日本の両親とも仲良しになるピーナ嫁さん

フィリピンでは親を大切にするというのはよく知られたことですが、

日本に来ても同じですね。

私のことで恐縮ですが、ピーナ嫁さんが来日して３日目に私の

両親に会いに行こうと言うのです。

　　　　　　　　　　　　　(のいばら）

当時両親は 本人達の希望により介護センターの同じ部屋に起居して

いました。　　部屋に入ると父はにっこりと笑って迎えてくれましたが

母は ちょっととまどいを見せました。　　いきなり　ピーナ嫁さんは

走るように近づき 両親のホッペに ご挨拶の チュー をしたでは

ありませんか。　　両親にとってみれば　９０歳にして

初めての経験で　驚きを隠せませんでした。

初対面のハプニングとはいえ、両親は　それが　親しみを表現する

ふるまいであることは　すぐに分かったようです。

それ以後 ２週間に一度は　ピーナ嫁さんの方から　会いに

行こうと言ってくれます。（おみやげは　勿論　バナナ）。

両親が　言葉も通じないのに ピーナ嫁と

意思が通じた ほのぼのとした

一瞬でした。

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