※(今日は、「英語学習」に関する記事ではありません。英語を使って講師やツアーガイドをしていたり、人前でプレゼンをする機会のある方向けの記事です。)
僕の仕事は、「マジシャン」と「セミナー講師」です。人前で話す商売をしている僕たちにとって、「声」は命ですよね。自分のメッセージを大勢のお客さんひとりひとりにしっかり届けるために、「マイク」は必需品です。
音響設備が完備されている会場ならいいのですが、毎回そういう恵まれた場所で仕事ができるとも限りません。
とはいえ、毎回移動のたびに重いスピーカーや、かさばる音響セットを持ち歩くのは大変です。
やはり気軽に持ち運べる軽いマイクセットがひとつ手元にあると、いざというときに便利です。
会場の環境に左右されずに、いつでもどこでも使い慣れた道具で仕事ができるのは、大きな安心感です。
会場にマイク設備がある場合も、万が一の故障に備えてバックアップ用に自分でマイクをバッグにしのばせておけば、プロとしての信頼度もアップします。
また、僕たちにとっては、マイクを使っているときも「両手が自由になる」「広い範囲を自由に動き回れる」ことも重要なポイントです。
そんな条件をすべて満たすのが、安く手に入る「ハンズフリーの小型拡声器」です。
僕が今まで使っていたモデル
僕は今まで、中国製のわずか2,000円の小型拡声器を使っていました。
値段の割に、予想を上回る高性能で、僕はこの小さなマイクセットがとても気に入っていました。
しかし!!ある日、いつものようにベルトに装着しようとしたら、後ろのベルト装着用クリップが、「パキッ!」と乾いた音を立てて割れてしまいました!!
そのときは、本番のマジックショーの前だったので、かなり焦りました!幸い、このマイクには第二の手段として、首からぶら下げるストラップが装着できるようになっているで、その場はそれでしのぎました。
でも、やっぱり首からかけていると重いし、ブラブラしてマジック演技がやりづらいのです。
日本製のワンランク上のモデル
同じものを買い換えても良かったのですが、またクリップが割れると困るなぁ・・・と思いつつ、何か他にいいものがないかどうか、アマゾンで探していました。
どうやらこのジャンルの商品ラインナップは、「中国製の激安品」か、「メーカー品の高額ブランド」の2極化が進んでいます。
その中間くらいのちょうどいい価格帯&日本製で、もう少ししっかりしたものはないものか?と思いながら探すこと20分・・・
ありました!!
機能は全く同じで、さらにプラスアルファーで、うれしい機能が付いているやつです!
ハンズフリー × ワイヤレス
なんと!そのモデルは、「ハンズフリー × ワイヤレス」という最強のコンビ機能を搭載していました!
しかも、超小さいです!!
価格は、11,800円。僕の持ってる中国製のモデルの5倍くらいの値段です。あまり安すぎるのはすぐ壊れるような気がして信頼性の面で心配なので、このくらいがちょうどいい価格帯です。
ワイヤレスということは、今まで以上に自由に動き回れるということです!スピーカーを固定した場所に置けるので、自分がどんなに動き回っても、お客さんにとっては声の聞こえ方が安定します。
こんな小さなボディーに、ワイヤレス機能まで付いているとは!テクノロジーの進化はスゴいですね!
スピーカー
スピーカーは、とにかく小さくて軽いです。表面の質感もいいです。電池を入れるタイプではなく、充電式です。ACアダプターを本体に差し込んで充電してから使います。
ヘッドマイクを直接差し込んで「有線」の状態で使ってみました。
サイズの割に、かなり大きな音を出せます。音割れもほとんどありません。音質がいいです。(ただし、マックス音量にすると、ベルトにつける距離ではハウリングが強くなります)
ワイヤレス送信機
クリップ型の送信機は、なんとそれ自体にマイクが付いています!なので、このクリップをジャケットのえりに付けておけば、それだけでピンマイクの役割を果たします。
音を広く拾うので、若干音質は悪くなる感じです。この音質が、ちょうど僕が今まで使っていた中国製の有線タイプの拡声器と同じくらいです。
ヘッドマイク
ヘッドマイクは、頭に当たる部分にクッション素材が入っていて、やさしいフィット感で長時間装着していても疲れません。音をよく拾います。やっぱり、これも質がいいです。
送信機にヘッドマイクをドッキング!
送信機だけでもマイクの役割を果たしますが、さがにヘッドマイクをドッキングさせると、ワイヤレス状態でもかなりクリアな音が出せます!この「フル装備状態」が、このモデルの真骨頂です!
ただし、この状態にすると、若干の「音の遅れ」があります。わずか0コンマ数秒の微妙な差なのですが、音が若干遅れてスピーカーから出るので、近くで聞くと山びこのように聞こえます。
少し聞きづらいかもしれません。ざわついた場所でのクロースアップマジックの時など、お客さんのすぐそばで使うときには、マイクを直接スピーカーにつないで、有線で使う方がいいかもしれません。
どこまで電波が届くのか?
広告には、「スピーカーから20メートルまで離れても、送信機からの電波が届く」と書いてありましたが、「えー!本当か?」と思い、外へ出て実験してみました。
すると・・・
たしかに、かなり離れてもいけました!
ただ、10メートルくらい離れた時点で、スピーカーがマメ粒のように遠くに見えるので、これ以上離れる必要があるのか?は微妙です。
屋外動画レビュー
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電波がたまに途切れることが!
たまに電波が途切れることがあります!これは困りますね!いろいろと試してみた結果、次の場合に途切れることがあると分かりました。
① スピーカーを低い地面に置いたとき
僕は電気系のジャンルに詳しくないのですが、きっと電波は高い位置の方が受信しやすいですよね?外で地面に置いて実験したら、5メートル以上離れた時点で電波が途切れるようになりました。
ためしに、スピーカーをカメラ用の3脚に乗せて、高い位置に持ってきたら、受信が安定しました。
② 送信機のボリュームを上げ下げしたとき
送信機のボリュームボタンを押した直後は、通信が途切れやすいようです。一度ボリュームを調整したら、触らずにそっとしといた方がいいかもしれません。
③ 自分が激しく動いたとき
自分が走ったして、送信機の移動速度を上げると、途切れやすいようです。
以上、3つのシチュエーションのときに、電波が途切れやすいと感じました。
使い分けできるのが嬉しい!
この1台で、シチュエーションに応じて使い分けできるのが、うれしいです!
マジシャンとしては、レストランやパーティー会場などのザワついた席でクロースアップマジックをするときには、スピーカーをベルトにつけて有線でやると良い感じです。
そして、20~50人規模のセミナーやサロンマジックショーをやるときにはワイヤレス機能を使えば、自由に動きながら客席とステージを行ったり来たりする演技ができます。
さっそく先日のマジックショー本番でデビューさせましたが、問題なく快適に動いてくれました。(左側の小さな机の上にあるのが、このスピーカーです)
あとは、「耐久性」ですが、こればっかりは、長く使ってみないと分かりません。(メーカー保証は、6ヶ月になっていました)
「買ってから1週間&本番のマジックショーで1回使った状態」の現時点での感想は、この商品は、「買い」です!
セミナー講師やツアーガイドの人だけでなく、飲み会の幹事をやることが多い人や、マイク設備のない場所で大勢の前でプレゼンしたりする機会のある方にも、オススメです!
この一台があるだけで、あなたの声がグッと聞き取りやすくなり、周りのライバル達と差を付けることができるでしょう。
この拡声器の商品リンクはこちらです。
(僕のマジシャンブログの記事内にリンクがあります)
From Shinya
(英語の達人養成ジム 師範代)
(自己紹介はこちら)
P.S.
今回のレビューをひとつにまとめた動画も作りました。
↓↓↓
※「もくじ」はこちら
P.P.S.
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