Pasir Salakで寄り道 | EleMariRai @ JB

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三人の娘たちとフルタイムのワーキングマザー。
マレーシア最南端のジョホールバルでのあれこれを綴ります。

Teluk IntanからはPasir Salakを経由して夕方Lumutに到着。

地図上で確認した限りでは、ペラ川の河岸にはサルタンや他の

王族のお墓がいくつもあるようです。ジョホール王国の首都が

ジョホール川沿いに何度も遷都したのと同じ理由なのでせう。

 

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Pasir Salakは、マレーシアの歴史ではとても重要な出来事の

一つである、バーチ暗殺事件が起こった場所です。

大きな博物館があり、そこの学芸員の方が一緒に回りながら、

詳しい説明をしてくれたのが、とても楽しかったです。

 

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クリスの個人コレクションが寄付されていて、バリやジャワ、

スマトラ等の珍しいクリスがたくさんあったのですが。

この学芸員さん、本当にたくさん知識があってすごいんです。

「うちにもクリスあるんだよ」と、夫が写真を見せたら

「あ~。これはパタニのですねえ」と即答されました。

 

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敷地はとても広く、民家も数軒ほど移築されています。

これは1875年11月2日にバーチが殺害された場所を示す碑。

 

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そして初代駐在官であったバーチの記念塔。英国政府が建立。

確かバーチの記念時計塔もイポー市内にあったと思います。

 

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建立当初からあったと思われるトゲのある鎖。

 

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興味があったので近くで観察。ちょっとパンクっぽい(笑)。

 

なお。バーチのお墓はTeluk Intanからここまで来る途中の

オイルパーム・プランテーションの中にあるんだそうです。

彼の通訳だったMat Arshadのお墓も、まあまあ近くにあって

彼らが埋葬された頃は、英国の砦があった場所だとのこと。

今やオイルパームに囲まれて探すのは難しいかもしれない。