トラムに乗りたかった | EleMariRai @ JB

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三人の娘たちとフルタイムのワーキングマザー。
マレーシア最南端のジョホールバルでのあれこれを綴ります。

本日のメインイベントはコロッセオ。予約は12時半からなので

午前中は「真実の口」へ先に行ってみることにしました。

 

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お宿からは、UNHCRの前を通ってベーカリーのPanellaまで。

 

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朝ごはんを食べながら、行き方をネットで探していたら、

トラムを乗り換えれば、近くまでいけるみたいだったので、

オッタビオの停車場で待っていたんですけどね。

待っても待ってもトラムは来ない!

 

で。調べてみたら、共和国広場で立候補者の集会をやっている

ようなので、あっさりあきらめてメトロに乗って行きました。

 

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「真実の口」まで、Circo Massimoに沿って歩きました。

ローマ時代の円形闘技場跡だそうで、背景にはパラティーノ。

 

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「真実の口」があるのはサンタ・マリア・コスメディン教会。

有名な顔のあるこの石板は、どうやら井戸もしくは下水溝の

フタではなかったか?と考えられているそうですが。

行列は思ったほど長くはなかったので、ホッとしました。

 

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この教会、ギリシア人のために6世紀に創建されたそうです。

装飾過多なバロックよりも、こんな簡素な教会の方が好ましい。

なお。ここの売店の品揃えはなかなかで、来年のカレンダーや

しおり、絵葉書などを買い込んでしまいました。

 

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さて。教会を出たのは11時半。

コロッセオの予約時間までは余裕があったはずだったのに。

選挙のせいでバスが迂回をしたり、戻ったりと散々な目に遭い

Circo Massimoからひたすら徒歩で北上する羽目になりました。

カラカラ浴場も時間があれば行ってみたかったんですけどね。

なんとか予約時間にたどり着くことができました。

 

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ローマパスでサクッと入り、一階へ。

中へ入ってみて、コロッセオの大きさを改めて実感します。

 

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ツアーに参加した人だけが地下へ入ることができるとのこと。

渋ちんエレン曰く「地上だけだって見きれない」だそうです。

 

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こんな建造物が2000年以上も昔に造られていたってことも、

壊されもせずに残っているってことも、素晴らしいと思う。

と同時に、ローマンコンクリートの堅牢さにも驚きました。

 

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2階へ。あちこち補強されているのは、当然と言えば当然。

こんなに観光客に会うのも、イタリアに来て初めてかも(笑)。

 

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お高いローマパスで入場しておりますが、こんな地道な作業が

繰り返されているからこそ、世界遺産を守れることにも納得。

 

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コロッセオの前にはコンスタンティヌスの凱旋門。

歴史で勉強した名前が次から次に登場してくるのですが、

リケジョの私とエレンは、学生時代にさぼったツケが(笑)。

 

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そして。お向かいには次なる目的地のフォロ・ロマーノ。

 

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3階もツアー客のみが入れるので、また1階へと下りました。

1階が元老院階級の席、3階からが市民の席だったそうです。

よって。ここにはボックスシートが並んでいたのでしょうね。

 

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5万人を収容できたコロッセオ。

床には厚い木の板が張られていたそうです。

 

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フォロ・ロマーノの入り口にはティトゥスの凱旋門。

ここから続く道は、聖なる道と呼ばれています。

 

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中世には放牧地だったらしいフォロ・ロマーノ。

19世紀まで忘れ去られていた(=眠り続けていた)建造物が

立ち並んでいる様子は、本当に素晴らしいものでした。

 

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ロムルスの神殿。

 

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アントニヌス帝とファウスティーナ妃の神殿。

 

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そして。常に続けられているであろう修復作業。

 

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あちこちに遺跡の一部であったであろう石が転がっていて、

みんな気にもせずに腰かけているんですけど。

 

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疲れているであろうエレンも座ってしまい、写真撮影を(笑)。

 

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復元されたクーリア。

 

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セヴェルスの凱旋門の後ろには、聖ルカ・マルティナ教会。

フォロ・ロマーノの一部と思われるくらい隣接しています。

 

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その後はパラティーノの丘へ。

貴族や有力者、皇帝たちのための住宅地だった場所です。

 

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ここまで来ると、ほとんど観光客はいませんでした。

 

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ドミティアヌス帝の公邸跡。アウグスティヌス帝やネロ帝の

建物を撤去した後に、新たに建築されたんだそうです。

 

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で、こちらは官邸(Domus Flavia)。池や橋がありました。

 

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庭園兼馬場だったSTADIO。

これだけ歩き回ったら疲れちゃって、そのまま道なりに

入り口まで戻ってコロッセオの前まで行ってしまいました。

後でテラスからフォロ・ロマーノを見下ろしていないことに

気づきましたが。暑かったしあれで精いっぱいだったと思う。

 

さて。ひたすら歩き回ったせいか、お腹が空いたエレン。

お宿までは歩いて帰れる距離ではありますが、ご機嫌が悪く

なってきたので、メトロで一駅の「Cavour」で降りました。

 

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オシャレという評判のモンティ地区にあったトラットリア。

地元の人が行くような路面店で、私はトマトのラビオリを。

 

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明日は帰国なので、カルボナーラを食べてみたかったですが。

ローマのカルボナーラはベーコンではありませんが、グアン

チャーレ(豚のほほ肉)を使うので、やはり食べられませぬ。

ということで。エレンは最終日にもカチョ・ペペを。

 

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それがね。おいしかったんですよ。それも初日のほぼ半額!

果たして。Osteria Da Fortunataの大行列にはジモティーも

並んでいたんだろうか?