まあ、うちの子ら、上の口を持つでしょ。そして「あ~ん」っていうと、自分から口を開けてくれるんですね。
ですから、薬をやったりするのがとっても楽なんです。
私がなにをやろうとしているのか、ちゃんと解っている。薬をあげる前からね。
で、嫌そうな顔はするんですね。でも、仕方なしにあ~ん。早く終わった方が良いからですね~。
まあ、一切の抵抗は無い。私が取る行為に不安を感じていないからなんですが、
ごく普通に薬を飲むよ。はい、あーんして~。ってね、薬をあげていたわけでして、するといつの間にか自分で開けるようになったんですね。どの子らも。
自分に対して飼い主がなにをやろうとしているのか、ちゃんと理解しているからこそなんですね。
だから、怖がることもなく、仕方ねえな~・・・ってね、自分から口を開けてくれる。
これがね、薬を飲ませることに専念している飼い主さんの場合、愛犬の嫌がる気持ちにちっとも気づかず、ただ、薬をあげる行為しかとっていないんですね。
嫌がる事をされる不安、気持ちなんて一切考えず、ただ薬を無理矢理ねじ込まれる不安。
相手となる犬の気持ちを酌み取って薬をあげたら良いんだけどね、なにせ、飲ませないといけない!っていう思いに駆られてしまっている。
だから、手が伸びてきた瞬間、相手のこと考えることもなく、力ずくでやろうとするわけでしょ。それが心のこもっていない人の動作をね、怖がるんですよ。
だから、逃げ出したり、頭を振って飼い主の手を振りほどこうとしたり。まあ、思わず噛みついてしまう子もいることでしょう。
もう少し、愛犬の心に寄り添った付き合いすれば良いのにね~・・・ってね、いつも思うんですけどね。
まあ、1度に一〇錠以上やるヤツが、何言っているんだ・・・っていう声が聞こえてきそう(笑)
それも解った上で、犬たちはちゃんと飲んでくれる。あまりにも数が多いと、何度かに別けてあげるんですが、途中で逃げ出したりしないんですね。ちゃんと何をやっているのか、その意味を理解させるように話しかけるからなんです。
お前、コレ飲んだら、体が楽になるんだぞ。早く治って楽になろう。
そうじゃないと、今のお前を見ているオレのほうが、辛いんだぞ?
ってね、まあ、ウチの子らは、すべて話しかけて通じるように心を育てていますから、ちゃんと伝わるんですよね。気持ちが。
だから、あ~んして。っていうと、口を開いてくれる。その開いたところにできるだけ奥にね、薬を入れ込むだけ。
おお、ちゃんと飲んだね?ってね、笑顔で頭を撫でる。
そうやって気持ちを受け止めてくれるようになる付き合いをすれば、ちゃんと怖がらずにやってくれるもんなんですよね。
それには、本当の意味での抱きしめが絶対に必要なんです。
抱きしめて育てる。
これを薬を飲ませる行為に専念して、肝心の愛犬の心をまるで理解出来ない付き合いのように、ただ、抱きしめることに専念させるとね、嫌がるのは当然なんですよね。ただ、カタチで抱きしめているだけで、肝心の心と心のやりとりってもんができないから。
すべてが抱きしめて育てることによって、悩みは解消されるんです。
それは相手の気持ちを理解した上での抱きしめだからなんです。
無理矢理抱きしめても、最初は絶対に上手くいかないでしょう。
まあ、ウチの子らはね、そうやって幼犬のときから抱きしめて育っていますから、抵抗はしないでしょう。逆に抱きしめられることに対しての喜びを見せてくれるはず。
ただし、そうやって育っていない犬たちがね、人間の抱きしめる心地よさを理解するまでは、無理強いせず、相手の気持ちを酌み取って段々と抱きしめる心地よさを実感させなければならないんですね。
まあ、ブログ内の検索で「みぞれ」で調べてみてください。
ウチにも、人が取る行為に恐怖を持ってしまった出来事があったんですよね。
で、みぞれを正面から付き合うようになり、今では重い体をドスンって私に横たえてくるようになってね、撫でてくれってね。そんな子になってね。
すると、誰が来ても触ってくれ。ってね、優しく寄っていって撫でられて笑っているんですよね。
口を開けて薬を入れようとするものなら、パニックを起こして思わず噛みついていたくらいの子が、今では仕方ない・・・てね、口を開いて薬を飲んでくれる。
人が取る行為ってのは、無理強いすることが原因なんですね。
相手となる愛犬の心を感じるよりも、まずカタチで思い浮かべた行為を取ろうとするのが、更に原因を悪化させてしまうんですよね。
これは散歩もそうなんです。
今まで色んな飼い主さんを見ていたら、引っ張る行為を受け止めてそれに付き合ってあげている。
これは良いことなんですよ、自分の子の引っ張りに優しく付き合っているってことなので、あまり気にされていないはず。引っ張ってもなんとか止めることができる余裕があるからなんですね。
ただ、そうじゃない人もいる。そんな人は自分の心が弱いクセして、愛犬に対して厳しく接する。引っ張らないように、何度も何度もノンノン言いながらね・・・。
私、引っ張らないからよく解らない。
ウチの子ら、引っ張らない。ただ、たくさん連れて行くと、若い男に多いんですが、上の男の横から離れたいって子らが、まっすぐ歩かず、歩く場所探ししたりすることあるんですが、まあ、そうやって群れの中で自信を積み重ねていくと、そんな行為を取らない子に育つんですよね。
逆に女の子のほうが、どうも私に寄り添って歩くことを望んでいる。
リアとかね・・・。
そうやって、横にくっついて歩くことを教えられているからなんですね。
米国でショーに出ないといけないから、歩行訓練とか最低限のことをやっていたみたいで、ランディを含め、みんなそうでしたね~、成犬で来た子らってのは。
まあ、仕方ないからそれに付き合っていると、段々と変わってくるもので、こうしなければならない。ってこと言わないから、自分で歩く心地よさを見つけ出して、一緒についてくるようになっていますけどね。
そうすると、大抵左側で私にベッタリ寄り添って歩いていたリアが、右を歩くようになってね(笑)
まあ、一〇人以上とか、たくさん連れて行くと、どうしても私の左側だけに立って歩くことできないからね(笑)
それは仕方ない。普段は左にいるんだけどね。
左でにくっついて歩かないといけない。
だから、もの凄く怖がっていたんですよね~。最初は。
今はどこでも見渡せて、その刺激とかね、受け入れることができるようになったんですが、リアはね、何本もリードをかみ切ったことがあるんですよね。
分離不安が超酷くてね~。
ウチで暮らすようになる前からだったんですよね。だからリアのリードが真ん中で結んであったな~(笑)
それもね、抱きしめる。心から抱きしめることでね、カミナリの音も克服したしね。
今ではへっちゃらなんですよね。
抱きしめられる事にランディ以外は慣れていなかったんですね、そんな人との付き合いがなかったようでね~。
人のことをちゃんと理解していないとね、そこに漠然とした不安を感じてしまう。その不安が積もりに積もって、自分の身を守ろうとするようになってしまう。
それが噛みついたり吠えかかったり、完全に飼い主に対して意識を持っていない子に育ってしまうんですね。
それを解決するのが、抱きしめて育てる。たったこれだけなんですね。
一方通行の行為ではなく、お互いが求め合った抱きしめなんです。
それだけで充分満足するんですね。そんな機会をね、常日頃心に持ち続けているんですよね。で伝えてくるんですが、自分のことを優先するあまり、飼い主は普段の生活でまるっきりその気持ちに気づいていないんですよね。
ほんのちょっと手を休めて付き合えば良いんですよね。それで心が穏やかに生活できるようになってくると、今はできないから、もうちょっと待ってね。
っていうこともちゃんと伝わるようになるんですよね。
それをダメ!ってね、教えようとする。
だから、解らないんだってね。相手の気持ちを解った上で、今はちょっとできないから。ってね、そんな気持ちで毎日を接していたら、不安なんて感じることもない子に育つんですよね。
そうやって一つ一つ、不安を感じたとき、手を差し伸べるタイミングが、いつの間にか解るようになってくるもんなんですよね。だって、すぐに愛犬の気持ちの変化に気付けるようになっているから。
飼い主ってね、愛犬にかなり無理強いしていることあるんですよね。
無理強いしたらね、
こんなことなんてできやしない。
小型犬のトイプーくろは&ゆき、ダックスのみくもね、引っ張らない子に育っていますよ。これは大型犬だけじゃないんですね、犬は心が満たされると、穏やかに行動するんですよね。
