ツイステッド | 桜さんの映画鑑賞日記

ツイステッド

ツイステッド 2004 アメリカ/ドイツ

TWISTED

寝た男たちが 次々と殺されていく――犯人は“私”?

“私”は嵌められているの?
それとも…

角川エンタテインメント
ツイステッド DTSスペシャル・エディション

監督: フィリップ・カウフマン Philip Kaufman

出演: アシュレイ・ジャッド Ashley Judd ジェシカ
サミュエル・L・ジャクソン Samuel L. Jackson ミルズ
アンディ・ガルシア Andy Garcia マイク
デヴィッド・ストラザーン David Strathairn フランク
ラッセル・ウォン Russell Wong
カムリン・マンハイム Camryn Manheim
マーク・ペルグリノ Mark Pellegrino
タイタス・ウェリヴァー Titus Welliver
D・W・モフェット D.W. Moffett



猟奇連続殺人事件に巻き込まれ混乱していく女性捜査官の姿をサスペンスフルに描いた犯罪ミステリー。

アシュレイ・ジャッド演じる捜査官は、殺された男たちがいずれも自分と関係を持った相手だった上、

いつも酔いつぶれて犯行時刻の記憶がないことで、捜査を進めるほどに自分を信用できなくなり追い詰められていく。

監督は「ライトスタッフ」「存在の耐えられない軽さ」のフィリップ・カウフマン。

共演にサミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシア。
 サンフランシスコ市警殺人課で初の女性捜査官となったジェシカ・シェパード。

父親代わりのミルズ本部長にも優しく見守られ順調なスタートを切った彼女だったが、

幼児期のトラウマや過剰なストレス、そして都会の孤独が酒の量を増やし、しばしば行きずりの男との一夜限りの関係を持ってしまうのだった。

そんな中、続けざまに2件の殺人事件が発生する。

被害者はいずれもジェシカが寝た男だった。そしてジェシカには事件の夜の記憶がない。

次第に同僚やミルズ本部長までもが彼女に疑いの目を向ける。

いつしかジェシカ自身も自分の無実を確信できなくなるのだった。






★★★★★☆☆☆☆☆

普通に面白かっただけのミステリー・サスペンスです。

内容はテレビ映画みたいなのすが監督も配役も有名どころばかり。

犯人も特定できず最後になってようやくわかる。

とにかくよくある最後に説明して終わるサスペンスです。

そのたぐいの中ではまあまあアイデアはいい。

とにかくあのキーワードが気になって・・

主人公が血液鑑定を出す場面があるのですが、

あそこでひっぱるなら小さくどんでん返しにしないで、

それを根拠に新しい大きなどんでん返しがほしかったです。

ユージュアル・サスペクツ」の犯人が実は、

ガブリエル・バーンだったみたいなオチもいいのではと。

ありきたりに既存のどんでん返しの刑事ドラマだと、

もう誰が出てても同じようなものだと思いますよ。

ヒッチ・コック作品を今更観ているような気分にもなりました。

時間の問題もあるでしょうけれど、

後半をもっと丁寧にしてほしかったです。

この作品に一番似ている系統では、

リクルート」でしょうか。

父親の死の謎を意味なくひっぱり、

CIAと刑事と微妙には違うものの、

携帯電話の使い方も同じです。

もし観た人は見比べると面白いですよ。