金融と利子の話の流れで。
僕はこれから、利子ってものについて別解釈を試みる。
３つの記事に分けて、非常にクドく、クドく見ていく。
回りくどいけれど、ご関心あればお付き合いくださいませ。
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いらっしゃい、いらっしゃい。
行商ヒロシだよ。
今日ご用意してるのは弁当だよ。
このおいしい弁当を、１０００円でご提供だよ。
ひとりが来て。
「おお、うまそうだ。じゃあ１０００円でひとつもらおう」。
確かに１０００円。毎度あり。
またひとりが来て。
「すまないが今日はお金がないんだ。５００円にしておくれ」。
しようがないなあ。
まあ、そういう時もあるからね。
５００円でもっていきな。
またひとりが来て。
「本当にうまそうな弁当だ。２０００円だそうじゃないか」。
本当ですかい？
じゃあ、ありがたく２０００円を頂戴いたします。
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次の日。
いらっしゃい、いらっしゃい。
行商ヒロシだよ。
今日はなにも品物がなくてね、その代わりにナンでもお手伝いするよ。
ヒロシが時給１０００円でお手伝いするよ。
ひとりが来て。
「ちょうどいい。じゃあ１時間だけ、１０００円で手伝ってもらおう」。
確かに１０００円。毎度あり。
またひとりが来て。
「すまないが今日はお金がないんだ。５００円にしておくれ」。
しようがないなあ。
まあ、そういう時もあるからね。
５００円でお手伝いしてやるさ。
またひとりが来て。
「ヒロシほどの者の手伝いか。ならば２０００円だそうじゃないか」。
本当ですかい？
じゃあ、ありがたく２０００円を頂戴いたします。
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行商ヒロシは、モノがあるときはモノを売り、モノがなければ労力を売った。
客たちは、その価値の妥当性だとか、自分の事情・都合から、喜んで払える額を提示した。
ヒロシは提示された額を受け入れて、取引は成立した。
商品やサービス（など）の価値は、お金でもって表されてる。
それを「価格」っていう。
そして、取引における価値の程度、つまり価格は「同意」で決まる。
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②につづく。
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