2013.3.3 東京・後楽園ホール 観衆2015人(超満員札止め)
○高橋広夢・渡辺高章vs田中翔・×小松洋平
[8分43秒 リバースボストンクラブ]
評価:★★★★★★★☆☆☆
フォト:16枚
寸表:田中翔と小松洋平は後楽園初登場でしょ?おそらく。NEVERでは出てたんだろうけどね。
セコンドとかでいる姿は何回か見てたけど実際目にした印象は・・・田中翔はヤングライオンの体つきじゃない!既にボディーバランスが整っている。ヤングライオンといったらボコボコボディーでクロパンがばっちり似合う体格なのに・・・
動きも我武者羅さも良かったし冒頭で言ってしまって申し訳ないがこの旗揚げ記念日の試合の中で俺は一番この一戦が好きだった。
小松君もね、先輩に一泡吹かせてやるっていう気迫とかあった。超満員の観客に小松洋平の名前を覚えさせてやるんだっていうような闘いだった。
田中&小松の紹介はここまで、一番の収穫は渡辺高章だ。今月にNOAHのシリーズを参戦して経たものがデカかった。この中で一際目立って見えたし身体もヘビー級よりだし将来が楽しみな選手になった。
広夢もね、DDTで彰人にやられた時は新日本なのにちょっとそりゃないんじゃないって思ったけどこの日は先輩の意地ってのが前面に出てて良かったよ。ただ、他団体と戦う時もそれをやらないとな。
僕も初観戦の時の第一試合ってのは真壁&柴田vs健三&棚橋だった。今や業界でメーンを張る人間たち。今日初めて来た人が将来「広夢と渡辺が組んでた」とか「田中とか小松の坊主姿の時から見てる」と自慢できるようなそんな存在までになってほしいね。
高橋(広)と小松の先発で試合が始まり、小松がロープ付近で離れ際にチョップ。高橋が怒って倍返しした。
渡辺対田中の場面。ボディスラムを阻止された田中が、エルボーを乱れ打つ。それでも渡辺が倒れないと、田中がランニングエルボーで逆転。そして、今度こそボディスラムを決めるが、渡辺もすぐに同じ技を返した。
その後、高橋組が田中を孤立させ、ダブルショルダータックルでなぎ倒す。さらに、渡辺が強烈な逆片エビ固めを極めるも、田中は辛うじてロープエスケープ。そして、カウンターバックエルボーで逆転に成功。
タッチを受けた小松は、エルボー連打、ランニングエルボー、ボディスラムで渡辺に追撃。そこから逆エビ固めを狙うが、渡辺が脚で跳ね除け、カウンタードロップキックで逆襲。
高橋対小松の場面。高橋が、串刺しジャンピングエルボー、ランニングエルボー、ミサイルキックで小松に追撃。そして、逆エビ固めでギブアップを迫るが、カットした田中が渡辺にドロップキックをお見舞い。
続いて、田中が串刺しバックエルボー、小松がカウンターエルボーで高橋に追い討ち。そして、小松が逆エビ固めを極めるものの、渡辺が救援に入ってダブルドロップキックで形勢逆転。
渡辺と田中が場外戦を繰り広げる中、高橋が小松をボディスラムで叩きつけ、逆エビ固め。それでも小松はロープへ近づくが、高橋が逆片エビ固めに移行し、屈服させた。
「入門して約1年。この新日本プロレスの一大イベントの第1試合、本当に嬉しいです。いつか絶対、この新日本プロレスの大きなイベントで、メインの試合をやりたいと思います。ありがとうございました」
「同期の田中と、初めてのタッグで、本当に同じ道場生同士の闘いで、僕と田中で『今日はいけるんじゃないか』と思ってましたけど、結局僕が負けてしまって。
でも、今日やってスゴイおもしろかったんで、勝つまで、勝つまでこのカード、組んでほしいですね。次は絶対勝ちます。以上です。ありがとうございました。」
「最高だよ! 最高! 最高におもしろいよ、ヤングライオン! ひさしぶりに後楽園ホールで、俺たちヤングライオンが第一試合を任された。
俺たちは、その使命をちゃんと理解してるから。最高ですよ。最高。ヤングライオン杯、復活してもいいんじゃないですか?」
「勝つのは当然だよ! 俺と高橋、ずっと組んでやってきてんだよ! これからも組んで、新日本プロレスのトップ狙っていきたいよ。あとは、小松、田中、俺たちに追いついて、新日本の未来、変えていこう!」