Teluk IntanからはPasir Salakを経由して夕方Lumutに到着。
地図上で確認した限りでは、ペラ川の河岸にはサルタンや他の
王族のお墓がいくつもあるようです。ジョホール王国の首都が
ジョホール川沿いに何度も遷都したのと同じ理由なのでせう。
Pasir Salakは、マレーシアの歴史ではとても重要な出来事の
一つである、バーチ暗殺事件が起こった場所です。
大きな博物館があり、そこの学芸員の方が一緒に回りながら、
詳しい説明をしてくれたのが、とても楽しかったです。
クリスの個人コレクションが寄付されていて、バリやジャワ、
スマトラ等の珍しいクリスがたくさんあったのですが。
この学芸員さん、本当にたくさん知識があってすごいんです。
「うちにもクリスあるんだよ」と、夫が写真を見せたら
「あ~。これはパタニのですねえ」と即答されました。
敷地はとても広く、民家も数軒ほど移築されています。
これは1875年11月2日にバーチが殺害された場所を示す碑。
そして初代駐在官であったバーチの記念塔。英国政府が建立。
確かバーチの記念時計塔もイポー市内にあったと思います。
建立当初からあったと思われるトゲのある鎖。
興味があったので近くで観察。ちょっとパンクっぽい(笑)。
なお。バーチのお墓はTeluk Intanからここまで来る途中の
オイルパーム・プランテーションの中にあるんだそうです。
彼の通訳だったMat Arshadのお墓も、まあまあ近くにあって
彼らが埋葬された頃は、英国の砦があった場所だとのこと。
今やオイルパームに囲まれて探すのは難しいかもしれない。