今そこにある危機 | 桜さんの映画鑑賞日記

今そこにある危機

今そこにある危機 1994

CLEAR AND PRESENT DANGER

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
今そこにある危機
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
ジャック・ライアン DVDコレクターズ・セット

大統領の友人がクルーザーの中で一家もろとも殺害される。

CIA情報担当副長官ライアン(フォード)等は、被害者が麻薬カルテルのマネーロンダリング係だったことを突き止めた。

大統領は密かにカルテルへの攻撃を補佐官に命令する。

その事実を知らずコロンビアに出向いたライアンとFBI長官は攻撃を受け、命からがら逃げる事に。

麻薬王の情報係コルテズ(デ・アルメイダ)はボスの地位を乗っ取るため補佐官に取引を持ちかけ、攻撃の中止を約束させる。

一方、事実を知ったライアンは見殺しにされようとしている隊員たちを救うために現地に向かうが、全てはライアンのせいだと聞かされている上官クラーク(デフォー)が殺害命令を受けて待ち構えていた……。

トム・クランシー原作による「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」に続くジャック・ライアン・シリーズ第三弾だが、シリーズ色は希薄なので単品でも十分楽しめる。

前作に引き続いてのノイス監督のアクション演出は上手くテンションが持続する。

ただし、原作がライアンの出番が少ないためアレンジを余儀なくされたが、この話以降も登場する重要な人物を殺してしまったり、クラークの年齢を若くしすぎたのはどんなものか。

老婆心ながら続くエピソードが心配である。



監督: フィリップ・ノイス Phillip Noyce


出演: ハリソン・フォード Harrison Ford ジャック・ライアン
ウィレム・デフォー Willem Dafoe ジョン・クラーク
アン・アーチャー Anne Archer キャシー・ミュラー・ライアン
ヨアキム・デ・アルメイダ Joaquim de Almeida フェリックス・コルテズ
ヘンリー・ツェーニー Henry Czerny ロバート
ハリス・ユーリン Harris Yulin ジェームズ・カッター
ドナルド・モファット Donald Moffat ベネット合衆国大統領
ミゲル・サンドヴァル Miguel Sandoval アーネスト
ベンジャミン・ブラット Benjamin Bratt ラミレッツ
レイモンド・クルツ Raymond Cruz ドミンゴ
ゾーラ・バーチ Thora Birch サリー・ライアン
ジェームズ・アール・ジョーンズ James Earl Jones ジェームズ・グーリア提督
ホープ・ラング Hope Lange メイヨー
アン・マグナソン Ann Magnuson モイラ
パトリック・ボーショー Patrick Bauchau 麻薬カルテルのボス
ホルヘ・リューク Jorge Luke



★★★★★★☆☆☆☆

ハリソン・フォードのクソ真面目でかしこいのに抜けた演技が、

最大に活かされた作品の好例。

ウィリアム・デフォーは相変わらずいいです。

プラトーンを思い出しました。

もし無人島につれて行ったら頼りになるだろうなぁといった感じです。

あと、麻薬カルテルのボスの参謀役がなかなか良い。

大統領役・・「遊星からの物体X」のゾンビに囲まれる縛られたおっさん役でした。

今回は前回と違い配役の演技もうまく映画にいかされてる。

やはりこういう大きな世界を描いてこそ派手なアクションが面白い

今回はCIA内部にFBI、ホワイトハウスまで巻き込み、

見ごたえある演出と国家シュミレーションが味わえる。

1作目のレッド・オクトーバーを追えには及ばないものの、

なかなか笑えるし確信犯的な突っ込みも楽しいし面白い

デフォー率いる軍人たちは異常に怪しい。

おかしすぎというか目立ちすぎだし、

麻薬王のボスはいつも変なところでスポーツしてるし、

十分普通におかしいです。

パソコンに侵入後のまぬけなやりとり、

CIA副長官の名刺、

テープレコーダーとアイテムの使われ方も注目。

ラストの終わらせ方もまた違う感じで好きです。

観てる途中、

なぜかキッシンジャー国務長官を思い出したり・・

もうちょっと時間が短ければさらに飽きずに面白い。