100円のコーラを1000円で売る方法
永井孝尚

マーケティングがわかる10の物語というサブタイトルと、今売れているマーケティング本と紀伊国屋でプッシュしてたので購入。 IBMの現役社員が書いたとみて、ちょっと引いたけどまー、同じような職種の人が何を考えているか理解できるかと思い読むことに。 1時間もかからず読み終わりちょっとコストパフォーマンスが見合わなかった......ただ、内容は現在の不景気な経済下でのマーケティングのポイントが読みやすく簡単に表されており、共感とともに勉強になった。 いずれもマーケティングとしては基本的な内容だけど、本の主人公のように営業部から企画部、マーケティングに転属、転職した人、もしくは新入社員にはうってつけの本で、コトラーやSWOT、ブルーオーシャン戦略などまー、マーケティングとして耳障りの良いものを抑えていると思う。
実際に外資系ITのマーケティングにるけど、日々のOperationや、会議に忙殺されて基本的なことがかけ落ちるという失敗をすることがあるので、たまにこの手の教科書本を読むと客観的な視点で考えられるから良いな。
でもこの手の本読めば読むほど、横文字、バリュープロポジションとか....やはりマーケティング手法は欧米の手法が席巻してるなーと思う。 トヨタのカンバンとかホウシンとかではないけど日本発のコンセプトとか、アジア発のマーケティング手法てほとんど聞いたことがない、、これはやはりマーケティングって発想自体が欧米からだから、いつまでたっても日本は後発になるんだろうか?? 確かにクリエイティブなアイデアって本社のアメリカ人にかなわないって肌で感じることがあるだよなー、、、これはやはり教育環境とかもあるのかな....日本オリジナルのマーケティングコンセプトが世界に通用する、、こんなことができればいいなと思う。
でもまー、それがマーケティングのチャレンジしがいがあるところだな。