最近メタボが気になるため、毎日花王の特保飲料であるヘルシアを飲んでいます。
CMでもやっていますが、ヘルシアは脂肪を消費しやすくすることで、メタボからの脱却を補助してくれる飲料です。
本当にどのぐらい効果が出ているかは分かりませんが、毎日「苦い!」と思いながら、でもこれが効くんだろうなぁと思って飲んでいます。
なんで、ヘルシアは苦いんでしょう?
茶カテキンが入っているから?
違います。実は花王は茶カテキンの苦味や渋みを抑える技術をすでに開発しています。
つまり、茶カテキンの味をコントロールできるのに、あえて渋みをつけてマズくしているのです。
これも花王の戦略です。
花王は初代のヘルシアを開発するにあたって、どのぐらいの苦味を付加するかを相当研究したようです。
苦味が強すぎると飲みづらく継続できないが、苦味がないと、すぐに結果が出るわけではないヘルシアが、本当に脂肪を燃焼させているのか実感がなくなります。
花王は、脂肪を燃焼させている効果を感じてもらえるように、あえて強い「苦味」を加えているのです。
その証拠に、新たなラインナップとして追加したヘルシアウォーターやヘルシアスパークリングは、茶カテキンを含んでいるにもかかわらず、苦味がまったくありません。
「良薬口に苦し」という諺(ことわざ)もありますが、あえてマズくすることで、消費者の味覚を通じて効果を伝達し、リピート買いを誘発しているわけです。
われわれの身の回りには、まだまだ他にも多くの仕組まれたワナが存在しているので、探してみてください。