最近、忙しくなってきてあまり土日に時間が取れないことや、外出がすごく寒いこともあり、ネット上で日用品や洋服も買うようになりました。
Web通販を利用していると、現在の検索技術の利用しづらさを改めて感じます。
まずはGoogleなのですが、例えばブランドの公式サイトに行こうと思っても、いろいろなプライベート通販サイトが上位に出てしまい、なかなか行きたいサイトに行けません。
普段の検索で米国や英国のサイトを見ているからかもしれませんが、ブランドを見るときは日本のサイトを見たいのですが、海外サイトが先に出てきたりして、結構時間かかります。
条件を追加したり、時間をかけたりすれば最終的には行きたいサイトには行けるのですが、今のサービスが最終形だとはまったく思えません。
そして買いたいモノを決めて、例えば“楽天”に行ったときにも利用しづらさがあります。
ベルトを買おうと思って「革」、「ベルト」を楽天でサーチすると、ヒット件数30万件以上・・・。
価格帯を1万円以上に指定しても、ヒットが約8万件。
ロングテールは分かるけど、どうやってここから選べと・・・?
こうしていろいろサービスを利用していると、まだまだユーザビリティは向上のチャンスありだと感じます。
この向上ですが、もしかしたら次のイノベーションは必ずしも検索エンジン会社からではないかもしれません。
例えばappleがiTuneで提供している、相性のいい曲を探しだしてミックスする「Genius Mix」や、同様の機能を使って曲を探し出す「Geniusサイドバー」などは、ユーザービリティが高まれば、新たな検索エンジンとなりうる可能性もあるわけです。
BCGのアドバイザーである内田和成氏が新著「異業種競争戦略」で、ビジネスモデルの戦いへの変遷を説いていますが、まさにAppleが提供する1機能が、GoogleやYahooのサービスと競う日が来てもまったくおかしくないと言えます。
(「異業種競争戦略」は視野を広めてくれますので、ケースインタビューの準備としてもいいかと思います。)