かるワケですが。
それを堂々と載せてしまうあたり、「知識、全くありませ~ん。」と暴露しているようなものです。
「誤訳」の範囲を超えてますね。


ところで、今回は「7種類の3回転」という表現が物議をかもしだしたワケですが、現在のルールに従ってジャンプを分類すると、「試合で使用してもよく、点数がつくジャンプは6種類」というのが正解です。

その6種類とはこちらです。
点数の高い順に並べてみました。
( )内にトリプルの場合の名称を入れてあります。
また、トリプルの基礎点も書いておきました。

1.アクセル・ジャンプ (トリプル・アクセル:3A)・・・基礎点 8.2点
2.ルッツ・ジャンプ (トリプル・ルッツ:3Lz)・・・基礎点 6.0点
3.フリップ・ジャンプ (トリプル・フリップ:3F)・・・基礎点 5.5点
4.ループ・ジャンプ (トリプル・ループ:3Lo)・・・基礎点 5.0点
5.サルコウ・ジャンプ (トリプル・サルコウ:3S)・・・基礎点 4.5点
6.トゥループ・ジャンプ (トリプル・トゥループ:3T)・・・基礎点 4.0点

これらの見分け方は、下記の動画が参考になります。

村主章枝選手の妹、村主 千香選手によるジャンプの種類解説



ところが、ジャンプにはこれ以外にも種類があるようです。
6種類以外のジャンプとは下記のようなジャンプです。

1.ウォーレイ(Walley)
2.ハーフ・ループ(Half Loop)
3.インサイド・アクセル(Inside Axel)
4.ワンフット・アクセル(One foot Axel)
5.ディレイドアクセル、オープンアクセル、スローイングアクセル、タックアクセル
6.トウレス・ルッツ(Toeless Lutz)
7.トウ・ウォーレイ(Toe Walley)
8.スプリット・ジャンプ(Split Jump)
9.バック転(バックフリップ)
10.バレエジャンプ
 ・・・・・等々、まだまだ分類して行くとたくさんあるそうです。
 
何故これらのジャンプが使われないかというと、見栄えがよくない、そのジャンプの性質上、回転数を多く得ることができない、現行のルールでは点数にならない、ジャンプ回数に制限がある、等が、主な理由のようです。

この中には、現行の採点ルールになる前には時折使われていたものもあるようですが、採点ルールが変わってからは意味がなかったり、逆にマイナスになったりということで、それらも試合で見ることはできなくなったようです。

今、特に、ルッツとフリップの跳び分けやフリップがフルブレードになるといけない、等、かなり厳しく見られるようになりました。
ですが、本当に跳び分けられている選手というのはあまりいないのが現状です。
きちんと跳び分けるには小さい頃からクセをつけないよう練習することが必要であるとも言われます。

見ている観客には、ルッツとフリップのエッジの傾き等は一瞬のことで実はよくわからないことも多くあります。
そこまで厳密に見る必要があるのか!?と素人としては思ったりするんですけれど・・・。


というワケで、いっそのこと、FlutzとLipを新しいジャンプとして加えてしまう、なんてのはどうでしょう?
ルッツやフリップより点数を低く設定する、と。

・・・もちろん、ダメですよね・・・・。