裁判官のブリーフ問題 | 手持ちの英語を使える英語にする「話すための英語」

手持ちの英語を使える英語にする「話すための英語」

人見知りでも口下手でも英語が身につくメソッドです。学生時代に英語が苦手だった方、これまでいろいろやったけど効果が今一つだった方に。

裁判官がブリーフ姿をツイッターに載せたと話題になっていますね。

批判、容認論さまざまあるようですが

私は、別の視点で。

「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル著

によると、


人は、いいことをするといい気分になり、

衝動的になりやすいのだとか。

いいことや、

周囲の期待にそった行動、

道徳的に正しいと信じられている行動をとると、

その後は、

「少しくらい悪いことをしても構わない」と思ってしまう。

そういう反応をするのが人間の脳だということが、

研究の結果わかっているのだとか。



警察官や、教師、聖職者など、

道徳的行動が求められる人ほどハレンチな犯罪に手を染める理由も、

そう考えると納得がいきます。

普段から道徳心高く職務を遂行しているがゆえに、

「頑張っているんだからちょっとくらい自分にごほうびを」

と悪いことをしても構わないと思ってしまう。

自己正当化を行ってしまう。



あるいは、その行動規範をプライベートにも強いてしまって、

がんじがらめになったその反動から

衝動的な行動をとってしまい

失敗につながるのではないでしょうか?




周囲の期待と多大のストレスにさらされていた

クリントン元大統領や、

タイガーウッズが女性問題を起こしたのも

同じ脳の働きによるものだったと紹介されていました。



だから逆に私は思うのです。

この裁判官のように、

普段から少々はめを外してお茶目なことをしてしまう方の方が

バランスがとれ、

本当の事件をおこさないで済むのではないかと。