休暇 | 2ちゃんねる映画ブログ

休暇

【死刑】休暇【執行】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1212827299/
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1 :名無シネマ@上映中 :2008/06/07(土) 17:28:19 ID:ZKBW7hxN
今から見に行こうと思っています。

http://www.eigakyuka.com/

3 :名無シネマ@上映中 :2008/06/07(土) 19:14:41 ID:11jTzOs4
舞台挨拶に行ってきましたが、なんだか申し訳なくなるような観客数。
撮影期間が実質2週間だったとか。「だから、低予算なんですけどね」と
監督が苦笑してました。
映画の方は登場人物が淡々としている分、「死刑」のシーンが生々しい感じ。
ああ、人を殺すんだなと。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/07(土) 21:33:16 ID:aNKWIxmh
>>3
自分も有楽町行ってましたが
今日はマジックアワーや築地魚河岸三代目も公開初日でしたからねー。
それらに比べれば地味な映画だしマスコミの露出も少ないし
それでも劇場の7~8割ぐらいは埋まってたんだから良い方ではないかと。
自分はこういう静かな映画は好きです。
その静寂を誰かの携帯の着信音に邪魔された時は殺意がわいたけどw
いろいろ考えさせられる映画でした。
小林さんや大杉さんもおっしゃってたけど
こういう淡々とした映画があっても良いと思います。

10 :名無シネマ@上映中 :2008/06/07(土) 23:56:02 ID:8uOYhOxH
金田の罪状は何でしたか?
「強盗目的および」までしか読めませんでした。

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11 :名無シネマ@上映中 :2008/06/08(日) 02:17:04 ID:J9yn3ENV
老夫婦殺害[殺人]

20 :名無シネマ@上映中 :2008/06/08(日) 20:31:08 ID:xRw62hzB
昨日、地方で見ました。やっぱり7割くらいの入り。
年配の方が多かったですね。あと一人で来ている方。

台詞が少なくて、静かな印象の良作でした。
本当に言いたいことって言葉にはできないのかも、と思わせるような。

21 :名無シネマ@上映中:2008/06/08(日) 22:05:57 ID:JC7M1ygH
最後、濡れ場をがっつりと見せるべきでしょう。弱いよね。名画になりそこねた。
生と死との対比という意味で。生きる喜び、本質、生命力というか。
物足りないよ。なんのカタルシスも得られない。

24 :名無シネマ@上映中:2008/06/08(日) 22:37:15 ID:af2lLThj
>>21
あれはあれで良かった。前編、抑えた演出で「がっつり」はおかしい。

27 :名無シネマ@上映中 :2008/06/09(月) 00:59:24 ID:9TZhhsGT
  >>21  セリフにインパクトがあったから濡れ場は考えもしなかった。

82 :名無シネマ@上映中 :2008/06/15(日) 00:07:17 ID:s0EsPWji
>>21
同意です。『生きることにした、人の命とひきかえに』というテーマの為なら、
その場面が刑場の場面と対比できるほどがっつりいってよかったでしょうね。

23 :名無シネマ@上映中 :2008/06/08(日) 22:34:23 ID:af2lLThj
神戸で夜、なんと6人!

執行の緊張感が良いね。

印象に残ったのは、支え役が抱きついて死刑囚の痙攣をとめるシーンを、
そのあとの、連れ子の男の子(めちゃカワイイ)を抱いてあげるシーンに
かぶせるところ。
かたや死体、かたや生命、静かに対比して、執行の虚脱感から幸福な
家庭生活に主人公の意識が移ってく。また、連れ子も心を開いてく。
設定に無理がない。

28 :名無シネマ@上映中:2008/06/09(月) 02:36:00 ID:0JSgUIIh
老刑務官と新人刑務官のやりとりが唯一の癒しポイントw

29 :名無シネマ@上映中:2008/06/09(月) 08:24:47 ID:eX1IxWOO
刑務官スレッドによると、高齢の現場一筋の
刑務官は、ほんとに少しおかしくなるらしい。

5 :名無シネマ@上映中 :2008/06/07(土) 21:10:40 ID:pYcYsKMh
小林 薫 1951年9月4日生まれ(56歳) 
大塚寧々 1968年6月14日生まれ(39歳)

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うらやましいぞ(w

31 :名無シネマ@上映中:2008/06/09(月) 20:07:34 ID:V0Z/iIet
小林 薫 1951年9月4日生まれ(56歳) 
大塚寧々 1968年6月14日生まれ(39歳)

もう少し若く設定してそう。まあ、淡々とだね。刑務官って公務員とは
いってもそうなる気が起きないでしょう。何事にもさめた見方になりそうだね。
そうはいっても目の前にしたら気分は良くないことはもちろん分かる。
でも仕事だから割り切るのでしょう。主人公の傷心をきれいな妻が慰めてあげる。
死刑囚の分まで生きる喜びとして。小林に一転、獣のように豹変してもらいたかった
けど---。

32 :名無シネマ@上映中 :2008/06/10(火) 01:12:33 ID:fYyYp3xW
面会や最後の手紙の所の長回し、ハラハラしました

33 :名無シネマ@上映中 :2008/06/10(火) 13:32:00 ID:rJST9PUe
妹に道を尋ねる老婆が太陽の王子だった

37 :あまりのレスの少なさにびびった :2008/06/10(火) 21:38:52 ID:J8kTprn2
みてきた。
傑作!!!
演出・演技・音楽・脚本が素晴らしい!!!
この監督の他の作品もみてみようと思う。
久々に映画にどっぷりと浸かったなあと感じた。
小林、大塚、子供の三人の関係が泣ける・・・。
初め、子供は小林と全く話せなかったのに時間が経過するにつれて
打ち解け始めて小林に話しかけるようになる。
その過程がわざとらしくなく本当に自然にさらっと
描いていて良い演出だなと思う。
あの子役も非常にうまいね。
台詞は棒読みじゃないし、恥ずかしがる演技もとても自然。
天才子役かもwwwww

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妹が面会にきてお互い喋らずに面会が終わるシーン・・・
あそこはみていてつらくなって泣いてしまったよ。

43 :名無シネマ@上映中:2008/06/10(火) 22:08:37 ID:lsltB4ib
妹との無言場面、リアリティない。話すだろ。

45 :名無シネマ@上映中 :2008/06/11(水) 16:11:05 ID:wn107ZRz
この映画、もっとたくさんの人が見るべきだろ・・
凶悪犯罪が間違いなく減るのでは?
死刑があんなに凄まじいものとは知らなかった。

47 :名無シネマ@上映中:2008/06/11(水) 23:36:09 ID:bskEO/LW
>>45
原作読んだら?
もっと克明に死刑執行を描いているらしいから。
失禁する死刑囚、泣きわめく死刑囚、吼えて暴れる死刑囚、
腰抜けて動けなくなる死刑囚もいるんだろうね。

48 :名無シネマ@上映中:2008/06/12(木) 01:16:52 ID:q5cT1TVk
>>45
映画は楽しむために見るもの、考えさせられるような作品は御免被る、
って人の方がむしろマジョリティだから

49 :名無シネマ@上映中:2008/06/12(木) 08:29:44 ID:IEcoTHlp
>47 だから立派な最後だったと言われたのか。

50 :名無シネマ@上映中:2008/06/12(木) 09:11:37 ID:U5oCzs7B
連れ子がお絵描きに熱中してるのと死刑囚の金田がデッサンに熱中してるのがリンクしてるの、
這い回る蟻の描写、
どちらも伏線引いてるんだと思ってた…。
温泉旅館で仲居が蟻を潰したとたん、連れ子が金田の声で叫び出し、
主人公が夢中で口塞いで、気が付いたら殺してしまってたとか……。

52 :名無シネマ@上映中 :2008/06/12(木) 20:10:21 ID:oEYY3rrI
この作品で監督の門井さんと原作者の吉村さんに興味が湧いた。
監督さんの過去作品をみてみたいと思う。
吉村さんの小説を読んでみようと思う。
原作の吉村さんは今村監督の「うなぎ」の原作者でもあるんですね。

自分は死刑制度は肯定していますが、死刑に携わる人の気持ちなんぞ
一度も考えたことなんてなかった・・・。
なんも知らずに恥ずかしい・・・。

53 :名無シネマ@上映中 :2008/06/12(木) 21:17:27 ID:Ld4iycuZ
だよね。死刑を廃止しろとか言う気はさらさら無いけど、
刑務官の人たちがどんな風に生きてるのか、死刑囚が刑
が執行されるまで何をしているのか、考えたことが無いくせに
死刑に安易に賛成していた自分を恥ずかしく思う。
何でキネ旬とかはこの映画をスルーしてんだろう。映芸も西島と脚本家
の対談を載せただけだし。もっと取り上げてほしい。

70 :名無シネマ@上映中 :2008/06/14(土) 01:43:01 ID:3bg3xdx5
時系列は執行 披露宴 旅行だが
映像が狂っていた

71 :名無シネマ@上映中 :2008/06/14(土) 04:02:04 ID:gzDB1icL
あれって執行の翌日が披露宴だよね?

72 :名無シネマ@上映中 :2008/06/14(土) 07:30:04 ID:N9xufPs5
>>71
交互にやってる
「ささえ役」なんてあるとは思いもしなかったし・・・辛い

西島の静かな面と訳わからん事がかえって不気味だったが
執行の時、人間らしかった、素晴らしい演技だった
小林薫も淡々としながら、いい演技してた
この映画、若い奴に見せてやってほしい

93 :名無シネマ@上映中:2008/06/15(日) 22:33:38 ID:DjbdE+yf
死刑執行に向かう時間と、その後の旅の過程の時間がランダムに流れる展開は
最近の洋画サスペンスの真似だろう。
金田の犯した罪の重さ、恐らくは殺人だろうからその残虐さや被害者遺族の視点
が全くないので、後味の悪さみたいなのが残るだけ。
刑務官もグダグダしてる奴が多くて、リアルだが全く感情移入ができなかった。

95 :名無シネマ@上映中 :2008/06/16(月) 00:57:20 ID:Rw0UFeVr
死刑って刑罰は確定してるんだから被害者視点ってのはいらないと思うが。
犯罪や裁きとかの正義を描いた話じゃないわけだし。

74 :名無シネマ@上映中 :2008/06/14(土) 10:34:00 ID:EqVCwA2j
役者がみんな素晴らしかったです。台詞が少ないだけに、下手糞
な人がやったら物足りなかったと思う。
本当に見事な演技でしたね。

77 :名無シネマ@上映中 :2008/06/14(土) 19:01:39 ID:dTpbExTB
執行直前、目隠しをされる西島の視線を受けた小林薫は、なぜあんなにも「穏やかな顔」をしていたのか?

78 :名無シネマ@上映中 :2008/06/14(土) 19:38:28 ID:N9xufPs5
>>77
自分は「覚悟」と、とれましたが・・・

82 :名無シネマ@上映中 :2008/06/15(日) 00:07:17 ID:s0EsPWji
繰り返す蟻のシークエンスは不要かな、と思いましたがいかがですか?
(妙に演技派の)仲居さんがこともなく処理するところで、効いてくるのでしょうか?

あと、教誨師の榊さんが熱演だったのが、少し違和感を感じました。
役者としての演技力は買うのですが、あの流れでは西島さんや小林さんくらい
抑えた演技にしてもらいたかった、気がします。

雑誌『映画芸術』によると、脚本では極限状態の金田が教誨師の後をついて出ようとする、
というアクシデントを立ち会った刑務官が思わず吹き出す(笑う)という流れだったそうです。
アドバイザーである元刑務官の坂本さんが断固反対して笑わない事にしたそうです。
 
84 :名無シネマ@上映中:2008/06/15(日) 08:09:18 ID:Si4Va0Cc
俳優も演出もよくて割と満足できたんだが、何かひっかかるんだよな。
主張が足りないというか、わからないというか、そういう映画なのかもしれないけど。
主役夫婦のすれ違いも必要だったのかわからないし。惜しいところで満点いかなかったね。

結局、西島の書いた結婚式の絵は小林に渡されたのかな。

85 :名無シネマ@上映中 :2008/06/15(日) 08:54:35 ID:dBIAB9gU
すれ違いもなにもスタートしたばっかのふたりだからなあ。
死を間近に見るオッサンが生に向けて人生第2ステージを踏み出したってとこじゃない?
絵って直接渡してなかったっけ。

86 :名無シネマ@上映中:2008/06/15(日) 09:56:50 ID:k6/3RMvA
>>84
結婚式の絵、新婦の顔が金田の妹だったのが何だか不気味だった。
金田は性的不能者で、異性といえば妹しか眼中になかったんじゃないかとか、
妹に特殊な感情をずっと抱いていて、妹が見合い結婚すると決めて、欲求不満が爆発して強盗殺人に至ったんじゃないかとか、
妹の進学資金を作るために強盗しようとしたんじゃないかとか…。

小林が絵を受け取ってじいっと見入っていた時に、金田と妹との複雑な関係を何か悟った気がした…。
あんな絵、新居に置けないよなあ…どうするんだろ。

88 :名無シネマ@上映中 :2008/06/15(日) 10:38:01 ID:EB60hU2b
>>86
ただ単に結婚相手の顔を知らなかっただけです。

103 :名無シネマ@上映中 :2008/06/16(月) 19:54:44 ID:Ietm3Bu8
>>86
金田が性的不能者で・・、それも有りだよね。この映画の西島って、何かそういう想像させるよね。
妹と近親相姦的なものがあったとも想像できるよね。
いくら平井の嫁の顔知らないからって、妹そっくりな顔っていうのはやっぱり
変だよ。

105 :名無シネマ@上映中 :2008/06/16(月) 21:13:42 ID:PhYLYvIP
面会のときは妹と一言も話さなかったけど、
やっぱり幸せになってほしいと願ってて、
それが平井の結婚祝=妹の幸福な未来と
二つを重ね合わせたんだなあ、と思った>絵

92 :名無シネマ@上映中 :2008/06/15(日) 18:36:46 ID:V14kNsmA
見た後いろいろ考えたんだけど
考えた後、やっぱり毎日の暮らしを大事に
少し優しい気持ちで人と接していきたいと思った。

99 :名無シネマ@上映中:2008/06/16(月) 14:32:18 ID:GOZRQfgn
死刑囚の金田が実は美香の元旦那だったり、あるいは元旦那を殺した犯人だったりという
とんでもない展開を期待しただけに、物足りなさがあった

109 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 10:41:57 ID:PYb7HR8m
宮崎勤に死刑を執行。
『休暇』を見たばかりだと・・・・・。なんか落ちる。

110 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 11:14:34 ID:MCRBGkNb
>>109  自分も、休暇見る前だったら、ふーんで終わってただろうけど、
今は色々考える。死を前にしたら絶対に人は更正するみたいなことが
パンフレットにかいてあったけど、本当かなぁ・・・

111 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 11:51:15 ID:B4SjDvFJ
今日の午後から1週間休暇の人がいるんだね。

122 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 20:30:48 ID:3+EztQkW
この映画は上映館数少なすぎるし、上映期間が短すぎるな。
近所の映画館での上映が今週で終わるので、
本日、二回目をみてきた。
午後の回にもかかわらず、客が意外にいて少しビックリ。
死刑執行が三人行われた当日にこの映画を見
映画上映中も色々と考えてしまいました。
宮崎勤はどんな風に死んでいったのだろうか?
宮崎勤に手をかける刑務官はどんなことを考えたのだろうか?

宿で寝小便をしたタツヤを平井が
「ゴメンな」と言いながら抱きしめ
タツヤが「ウン」と頷くシーンは不覚にも泣いてしまった・・・。

静かで地味だが本当にいい映画だ。
海外に出しても恥ずかしくない映画。
帰りに本屋に寄り原作者吉村昭の短編小説を買った。
DVD出たら買おうと思う。

125 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 21:45:28 ID:r6AorMFw
観ていて楽しい映画じゃないけど深く考えされられる秀作作品だと思う
死刑執行の賛否の映画ではありません、それに携わる人々と死刑囚の織り成す葛藤や様子ですよね。

キャストが皆素晴らしく、小林と西島の迫真の演技が凄い、
最近観た映画で見応えのある作品の一つです。

126 :名無シネマ@上映中:2008/06/17(火) 21:48:16 ID:hcXQ8jTL
質問ですが、死刑のやり方は、実際もあのようなやり方なんでしょうか?
支えるのはなんのためにやるんだろう
別に必要ないような気がする。

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128 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 22:30:31 ID:3+EztQkW
>>126
痙攣して暴れるから。
支えるという意味もあるが、下に引くようにして
とどめをさすという意味もあるらしい。
たしかそんな感じだった。
間違っていたら誰か訂正してwwwww
刑務官は本当に大変だよ。
土下座したくなるぜ。

130 :名無シネマ@上映中 :2008/06/17(火) 23:25:36 ID:XMJ+wIdD
いちおう貴重な「支え役存在」の記事をテキスト化したもの↓
http://www.masrescue9.jp/column/chikada/back_no/chiakada101.html

131 :名無シネマ@上映中 :2008/06/18(水) 09:27:22 ID:NyXabnAt
>>126
2階から1階に落とすので、痙攣を起こして身体が別の所にぶつかるなど、
遺体に傷跡を残さないために。また、長い距離の落下なので、首が抜けないように。
支えてとどめを刺さないと、ぶら下がったまま1時間以上死ねないケースもあるそうです。

132 :名無シネマ@上映中 :2008/06/18(水) 11:28:48 ID:WTJtI65D
蟻の描写がなんかピンと来なかったなぁ
あれは何なのかね、何をやりたかったのかね

133 :名無シネマ@上映中 :2008/06/18(水) 12:01:24 ID:bc4i0Qm6
「命」の象徴じゃない?
死に直面している者は一匹の蟻の命を愛しみ
遠くにいる者は簡単に無造作にひねりつぶしてしまう。
旅館の仲居のように単なる邪魔者として。

161 :名無シネマ@上映中:2008/06/19(木) 20:36:37 ID:hEVH6cnl
>>133
旅館の仲居は職務に忠実なあまり、小さな命も(お客様が不快にならないように)と潰せるんだよ。
刑務官も職務に忠実なあまり、昨日まで毎日顔を合わせていたニンゲンの命を奪うことができるんだよ。
できるというか、しなきゃいけない不自由な身なんだ。

死刑囚だけが、職務や、老いて行く身としてこうあるべきという規範から解放された身……。

153 :名無シネマ@上映中 :2008/06/19(木) 15:12:44 ID:b/8/GCNJ
なんかこの映画、今後口コミでじわじわと浸透してロングランしそうじゃない?
役者がよくやる過剰な演技とかわざとらしさが殆どなくて、その辺の普通の人がやってるって感じがして良かった。
監督も役者も嘘くさくならないギリギリのところでかわしてるというか寸止めしているというか。
とにかくなんと表現していいのか分からないけど。誰か秀逸な文章をシネマレビューに書いてください。

154 :名無シネマ@上映中 :2008/06/19(木) 15:29:53 ID:ZRSl3vnf
>>153
西島や小林や寧々はすごく良かったんだけど
個人的には、大杉漣の演技がちょっと・・・・だった
この人、基本的にオファー受けたら断らないらしいけど
どうも安っぽい感じになるんだよなぁ
竹中直人に通じるものがある

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155 :名無シネマ@上映中 :2008/06/19(木) 17:02:51 ID:AAXxM0B+
>>153
同意。
過剰な演出でここで泣いて下さい、笑って下さい的なのとか、
妙にきどった感じがする映画が苦手なんで、こういう作品に凄くひかれる。
押し付けがましくないのが実にいい。
リアルタイムで出逢えてよかった。
小林、西島の2人は見事だけど、柏原収史もよかった。この人上手い。
来週2週間ぶりに2回目観に行く予定。
買う気はなかったのに今日本屋で原作の文庫を偶然目にしてしまい
帯の写真見たらつい買ってしまった。

169 :名無シネマ@上映中 :2008/06/20(金) 10:41:59 ID:6gGYeTVC
今日の朝日朝刊に監督のインタビュー載ってる。
映画作ってないときは実家で農業やってるんだって。

184 :名無シネマ@上映中 :2008/06/21(土) 22:43:47 ID:xQIeFUaR
そうそう。米屋なんだってね、この監督。
それにしては、よくこれだけのキャスト揃えたよね。

180 :名無シネマ@上映中:2008/06/21(土) 20:02:59 ID:BjkVSSdI
死刑囚綺麗に描きすぎ

人間として最低のことした糞だから死刑になったんだろ

181 :名無シネマ@上映中 :2008/06/21(土) 20:50:59 ID:+2yNXAWS
僕は観終わった後、すごくいい映画を観たと思いましたがそういう意見もありですね。
どういった視点から捉えるかで全然変わってくると言うか・・
確かに、犯行についてほとんど描かれていないのと、西島さんのキレッキレの演技のせいで
残酷な犯人というよりも、何が彼を犯行に駆り立てたのか?という方に興味が沸いて
逆に罪人としての側面が見えにくかったのはあったかもしれない

182 :名無シネマ@上映中 :2008/06/21(土) 22:12:00 ID:2IdyYDKh
罪状を詳しく描くと観客に>>180 のような感情が強まって
毎日近くにいるがゆえに刑務官たちに沸いてしまう情みたいなものに
共感しにくくなるから、わざと描かないんだろうと思った。

183 :名無シネマ@上映中 :2008/06/21(土) 22:28:10 ID:Q5k2fhar
>>182
同意!
そうだと思う

193 :名無シネマ@上映中 :2008/06/23(月) 13:38:00 ID:lgP1RbAb
監督が「死刑を描きたかったわけじゃない」とかいってるのをどっかで読んだ気が。
職務とはいえ人の命に手をかける立場の人間の生を描いたのかなと解釈してる。
フィクションとはいえ現実にそういう人たちがいて、それぞれの人生があるんだと思うとずしっときた。
拘置所内のドラマがおもしろいからそっちに気がいっちゃうよねw

210 :名無シネマ@上映中:2008/06/25(水) 14:00:53 ID:q43KlB/B
金田と妹の間にはただならぬ関係があったと思わせる演出が痛々しい。

独房内に立つ老夫婦は金田の両親?

211 :名無シネマ@上映中:2008/06/25(水) 21:48:41 ID:YC3E0EOF
金田がやらかした強盗殺人の被害者かもしれんよ

212 :名無シネマ@上映中:2008/06/25(水) 21:50:30 ID:11ErQ/vn
>>211
たぶんそうだと思う

213 :名無シネマ@上映中 :2008/06/25(水) 23:09:09 ID:DD8hSi6o
再審を請求する上申書を書くシーンだろうから被害者なんだろうね
しかし、全体の中では奇異な印象だし、意図不明なシーンだと思った

215 :名無シネマ@上映中 :2008/06/26(木) 09:15:43 ID:Flvwl2me
あのたった一つの場面で彼が犯した罪(死刑判決が出る程の罪)を観客に示した。
ドキリとした。

216 :名無シネマ@上映中 :2008/06/26(木) 09:33:40 ID:ddkoa1kB
老夫婦を感じながら上申書らしきものを書き始める
金田の無言の中に底知れぬ闇を感じた。

217 :名無シネマ@上映中 :2008/06/26(木) 10:17:18 ID:WWzUKCkt
まったく怖がってなかったね

346 :名無シネマ@上映中 :2008/07/22(火) 12:31:42 ID:k0SvjZgP
吉村昭の原作読んだが、あんなに短い話をよくあんなに膨らましたと
思う。感心した。
映画と原作は別物とよく言われるが、この作品は正にそんな作品。
原作だと主人公はもっと若いし、女房と子供の性格ともにガラリと
違うな。
原作もかなり良い。
この映画がきっかけで吉村昭の短編集を片っ端から読み漁っているが、
この作家は非常に良い。
短編の名手だな。

349 :名無シネマ@上映中 :2008/07/28(月) 00:29:42 ID:CBNG11MH
>>346
前半は同意だが、後半は正反対の感想を持った。
よくこんなつまらない短編をあんな傑作映画に仕立てたものだと。

350 :名無シネマ@上映中 :2008/07/28(月) 00:40:37 ID:Z9jAQWYS
>>349
同意!
監督凄いよ

352 :名無シネマ@上映中 :2008/07/28(月) 21:50:59 ID:LtGZaVB6
原作、つまんなくはないと思うけど。。。
時代も違うけど、描いてる角度が違うんだよね。
吉村昭は死と隣り合わの人生を歩んだ人で、この作品をはじめとして繰り返し
「死の身近さ(もしくは死の受け入れ方)、生の厭わしさ」を書いてように思う。
ご本人も自ら点滴の管抜いて死んだ人。
結婚相手の女性の描き方(映画と全く違う)など、映画ではなかなか成立しがたい、文学ならではの描写でしょう。

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