外務委員会で以下のような話がありました。
岡田もグダグダです。そしてやはり(当然ですが)赤松を庇っています。
全く質問に答えていないし、聞いててイライラします。

自民党・小野寺議員の指摘が事実かどうかは判りませんが、少なくともそういう指摘があっても全く不自然ではないような海外出張をしていたことは間違いありません。


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【要約版】

(自民党 小野寺五典)
赤松大臣の出張日程、どう考えてもおかしいだろ。キューバとEPA、FTPでなんてあり得ねーだろ。
質問だけど、今まで日本の現役閣僚で、今までキューバを訪問し、カストロさんに会った人はいるの?


(外務省副大臣)
お答えをいたします。カンケーナイコトヲアーダコーダーグダグダグダグダ


(鈴木委員長)
あー、いまのロスタイムな。
難しいこと聞かれてるわけじゃないんだから簡単に答えろよ。


(外務省副大臣)
現役の閣僚が、キューバのカストロ議長と面会をしたことは過去にありません。


(自民党 小野寺五典)
うん、つまり赤松がキューバに行った理由はそれだろ。
出張の日程見てみろよ。メキシコで話したことは、この問題については事務方で今後やっていきましょうねという、そんだけだろ。
そしてコロンビアでは、二国間の投資協定が終わった後にまた相談しましょうねというだけの話。こんなもん大臣が行く必要無いわ。
つまりカストロに会うことが、口蹄疫で泣いている農家を放置してでも出張しなきゃいけない理由だとしか思えん。

あと、佐々木政務官、このメキシコ、キューバ、コロンビア出張は本当に必要だったのか、そしてEPA、FTAになぜキューバは関係するのか。簡潔にどうぞ。


(佐々木政務官)
この出張、ちゃんと国会で承認もらってるし。
それからメキシコについてはグダグダグダグダ、キューバについてもグダグダグダグダ、コロンビアについてもナンカカンヤ、そういうわけで大変重要なものでした。


(自民党 小野寺五典)
それがマジで口蹄疫より重要な用件だったわけ?どう考えても理解できないんだけど。
出張の前から、与党の中にも「こんな時に行くんじゃねーよ」という話があった。それでも敢えて踏み切ったのは、赤松が、社会主義の先輩の国のカストロに会うという一点だったんじゃないのか。どう考えても他に無いんだけど。


(岡田外務相)
メキシコについて。いまEPAで協議中。故中川さんが農水大臣の時に始めたが、あれから時間も経ったので再協議という時期に来ているんで、赤松さんが行ったんです。あとは色んな農産物やら肉やらで、さらに、というわけで。まぁそれで大臣レベルでキッチリ方向付けして、あとは事務方がやるというのが必要。外務省としてもCOP16がメキシコで開かれるし、助かった。

キューバも重要な存在なので閣僚が行くことに意味はある。
口蹄疫の問題と比べてどうかというのは議論があるが、閣僚が機会あるごとに世界を飛び回るのは外交力を高めることになるので、そういう側面も理解してください。


(自民党 小野寺五典)
いや、だから行くなと言ってるわけじゃない。なぜ多くの課題を抱えている時に行くのかという話。つーかキューバとの関係が必要なら外務省が行けよ。農水省の存在意義は「国内の農家や消費者」のためちゃうんかい。口蹄疫の真っ最中に農水相が不在で、その間に事態が悪化したというのが共通認識。これから赤松は責任を問われるだろう。


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実は要約版だけあればいいんじゃないかという気がしないでもない。

次は実録版です。


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(自民党 小野寺五典)
どう見ても、この日程を見てもですね、だってキューバとEPA、FTAを結ぶなんてあり得ない話じゃないですか。一体なんでここにわざわざ行ってカストロさんに会いにいったのか。
さて、ちょっと外務省にお伺いします。日本の現役閣僚で、今までキューバを訪問し、カストロさんに会った方はいらっしゃいますか。


(外務省副大臣)
お答えをいたします。
ただその前にですね、改めて申し上げなければなりませんが、このEPA、FTAについて、この協議についてはコロンビアについてはもう2008年、日本とコロンビアの外交関係樹立100周年にあたって両国関係者によって設立された※※会においてですね、このEPAの早期締結、それが求められておりまして、こうしたことについては、とにかくEPA、FTAの締結ということについてですね、強い思いを持っているということ・・・・・・はい、今のお答えでございますが、


(鈴木委員長)
ちょっと、今の時間止めといてください。あの、副大臣ね、なにも質問者難しいこと言ってんじゃないんですから、簡潔明瞭に答えられるはずですから。ダメですよ、そういうね、事務方が作ったような資料をね、押しつけて言うのは。いいですか。


(外務省副大臣)
はい。お答えをいたします。過去の閣僚で、現役の閣僚が、キューバのカストロ議長と面会をしたことはございません。


(自民党 小野寺五典)
これなんですよ。赤松さんが行きたかった理由はこれなんです。日本の閣僚で、現役で、カストロさんに会った人は無い。初めてなんですよ。そのために実は、このメキシコ、キューバ、コロンビア出張。どう考えたってEPA、FTAで行くのは不自然です。そんなにこれ大きな問題が、この国とあるとは限りません。
この日程見てください。
メキシコでは1時間半、大臣と会いました。そこでの確認は、この問題については事務方で今後やっていきましょうね。事務方にやらせる確認をしただけなんです。
そしてコロンビア。ここで話をしたのは、これは二国間の投資協定が終わった後に相談しましょうね。何も今回大臣が行って決める話ではない。
そして、どう見てもこの日程表、皆さんお手持ちになってますよね。これ見てですね、これキューバに行きたいために行ったとしか思えません。そして、このカストロに会うということ、これが、私は、赤松大臣が、口蹄疫よりも、口蹄疫で泣いている宮崎の農家の皆さんのことを差し置いてでも、今回の出張に何としても行かなきゃいけない、その理由だと思います。

最後に、佐々木政務官にお伺いします。このメキシコ、キューバ、コロンビア出張、これはEPA、FTAのために行ったということで国会の承認を得たと言っていますが、本当に必要だったんでしょうか。そして、EPA、FTAになぜキューバは関係するんでしょうか。それを簡潔にお伺いします。お答えください。


(佐々木政務官)
お答えさせて頂きます。いま委員からもお話しがございましたが、この出張については、国会において、与野党含めて出張について御了解を頂いたものであります。えー、先程来、お話しがありますように、この懸案の三ヵ国については、例えばメキシコについては、太平洋のクロマグロだとか捕鯨だとか気候変動だとかについても話してますし、キューバについては食糧自給率の問題やWTOの問題、あるいはコロンビアについては検疫問題、クロマグロ問題についても話し合っております。
そういった意味では、大変重要なFTA、EPAについても大変重要な、あのー、おー、ものだったと思っております。


(自民党 小野寺五典)
今聞いて、皆さんどう思いました?
口蹄疫でこれだけ、現実宮崎の農家の方、全国農村部の方が困って苦しんでいる中で、今の理由が、それを上回る大事な用件。私はどう聞いてもどう考えても理解できない。
そしてこの日程を見る限り、これ、恐らく、衆議院の方に出した時には、EPA、FTAということで多分行かれたんでしょう。そして実は大臣が出張する前提でも、これは野党、我が党からも懸念を持ちました。こんな時期に行ってくれるなと。そして与党の中でも、行くべきではないという、そういう意見があった中で、敢えて踏み切ったほど重要で大切な用件、これは、実は、日本政府として大事な用件ではないんです。赤松大臣にとって大事な用件だったんです。そしてその一番大事な用件は、日本の現役閣僚として初めてカストロさんと会うということ、社会主義の先輩の国のカストロさんと会うこと。これが赤松さんの、私は、最大の目的だったと、どうもそうしか取れません。
最後に、じゃあ、せっかくですから、大臣から。


(岡田外務相)
いまのお話し・・・例えばメキシコですけれども、確かにいまEPAで協議しておりますが、これは中身の濃いもので、私の記憶に間違いがなければ、お亡くなりになった中川さんが農水大臣の時に、かなり思い切った交渉を行ってですね、(※ボソボソ言って聞こえない)と聞いております。ただ、あれから時間も経ちまして、もう一回再協議という段階になってるんですね。まぁそういうことで、赤松農水大臣が行かれて、例えばメキシコの方は砂糖や小麦やパイナップル、牛肉、豚肉といった日本にとっては非常にセンシティブなことについて、さらに、というふうに、いっているわけであります。
まぁそういったことについて、大臣レベルでしっかりと、方向付けを行い、その方向性に基づいて、事務方が議論を続けていくということで、まぁ私はメキシコに農水大臣が行かれたことは、非常に価値のあることだと思います。併せて、外務省としてもですね、今年COP16がメキシコで開かれますので、閣僚が行って頂くということで、まぁその点についても、しっかり話をしてきてもらいたいということでお願いをさせて頂いたところでございます。
キューバというのは日本とあまり縁が無いように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は外相になってからもキューバの外相に日本に来てもらって、かなり色んなやり取りをいたしました。非常に重要な存在であります。私はキューバとアメリカの関係の正常化に、もう少し日本は役割を果たせるんじゃないかというふうに思っているところでありますが、まぁ今回閣僚が行かれたということは、私は非常に意味のあることだと、そしてキューバの農業については実績もありますから、農水大臣に行って頂いたこと、価値のあることだというふうに思っております。
えー、まぁ後から判断して、それが現在の口蹄疫の問題、それに比べてどうかと、いうことは、まぁ後から色んな議論はあり得るんでしょうけども、やはり閣僚が手当をして機会のある時に世界を飛び回ってですね、そしてお互い意思疎通を良くするということは、まぁ日本の外交力全体の基礎体力を高めることになりますので、まぁ私もアフリカに行くときに(※ボソボソでわからん)、まぁ言われたわけでありますが、やっぱりそれは、何と言いますか、基本的にそういうことの積み重ねが日本全体の交渉力を高めていると、そういう側面も是非御理解頂きたいと思います。


(自民党 小野寺五典)
私は二国間関係、それらの国に行くなと言ってるわけではないです。なぜ、これだけ多くの課題を国内に抱えている時に行くんだと。その理由が分からない。そしてもしキューバとの二国間関係が必要であれば、それはむしろ外務省の仕事ではないか、農水省の仕事なのか。農水省の仕事は、国内の農家の皆さんに、安定、安心をさせる、消費者の皆さんに安心をさせる、その仕事であれば、この口蹄疫の真っ最中の間、しかも大臣不在の間に事例がどんどん増え、実は悪化したというのがみんなの共通認識です。その出張が本当にどういう意味があるのかということは、私はこれから大臣の責任を追求する、そういう状況だと思います。
まず現在は蔓延防止が必要。そして対策が必要、農家の皆さんへの支援が必要、ですが、その先にはこの責任は必ず農林水産大臣にはこれは振り向けられるもの、そしてその時にこの事案というのは私は大変重い、そのように思っています。


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あーあ。
参院選が待ち遠しいですね。

(参考:小野寺議員のHP)
http://www.itsunori.com/