英文法の悪役2人衆 | 大人が英語学習で成功する方法:高卒&28才からの英会話で英検1級&TOEIC975点ゲット!

大人が英語学習で成功する方法:高卒&28才からの英会話で英検1級&TOEIC975点ゲット!

英語にまったく縁のなかった僕が、28才からのやり直し英会話で、
どうやって33才までにTOEIC900点超&英検1級をゲットしたか?を公開します。


昆虫の世界では、人間たちからいつも嫌われている種類がいます。たとえば、「ゴ○ブリ&ハエ」

 


子供に嫌われる野菜の代表格は、「ピーマン&セロリ」

 


同じように、文法の世界にも、嫌われ者の悪役2人衆がいます。僕が今まで文法クラスやTOEICクラスを教えている中で、英語学習者のみんなのリアクションから、この2人衆が一番の「嫌われ者」じゃないかなぁ・・・と思っています。

 


それは・・・

 


自動詞 (じどうし) & 他動詞 (たどうし)

 


のコンビです。

 


きっと、みんなの中に中学&高校の頃の忌まわしい「わけ分からん文法用語」の代表格として、この2人衆の名前が耳に残っているのかもしれませんね。

 


この言葉を口にしただけで、顔をゆがめる人が多いです。他の「いかにも難しそうな」響きのする文法用語、「関係代名詞」とか、「現在完了」とかも嫌われ者ですが、自動詞&他動詞のコンビが、一番嫌われ者のような印象です。

 


でも、実はそんなに悪いやつらじゃないんです。

 


実際、このふたりを味方につけると、英語の会話の中でも、TOEICの文法問題でも、すごく力を発揮してくれます。

 


僕も、TOEICの文法問題などを教えるときには、この自動詞&他動詞コンビの話を抜きに解き方を教えることはほぼ不可能です。

 


でも、このふたりの名前を出しただけで、みんなが「うわっ!」って表情になります。

 


でも、この自動詞&他動詞のコンビは、みんな「食わず嫌い」になっているだけで、実際に「試食」してみると、そんなに悪いヤツじゃない!ということに気づく人は多いです。

 


そこで、今日は先入観を捨てて、このふたりの「試食」をしてみてください。

 

 

ひとり目

ひとり目の特徴をひと言で言うと、


「ほぅ~!」


です。


まずは、これを見てください。
 ↓

I walk.

私、歩いてます。(ふだんから)


ほぅ~!そうなんだ!


I run.

僕、走ってるんだ。(ふだんから)


ほぅ~!えらいですな!


I surf.

俺、サーフィンやるんだぜ。(ふだんから)


ほぅ~!カッコいいねぇ!

 


以上です。これがひとり目。

 

 

ふたり目

ふたり目の特徴をひと言で言うと、


「何を?」


です。


これを見てください。
 ↓

I like.

俺、好きなんだ。


I have.

私、持ってるの。


I eat.

僕、食べるんだ。

 


これを聞いて、どう思いました?


なんか、消化不良じゃありませんか?


何か、聞きたいことがありませんか?


そう!

 


「何を?」「何が?」

 


って聞きたいですよね!

 


そうなんです!これがふたり目の特徴。

 


ふたりを見比べてみると・・・

もう一度、おさらいしてみましょう。

 


ひとり目

I walk. (主語+動詞

私、歩いてます。(ふだんから)


ほぅ~!そうなんだ!


↑この文章は、主語+動詞だけで言いたいことが分かります。これだけで「自己完結」しています。「自己完結している動詞」だから・・・「自動詞」と呼ばれています。

 

 

ふたり目

I like. (主語+動詞

俺、好きなんだ。


え?何を?

 


気になりますよね?動詞だけじゃあ、言いたいことが半分しか伝わっていませんよね?

 


I like sweets.

俺、好きなんだ、甘い物が。

 


ふぅ~!これでスッキリしました。

 


動詞だけでは足りなくて、「他の情報」を持ってきました。「他の情報」も必要な「動詞」を、「他動詞」と言います。

 


他の情報は、「何が?」だけじゃなくて、「誰が?」でもOKです。

 


これだけです!

けっこうカンタンだと思いませんか?

 


ちなみに、さっきの文章、

 


I like sweets. (主語+動詞+その他


の「その他」の部分を、「目的語」って呼びます。

 

 

もっとカンタンに記号で表せる!

「主語」とか、「動詞」とかって、何となく長くて堅苦しくて、言いづらいですよね?


主語を英語で「subject」と言います。

それを短くして、「S」と呼びましょう。


動詞を英語で「verb」と言います。

それを短くして、「V」と呼びましょう。


目的語を英語で「object」と呼びます。

それを短くして、「O」と呼びましょう。

 

 

「主語+動詞+目的語」

 

 

をカンタンに記号で表すと、

 

 

「S+V+O」

 


これが、中学で習った呪文、「SVO」の正体です。

 

 

自動詞&他動詞のお助けパワー

この自動詞&他動詞の2人衆を味方につけると、一気にラクになります。

 


たとえば、これを見てください。

 


I (    ) Shinya.

① walk
② run
③ like
④ surf

 

 

どれが入るのが正解でしょうか?

 


(  )の後ろに「Shinya」が来ています。Shinyaは名詞です。何が?誰が?の答えになりますよね。

 


ということは、(   )には「他動詞」が入ることになります。

 


他動詞は、この中で「like」だけですよね。
だから、正解は③です!

 


これ、もし「Shinya」の部分が知らない単語だったとしても、それが名詞かどうかを判定することさえできれば、正解を選ぶことができます。(そのコツは、またこんどお伝えしますね)

 


今日は以上です。


いかがでしょうか?

 


今まで嫌いだった自動詞&他動詞のふたり組が、少し身近でいい奴らに見えてきたでしょうか?

 


もしそうだとしたら、今日の記事を書いた甲斐がありました!

 

 

From  Shinya

英語の達人養成ジム 師範代)

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