“松坂世代”の名駅弁!~札幌駅「SL弁当」(1100円)
昭和55年発売、駅弁界の松坂世代といってもいいのが、
札幌駅立売商会の「SL弁当」です。
去年8月、発売30年を前にリニューアルされ、
より北海道色、高級感ある駅弁になりました。
昭和55年というと、山口百恵引退、松田聖子デビューと、
アイドルの世代交代があった時代。
一方、北海道の国鉄でも、それまでの函館中心ダイヤから、
今に続く、札幌~(新)千歳空港中心のダイヤへと大転換を
遂げた時代でもありました。
なお、「C11 171」というのは、
NHKドラマの「すずらん」をきっかけに復活した機関車です。
いくら・うに・ほたてなど多すぎず、程よく乗っているのは、
幕の内ならではの上品さですね。
食べごたえはそのままに、
いいリニューアルが行われたんじゃないでしょうか。
で、このご飯とおかずの配置、よ~く見ていただくと!
実はちゃんと「SL」をイメージしたものになっているんです。
(昔からですが…)
フタを開けると、ちゃんとフィルムも入っています。
なお、弁当の紙箱は、ペーパークラフトにもなっています。
弁当箱で貯金箱、釜などは、よくありますが、
遊べる弁当箱というのは、実にナイスアイディア!
ちなみに、北海道で冬のSLが見られるのは、
釧路周辺の釧網本線「冬の湿原号」。
(画像は2009年の冬の湿原号・逆向き)
真っ白な雪原を真っ黒な煙を上げて走るC11という、
白と黒のコントラストに、茅沼駅のタンチョウが彩りを添えます。
誰もが池中玄太になってみたいと思う瞬間…。
そういや、「池中玄太80キロ」も、第1シリーズは、
昭和55年のドラマでございました。