日曜日のNHKスペシャルで「発達障害って何?」がやっていましたね。
発達障害の当事者からの目線で構成され、ものの見え方や聞こえ方などが再現され、とても分かりやすかったです。
小中学生の15人に1人が発達障害の可能性があると言われています。そして発達障害と診断される大人も増えてきているようです。

私も発達障害について勉強しています。
本人の問題ではなく、生まれつきの脳の特性なのです。
そして発達障害には、個人要因、養育環境、社会環境の3つの要因が影響しあって症状として現れます。

だからこそ、社会全体が、その特性を理解して取り組んでいく必要があると思います。

番組の中でも出てきましたが、
多数派の意見が、社会が求める “普通” と考えられる世の中…。
“普通”って何なのでじょうね。
普通じゃなければ排除されたり、周りと合わせるように求められてしまう。

皆と同じようにできることが当たり前、普通と考えるのではなくて、それぞれの特性を理解した上で、適切なサポートをしてあげることが必要なのだと思います。

発達障害、そして子供達の起立性調節障害もですが、言葉だけは何となく知られるようになってきました。
でも、その特性や症状までを理解しているかというと、まだまだなのでしょう。そして、その症状の現れ方は一人一人異なります。
私自身もこれから発達障害コミュニケーション中級指導者を目指してより深く学んでいきたいと思っています。

当事者にとって、どうなのかという事を念頭に置きながら、今が良ければというのではなく、子どもの場合、10年後、20年後の将来に備えて、今、サポートする事は何かということを社会全体で考えていけるようになれば、生きやすさに繋がるのでしょうね。