人気ブログランキングへ

本日は、戦時売春婦問題における日韓合意について書いたのですが・・・。
冒頭で「ちょっとだけ」トランプの話に触れたつもりが、長くなり過ぎてしまったので、今日はそれをメインにしちゃいます。日韓合意の話は消費期限も少し長そうなので後回しってことで、また近日中にでも。

というわけでトランプの大統領就任についてですが、サンデーモーニングでは予想通り「保護主義」「内向き」「ナショナリズム」などの言葉で発狂したように批判しています。もう、単に好きか嫌いかだけで語っています、この人らは。正に私が最も嘲笑う態度であり、以前にも何度か使った表現ですが粘菌的人々としか言いようがありません。
新規の方々(いるのか?笑)のために再度説明しますと、粘菌はいわゆる「脳味噌」がありませんが、快・不快を感じることはでき、刺激物(不快)を避けながらエサ(快)を求めて動き回ることができます。刺激物を避けた上で、迷路の先に置いてあるエサまでの最短距離を発見することもできます。賢いですねェ。ただ逆に言えば、その程度のことなら粘菌ですら可能だということです。
トランプが言っていることなら全てが不快で、仮にそれがまともな内容であっても、

「トランプが言うことが正しいはずはない」

「なぜならトランプだからだ」


と、単純に嫌いだということで頭から拒否しているのが現在の日本のマスコミ、特にサンデーモーニンガーどもの態度です。
トランプがひたすら繰り返しているのは、必要なものはアメリカで作り、雇用もアメリカでなされるべきだという、まぁ単純な話です。この話自体に違和感は無いし、違和感を感じるべきでもありません。政治家が自国の生産能力と雇用を重視することに不徳な部分などあるわけがない。というか、その実現はそもそも政治の役割・仕事の相当部分を占めるべきではないのか。しかし、繰り返しますが、

「トランプが言うことが正しいはずはない」

「なぜならトランプだからだ」


を地で行っているサンデーモーニンガーのような粘菌族は違います。彼ら彼女らに脳味噌は存在せず、発言の原動力は「快・不快」が大半なのではないか。
これは重々断っておきたいのですが、私は、自分と全く違う方向性を持った人であっても、新たな視点を示され、感動し、尊敬することは多々あります。しかしサンデーモーニンガーどもの、あの勿体ぶった、通常のニュース番組よりは比較的難度の高い言葉の数々から感銘を受けたことなどほとんどありません。無論、それは私における「快・不快」の結果としてではなく。

自国の生産能力を上げ、自国民の雇用を増やすという真っ当な政策を批判するためのツールとして最も便利なのが「保護主義」という言葉です。サンデーモーニンガーのような粘菌族にとって、こうしたツールは、先天的に、検討を要さず、前提として、悪の属性がついていなければなりません。ちょっとかっこええ言葉では「アプリオリに悪である」とでも言うのか。笑 VTRの中ではお決まりの「保護主義は戦争に繋がる」という話もありましたが。

1月22日放送分の中で結構笑えたのは、デーブ寺島あたりがアメリカの格差拡大を批判した点です。トランプは、確かに法人税減税のような政策も出していますが、どちらかというと(現時点では)格差をフラットにしようという方向性を持った政策が重視されています。これの何が不満なのでしょうか?
他にも、この日の放送では出演者が割と混乱していたように思われ(笑)、「グローバル化の逆回転をしようとしているが、今までそのグローバル化で儲けていたのはアメリカ企業ではないか」という批判もあり、なかなか笑えました。だから、それの何が不満なのか分かりません。自国企業が一時的に損をしてでも格差をフラットにして、雇用を増やそうという、あなたらのような高潔なる粘菌族が大嫌いな、

儲け第一主義

から脱却しようという話ではないのか。まぁまぁ結構な話じゃないんですか?
仮にトランプが正反対の政策を唱えていたとしたら、これはもう10万ペリカほど賭けても構いませんが、デーブ寺島は次のように批判していたでしょう。

------

トランプはね、現在の閉塞感を解決するために自由貿易のさらなる推進、言葉の上では「世界中がwinwinの関係となるため」にグローバル化を進めようということで政策を打ち出していますけど、このね、格差の問題。(←ボールペンをいじりながら) ウォール街の原理でグローバル化を進めた結果としての、現在の格差というもの(←"というもの")を認識(←"認識")してやっていかないと、アメリカのブルーカラー層というもの(←"というもの")は不満が鬱積して、国内がさらに分断される、という懸念もあるわけです。そこへポピュリズムというもの(←"というもの")が入り込む余地を与えて、まあ、あの、トランプさんのようにね、激しくて分かりやすい言葉で民衆を扇動するような、言ってみれば偏狭なナショナリズムが醸成されて、危険な状況へさらに向かう可能性がある、という、そういった認識(←"認識")も持った上で日本は対応していかなければならないと思います。
(※舌なめずりしながら軽く2回ほど小刻みにうなずいて終了)

関口:「はあ・・・・・・。僕もねぇ・・・。この人が言ってることはどうも信用できないなぁ」
(※小学生か)

------


要約:「トランプは不安、そして嫌い」


というだけの話ですが、これは現実の番組でも全く同じで、1月22日に大学の先生など政治・経済の専門家が雁首そろえて言っていたことは、


要約:「トランプは不安、そして嫌い」


ということだけでした。トランプが自由貿易推進論者あろうと、保護主義的であろうと、同じことです。サンデーモーニングというのは、


要約:「トランプは不安、そして嫌い」


と言うだけの簡単なお仕事なのではないか。
そういえば寺島さんは、先週だか先々週?くらいに、経済に関する明らかな誤りの発言(それも些末なことではなく超重要な部分)がありましたので、後日指摘します。

繰り返しますが、私は自分の見解と違う人の話だろうと、傾聴に値する場合は受け入れ、尊敬しますよ。もちろん人それぞれですからトランプが嫌いでも全く結構。(※というか私だって別に好きではない。)しかし不思議なことにこの番組で「傾聴に値する」話を聞くことはまず無いのです。
私は「文系は無能」だとは全く思いませんが、アノ方々は残念ながら番組で「無能な文系」としてお話しになる。普段なさっている様々な活動ではそんなことは無いのでしょうが、少なくとも、あの番組での発言は無能の羅列です。だって、話が何一つとして面白くないからね。(今回のような「おいおい」的な面白さはたまにありますが・・・。)
浅井慎平さん辺りはその典型です。


「人間の尊厳とは何か。我々はこれからどこへ向かっていくのか」


知らねえっつーんだよ。お前こそ一体どこに行こうってんだよ。
何をも明確に示していないし、示唆(暗に示すこと)にもなっていない。もうここまで来たら、逆に開き直って「浅井慎平 今週の世相詩」みたいなコーナーでも作るべきではないか。
これで某かのメッセージを受け取ったと勝手に思い込める人は「文脈から読み取るべき」などと悦に入るのかもしれませんが、あらゆることを受け手側に丸投げしたものであり、その丸投げされたもの自体も、綿毛なんだか鳥の羽なんだか、ふわっふわしていて訳が分かりません。
・・・かと思えば天皇陛下を「彼」呼ばわりしたり、ある意味で思い切った面もお持ちのようですが。(思い切ったことだという自覚も無かったのかもしれませんが。)


ちょっといま時間もないし、なんか収拾がつかないのでまとめます ←


個人的には、トランプの就任については騒ぎすぎのような気がします。経団連も正月から経営者が「不安だ」の大合唱でした。「業績はトランプの政策次第」という話の多いこと多いこと。
国内経済の問題は国内で何とかなる(特に日本の場合は他国以上にそれがあてはまる)のだから、よその国の大将が誰になろうと、日本は日本で努力する余地はあります。
内閣府、経産省、財務省などが様々な指標を出しますが、詳細部分には「海外情勢に振り回される」ような話が非常に多い。国内の政治が仕事をしていない証拠です。もちろん現政権だけでなく過去もそうだったのですが。

日本国は、アメリカが「内向き」になったら即潰れるようなヤワな経済規模でもないし、またそういう構造でもありません。日本政府は国内需要を高める方法を現実的に持っており、それは、社会保障費だの財政赤字だの金融緩和出口策だの人手不足だの、これら極めて重要な問題全ての解決策につながっています。
いま政府がすべきは、断じて「TPPや自由貿易の重要性についてアメリカにご説明」することではないのです。「内向き」という言葉をアプリオリに悪として利用するならば、「"無駄に"外向き」なのも悪だと指摘させて頂く。

まじでもう、何やってんだか・・・。


まぁとにかく、稀勢の里おめでとう


まぁとにかく稀勢の里を祝福したい方は
↓気晴らしにクリックしてちょんまげ(←クッ

人気ブログランキングへ