【スカラべえ】の豆知識コーナー
ちょっとした視点で、旅行がずっともっと面白くなります
知らなくてもいいけれど、知ってたら面白い楽しい広がるをテーマに
ちょっとした豆情報をお届けします
みなさんここはどこだかわかりますか
ここは、カイロの中心地タハリール広場に面する
「エジプト考古学博物館」です。
ツアーの観光でも、ザックパックの観光でもここは押さえておくべき重要観光ポイント
なぜなら、ここには今「ツタンカーメン展」でも話題の
ツタンカーメンの黄金のマスク
があるところだからです!
黄金のマスク以外にもツタンカーメンの残した絢爛豪華な遺物が
2階の展示室いっぱいに鎮座しています。
また、アブシンベル神殿建設や、ルクソール神殿の建設をした
ラムセス二世
も保存状態のよいミイラの姿で展示されています。
他にも、ギザの三大ピラミッドの中で一番大きなピラミッドを残した
クフ王の重要な遺物や、ワニやそのほかの動物のミイラや
石棺や、石碑や、パピルスなど数多くの遺物が展示していて
とても一日で全部を見て回ることは出来ません。
ツアーなどでは、ベテランのガイドさんが歴史的に重要な遺物を
効率よくピックアップして、解説してくれることと思います。
ガイドさんのいない個人旅行の方は、
ガイドブック片手に気ままに館内を散策されていることでしょう。
本日は、その古代エジプト考古学博物館の表
中庭の池に注目してみましょう
博物館の入り口のセキュリテイーチェックを通って
中庭に入ると、チケットを買う窓口よりさきに
目の前に広がる池と、それを守る2対の小さなスフィンクス像に目が行きます。
その池のアップ
この植物は、何かわかりますか
手前は・・・・・・・・・・・・
ハスの葉
奥は・・・・・・・・・・・・・・
パピルス
が象徴的に植えられています。
ハスはロータスとも呼ばれますが
古代では上エジプトを象徴する植物とされ、
パピルスは下エジプトを象徴するとされています。
上エジプトとは地図上では南のエジプト
下エジプトとは地図上で北のエジプト
この上下エジプトが統一したときに古代エジプト統一王朝が始まります。
ですから、古代の王(ファラオ)たちはこの2つの植物が合わさっているデザインを使って
壁画や石碑をかざりました
すなわち王(ファラオ)は、2つのエジプトを統合し納めている権力者なのですよ
ということを、図像を通しても国民にアッピールしていたんですね
その象徴である植物が、博物館前に植えられていますので
ぜひ、みなさんもここを訪れた際には
思い出して見学していただければ幸いです
でわでわまた会いましょう
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