ソウ | 桜さんの映画鑑賞日記

ソウ

ソウ 2004

SAW

角川エンタテインメント
SAW ソウ DTSエディション

 オーストラリアの新鋭ジェームズ・ワンとリー・ワネルのコンビが撮り上げ、2004年のサンダンス映画祭で大きな話題を集めたサスペンス・ホラー。
理由も分からぬまま限界を超えた状況設定の中に放り込まれた2人の男が追い詰められていく様と、それを背後で操る犯人の動機をめぐる謎をゲーム的要素を織り込みショッキングに描く。
 薄汚れた広いバスルームで目を覚ました2人の男、ゴードンとアダム。彼らはそれぞれ対角線上の壁に足首を鎖で繋がれた状態でそこに閉じ込められていた。
2人の間には拳銃で頭を撃ち抜かれた自殺死体が。ほかにはレコーダー、マイクロテープ、一発の銃弾、タバコ2本、着信専用携帯電話、そして2本のノコギリ。
状況がまるで呑み込めず錯乱する2人に、「6時間以内に目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」というメッセージが告げられる…。
その頃タップ刑事は“ジグソウ”を追っていた。ジグソウが仕掛ける残忍な“ゲーム”で次々と被害者が出ていたのだった…。
監督: ジェームズ・ワン James Wan
出演: ケイリー・エルウィズ Cary Elwes Dr.ゴードン
ダニー・グローヴァー Danny Glover タップ
モニカ・ポッター Monica Potter アリソン・ゴードン
リー・ワネル Leigh Whannell アダム
トビン・ベル Tobin Bell
ケン・レオン Ken Leung
ディナ・メイヤー Dina Meyer
ショウニー・スミス Shawnee Smith
マイケル・エマーソン Michael Emerson
マッケンジー・ヴェガ Makenzie Vega
ベニート・マルティネス Benito Martinez
★★★★★★★★☆☆
手の込んだサスペンス・ホラーで、
全て観終わったあとの後味が私には合いまして、
大笑いしてしまいました・
即、アラ探しにもう一回見直しましたよ。
このたぐいのどんでん返しのサスペンスの代表作では、
ユージュアル・サスペクツ」
セブン」がありますが、
裏切られ方の面白さではユージュアルのほうで、
セブンには組み立てが似ているもののあの後味にはかなわない。
そういえば覚えていますか?
セブン」の犯人の名が、ジョン・ドゥだったことを・
さて・・
ネタバレしちゃうともろつまらなくなる可能性のある作品なので、
ヒントは唯一の生存者のシーンです。
ここまで。
ここから先はネタバレ
未見の方は読まないように注意
アマンダがなぜ勝てたのかが鍵です。
犯人の別名はジグ・ソウなのですが、
このソウが仕掛けたゲームには彼女以外に勝者はいません。
どうやって勝ったのかがわかればオチの謎は解けます。
登場人物の名が聖書に出てくる名前みたいなのですが、
思いっきり最初から登場したアダム!
彼は原案&脚本も手がけております。
犯人と何か関係があるとまずそれから私の頭は離れなかった・・
んん・・どうなんでしょうか実際のところは。
2が出るらしいのですが、
まだ未見ですが予想はソウはもうわかっているので簡単に捕まると。
ところがそれもワナだったとか。
アマンダがまだ1では生き残っている勝者。
これも気になります・・
電気ショックを与えるアイテムが誰が使っているのかわからず、
もう一人いるには違いないとは思ってはいたものの、
まさか全員揃ったシーンがあの病室だったとは・・
7時間ほどあの体制で忍耐強くフリをしていたソウ、
本名?ジョンはよほどこの医者に恨みを持っていたんですね・・
あまりに医者がかわいそうになり後半なんか、
普通このてのサスペンスでは感情移入しないのに、
なぜか感動までしてしまいました。
相手も殺せず自分を犠牲にしてまで家族を助けに行く・・
それまでの不倫や身勝手な言動が帳消しされるほど、
同情してしまいました。
生きた男の胃から鍵を取り出しゲームに勝った女、
ゲームに負けて足を切ってそこから家族を助けに行こうとする男・・
どちらにもなれないです・・・
犯人は最前列で観るのが好きだというところとかもヒントなのですが、
この映画はホラー慣れしている私には恐怖感はありませんでした。
それよりもイライラする筋に終わりが訪れたときのバカらしいオチが面白い。
まるでユージァルサスペクツのカイザー・ソゼのような感じで・・
というか、絶対ソウにはこんなゲームには誘ってほしくないですねぇ(当たり前だ)