佐倉の桜&酒々井の酒~千葉駅「桜花」(980円) | 駅弁ブログ ライター望月の駅弁いい気分

佐倉の桜&酒々井の酒~千葉駅「桜花」(980円)



総武本線の佐倉駅にやってきました。

入ってきたのは、E217系電車の15両編成、

成田空港からの快速電車です。

成田空港行きの下り列車には

「エアポート成田」の愛称がありますが、

上り列車は、無印の快速列車なのも特徴。

JR佐倉駅は、昔からの中心部から外れた場所ですが、

京成の佐倉駅と路線バスで結ばれています。

最近は駅周辺に、ロードサイド店も多く開店・・・。


佐倉といえば、東国における蘭学研究の拠点、

てことで、オランダっぽい景色が見られます。

印旛沼の畔にある「佐倉ふるさと広場」は、

チューリップがいっぱい&桜並木も・・・。

訪れた日は佐倉城址の近くの桜も見事でした。

これぞ、「佐倉の桜」!



せっかく、「佐倉の桜」を愛でたら、

「酒々井(しすい)の酒」へ足を伸ばしてみては!?

飯沼本家は、酒々井の地に300年続く蔵元。

併設された古民家を移築した「酒々井まがり家」では、

「利き酒セット」や「酒蔵のまかないカレー」など、

蔵元ならではの味をいただくことが出来ます。

ちなみに、鉄道では、佐倉駅から

総武本線で1駅、南酒々井の駅が最寄り。

駅からも歩いて10分ほどです。



さて、千葉の花を愉しみながらいただきたい、

千葉駅弁といえば、万葉軒さんが、

今週末(4月12日)まで販売している

季節限定駅弁「桜花(おうか)」。

いわゆる「お花見駅弁」ですね。



調製元を「万葉軒」と申し上げましたが、

正式には「株式会社リエイ 万葉軒千葉工場」。

ま、合併もろもろあってのことなのですが、

「万葉軒」の屋号やロゴを残してくれているのは、

駅弁へのリスペクトがあって、とても嬉しいところ。

なので、敬意を込めて、当ブログでは引き続き、

分かりやすい「万葉軒」の名前で紹介します。




【お品書き】

金目鯛の浜焼き

豚肉姫竹巻

豚肉アスパラ巻

豆腐ハンバーグ、玉子焼き

鶏つくね ケシの実添え

菜の花おひたし、桜蒲鉾

煮物(里芋、筍、高野豆腐、人参、蕗、絹さや)

茶飯(錦糸玉子、あさり生姜煮、かにフレーク、

   桜でんぶ、桜花塩漬け)

はんなり漬


桜花の塩漬けが入っていると、ふたを外した瞬間に、

フワッと、桜っぽい春の香りが漂って、

一気に気持ちを「春」にしてくれますよね。

他の駅弁と共用と思われる食材もありますが、

なかなか手が込んだ造りになっているのが嬉しい限り。

しかも、比較的あっさりとした味付けで、

ドギツイ感じが無くて、好印象です。

特に気に入ったのが、「豚肉姫竹巻」。

「へ~、豚肉って、筍に合うんだ」と思ったくらい、

ちょっぴり新鮮な食感でした。

今年は、記念すべき「駅弁130周年」!

この週末、千葉エリアで駅弁を食べる機会がある人は、

桜の季節の締めくくりにいただいてみては!?