相模湾オープンヨットレース ホワイトセールクラス1位! | ブリスの自己主張(盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとのユニット)

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盲導犬ブリスと犬の気持ちがわからないユーザーとの生活・・・

私、リルハです。
今月もまた、ユーザーのkeikoさんとともに、お出かけしまくっておりますよ!

7月8日はユーザーの持病であるサルコイドーシスの年に一度の検査のために、
東京の下落合にある聖母病院へ行ってきました。
ここの病院スタッフの中には、シスターも何人かおります。
シスターは困っている人に声をかけてくれます。
コスプレではなくて、本物のシスターです。
あの格好には憧れるけど、マナーコートにはあんな感じの葉見たことないもんね。
残念。
別棟には大聖堂もあって、中をのぞけば綺麗な教会でした。
ここではお祈りをするのかな?
それでは、天と地と精霊の神様に、アーメン!

翌日はシーボニアで、全日本のチーム練習。
帰りには逗子で反省会のビール!
お疲れさまでした。


16日は相模湾オープンヨットレース。
ルミナスは毎年ほとんど変わらないメンバーが顔を合わせます。
ちなみに、同じ日に東京湾では「スバル座カップ」が開かれているそうです。

今年も60艇を超える大商のヨットが参加。
それぞれ3つのクラスに分かれて、10分間隔でスタートします。
すでに大型艇同士の衝突音!
スタート勝負ですから、みんな殺気だっております。
我がJBSAのルミナスは二番目のクラスでスタート。
ルミナスは自分達の実力を知ってますので、無理せずに後方からスタートしまし
ょうということで。
みなさん、既に順位よりもレースを楽しむ気分です。
それでも25艇中の真ん中からスタート。
結果8位。
そしてホワイトセールクラスではなんと1位。昨年に続いての連覇でございます。
ちなみに、ホワイトセールとは、カーボンセールや高機能の新素材ではない、昔
ながらのダクロンセールのことをいうんだそうです。
つまり、ルミナスのセールは古いセールということですね。
でも、このクラスで入賞したくて、わざわざ古いダクロンセールで参加する艇も
あるとか。

夕方からはシーボニアのプールサイドでパーティー。
風が少し涼しくなった頃、リルハの夏に乾杯!


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22日は江の島ハーバーに、ピッコラクラブのハンザに乗りに行ってきました。
この日はフレアちゃんとユーザーさんも一緒です。
フレアちゃんユニットは初めてのヨットです。
最初は6人乗りのエンジン搭載のアクタスディンギーに乗船。
見て見て!私とフレアちゃんも一緒だよーん!
その後はいよいよハンザに乗艇のフレアパパ。
そして、すっかりハマってしまった様子。
ユーザー達がハンザに乗っている頃に私達はハーバーの2階の広いフロアで涼し
くお留守番。
フレアちゃんがいるから、今日は全然淋しくありませーん。
二人で?いいえ、二頭で何をしていたかは秘密。

これからもハンザで海を楽しみましょう。

最後には、やっぱりビールで乾杯のはずでしたが、なんとフレアちゃんのユーザ
ーさんはまったく飲めない。
アイスコーヒーで乾杯ですか? keikoさんはやっぱりビールだそうです。
それではみんなで、お疲れさまでした!

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翌日は夢の島からバッカスが八景島までセーリング。そこでみんなして集合して
遊ぶ予定だったけど、強風のために中止になってしまいました。
そのため、こちらからバッカスに会いに、東京の夢の島に行ってきました。
夢の島ではバッカスメンバーが「ウェルカム」。
私とkeikoさんは、大きくなったバッカスに会うのは初めてです。
フランス生まれの38フィートのサンオデッセイパフォーマンスジャヌー バッカ
ス!
キャビンのソファーは寝そべっても心地よい。
ギャレー、トイレ、シャワー、ベッドルームがあって、居住性バツグン。
こんなヨットでセーリングしながら生活してたら、私はワイルドなセーラ犬にな
りそう。
道路を歩くんじゃないから、盲導犬じゃなくなるよね。お仕事しなくてもよいっ
てことかな。
でも、keikoさんも私も、もう少しお仕事がんばらなくちゃね。私って現実主義
かも。
バッカスは来年遠い島に行ってしまいます。
その島には男のロマンが待っているんです。
keikoさんもクルーで行きたいんだろうな。でも、お仕事お仕事!

バッカスの後は門前仲町で夕ご飯。夕食の前にはトモリンのリクエストのシャン
パン「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」で乾杯。
でも、シャンパンと発泡ワインとの違いって分からないでしょう?keikoさん。

ほろ酔い気分ではなくて、だいぶ酔っ払いの誰かさん。
帰りにタクシーで定期券を落としたのに気が付いたのは翌日の朝のことでした!

明日の土曜日は私のシャンプーの日。
翌日30日は、私の妹ルーシーのユーザーさんの三味線(新内節)の発表会を聴き
に「牛込箪笥区民ホール」にに行ってきます。
演目は「籠釣瓶」、新内節だそうです。
この「籠釣瓶」はkeikoさんが演舞場で初めてお仕事をした時の舞台の演目。花
魁八橋を演じた玉三郎は若くて美しかったとか。その頃はまだ目は見えていたん
ですよね。

ルーシーのユーザーさんは長いお話を暗記して、御三味線で語るんだそうですよ。
これこれ、これを暗記したんです。

籠釣瓶花街酔醒

色の源泉 吉原と 
東に高き ひと構え
ここに佐野の次郎左衛門は
兵庫屋の 八ッ橋に
通いつめたる 五丁町
今宵もここに 大一座
そそりをうつつ 太鼓持
禿遣手や 若い者
茶屋 女郎を 取巻きに
呑めや 唄えの 大さわぎ
次郎「アアもし皆さん 花魁は 気分が悪いそうですから 少し静かにして下さ
いまし
ト心をつかう次郎左衛門
八ッ「イイエ私しゃ気分が悪いのではございません主の顔を見るのがいやでござ
んす
次郎「花魁、そりゃちっとそでなかろうぜ・・・夜毎に替る枕の数 浮き川竹の
勤め
の身では昨日にまさる今日の花と、心変わりがしたか知らないが もう表向き今
夜に
も 見受の事を 取きめようと ゆうべも宿で寝もやらず
秋の夜長を 待兼ねて 
菊見がてらに 廓の露
ぬれてみたさに 来てみれば
あんに相違の 愛想づかし
次郎「そりゃもう田舎の次郎左衛門、殊には二タ目と見られぬ此の顔ゆえ 断ら
れて
も仕方がないが、何故初手から言うてくれぬ、江戸へ出る度吉原で佐野の誰とか
噂も
され二階にくれば朋輩の、花魁達や禿にまで呼ばれるほどになってから指をくわ
えて
引ッ込まりょうか、ここの道理を考えて、察してくれても よいではないかト
よそで解く 帯とは知らで
くどくどと 恨みの丈ぞ
浅間しし
そのお恨みの 数々を
無理とはさらさら思わねど
初会、裏から 馴染よと
数重なれば 深くなり
今日は昨日に 増す思い
八ッ「そりゃ主が足繁く来た故に二階で名も知られ今更となり恥をかくのさ、そ
れは
お察し申しますから是にこりて当分は仲へはお出でなさんすな
次郎「スりゃそれほどまでに次郎左エ門を・・・
八ッ「人さわがせに見受けをされ、それからあとで断ってはお気の毒で御座んす
故、
前に言うのは此方の達引、ここらが実のあるところさ
あまりの事に 声もなく 
うつろの眼に 写る男の影
障子細目に さしのぞく
何者ならんと 見守る目と目
ハッと気のつく 次郎左エ門
次郎「そんならさっき廊下で逢った二人連の客人は
八ッ「間夫でござんす
次郎「エッー
八ッ「繁山栄之丞という 私の間夫で ござんすわいなァ
次郎「んそうか、よく明してくれた、是でもう何んにも言わず 見受けは思い止
まっ

八ッ「そう御得心なさったらもう用のない此の座敷是で私もさっぱりした
心残して 行くあとに
茶屋の女房は 面目なく
女房「委細は聞いて おりましたが、何とも申訳ない仕末、直ぐに内証へ掛合い
まし
て、どうでも事は分けますから暫くお待ち下さいまし
ト行かんとするを
次郎「あっイヤイヤそれはよして下され、幸い国に年回の法事があって、帰って
来て
くれとの手紙がありましたから、明日にも帰国してまた出直して参ります
女房「それではどうでもお帰りを・・・
次郎「振られて帰る果報者とは、わしらが事で御座りましょう
火の用心 さっしゃりゃしょう
二階を 廻らっしゃりやしょう
年は代りて 享保四年
又燃え上る 次郎左エ門
機織る古郷 せなにして
くぐる大門 花の廊
ふたたび逢見る 仲の町
次郎「女郎は客をだますものと 知ってはいれど 色香に迷い 度重なり、その
揚句
、見受けをしよう、なろうという相談までもまとまって、我花とせん その際に、

折りし主の 栄之丞ゆえ 万座の中で悪口され 恩を仇にし次郎左エ門へ、よく
も恥
辱を与えたな
八ッ「そんなら解けたとおっしゃったは 誠の事ではござんせぬか
次郎「積る恨みも人目をいとい、今日迄胸にこらえていたも、人目を避け此の二
階で
汝に 恨を返さんためだ
八ッ「さっ、そのお腹立ちは御尤もながら、是には深い訳ある事、お気を静めて
下さ
りませ
次郎「今更となり、言い訳きかぬ 汝が命は もらったぞ 八ッ橋覚悟
八ッ「あれェー
逃げんとするを うしろより 
さっと一ト太刀 恨みの刃
水もたまらぬ 籠釣瓶
うかれ廓の 夜桜も
春をいろどる 花吹雪
あたら盛りを 朱の閼伽(あけのあか)
さめてはかなや 廓の酔
つたなき筆を 揚羽の蝶 語り伝えて 書残す
Volcano(U2)を聴いています。

発表会の最中にkeikoさんが眠りませんように。

ではまたまた。


文章 リルハ  校正 ハピコ 写真 オリンパスしんちゃん ガンジー花井 
トモリン