二日間の東北への旅ふりかえり
仙台から1時間ほど車を走らせると石巻にさしかかる
僕の記憶が正しければ
子供のころ、新沼慎二のふるさと万石浦に釣りに行って以来じゃないかと思う
石巻にさしかかっても、復興がすすんだせいもあり、最初は被害の様子はそんなに感じられなかった
が・・・
車を走らせていくと、石巻も場所によって、大きく損壊したままの家屋が目立つようになってきた
万石浦も、地盤沈下のせいか、海面が近いように感じる
万石浦は、本当にきれいだし、独特の景色
昔、釣りに出たとき
「海なのになんであさいの~?」
って思ったんだった
万石浦を過ぎて女川へさしかかると
見えてくる
あぁ・・・
言葉を失う・・・
10月に、AEDの寄贈で代理人(秋季練習中で僕はこれず)が来た時よりは、それでもだいぶきれいになってきたと、人のちからはすばらしい
丸ごと横倒しになったままのビル
こんな様子・・・普通ではありえないが、横倒しのままの建物は何棟もある
道があるのかないのか・・・それでも整備されてきたであろう道を、何回か間違えながらも女川の体育館へ到着した
女川の総合スポーツ施設は本当にすばらしかった
陸上競技場、大きな体育館、野球場
野球場は、いま仮設住宅がびっしり建設されている
野球をできない野球場
近い将来、必ず球児をそのマウンドにもどすからな!
本当に素晴らしいスポーツ施設が
一日もはやく本来の活気ある姿に戻ることを心より祈ってます
二日目は本宮へ
郡山から東北本線で本宮駅まで
雪国特有の、ボタンを押さないとドアが開かない
乗ったら(閉)ボタンをおして、ドアを閉めるシステム
仙山線でなれた僕が「ボタンを押してくださ~い」なんて教えながら乗ったが
一人別便で移動してきた藤江は間違いなくボタンを押さずに外で立ち尽くすであろうと
メールで電車への乗り方をレクチャーしておいてもらった
(藤江は当日入りで名古屋からわざわざ本宮まで来てくれた。「体力的にしんどいから今回はやめろ!」と、僕が止めたにもかかわらず、「俺の体力ナメトンカコラァ~!俺は福島ぜったいいくんじゃぁ~!」と、新幹線を往復4本も乗ってわざわざ日帰りで来てくれた。本当に頭が下がる)
本宮駅は雰囲気があっていい駅だ
中にすごく温かく感じる丸ストーブおいてある
日本にある丸ストーブのなかでもトップクラスに感謝されていると思う・・・彼は
(たぶんトップはトマム駅にあったやつだと思っている、俺がいままでいった中では・・・)
安達太良山も美しい
AEDの中にはちゃっかり僕の名前も書いてあった
このAEDが使われないことを祈ります
有効に活用されてはいけないんですよ
寄贈式後には野球教室
野球教室の様子も伝えたかったんだけど
みんな総出で手伝ってくれてるので、撮影不可
最初は藤江の関西弁に圧倒されながらも(関西人との出会いは東北にいてはなかなかない。俺だって生の関西弁は大学に入ってから初めて聞いた)、最後は藤江のストレートを打ち返すことに!!!!
福島の野球少年はやっぱり「熱いぜ!」・・・あれ?ん?
加賀ちゃんの話題がここまでないが、女川の少年にプロの厳しさを教え込んでいましたよ。デッドボールで泣かせるという離れ業で・・・
本当に、笑いあり涙あり
大収穫の二日間でした
今回の野球教室は「Save Lives Japan」活動の一環としておこなわれました
今シーズン10試合登板につき1個のAEDを被災地の小学校に寄贈するという活動をしてきましたが
その寄贈先で野球教室も同時に行えたということで
とてもうれしく思っています
少年スポーツの現場にAEDを普及させたい、というのが僕の願いだったので
それをかなえてくれた僕のマネジメント事務所のグローバルアスリートのメンバー
フィリップス エレクトロニクスジャパンの皆さま、ペタビットの皆様、我らがDeNAベイスターズの加賀、藤江両氏に心より感謝申し上げたいと思います
本当にありがとうございました
ではまたm(_ _)m