そして、その後話がまとまり、友人Nさんと私、知り合いの男性Aさん、Aさんのご友人のKさんとゴルフの打ちっ放しに出かけることになりました。男女2対2です。

目の前で連絡を取ってくれたNさんに感謝しつつも、あの日感じた興奮は冷めており、会ったところで何もないだろうと思ってしまう自分がいました。期待はなく、待ち合わせ場所に向かいました。

待ち合わせは竹ノ塚駅の改札でした。私とNさんがまず先に着き、その後Aさんがやってきました。

Aさんと簡単な挨拶を交わし、打ちっ放しに向かいました。もう1人の男性Kさんは用事で少し遅れるとの事でした。


あの日からまた私の自分磨きが始まりました。

彼だけに固執してはいけない。もっと視野を広げて彼以外の男性にも出会わないといけない。

そう思い、私が大失恋をした事を知っている友達に新しく出会いを求めているという話をしました。

失恋した当時の私の姿を知っている友人は、やっと前向きになれた私を喜んでくれました。そして目の前で、最近仲良くなった男性と連絡を取ってくれたのです。

その男性は友人が参列した結婚式の二次会で連絡先を交換した男性でした。

東大卒、仕事もしっかりやってるし、何よりその男性からずっと誘われていたと言っていました。友人はそこまで乗り気では無かったようですが、私のために、その男性にもう1人誰か連れてくる条件で会ってもいいと連絡をしてくれたようです。

私の願いを聞いて、目の前で連絡を取ってくれる友人。感謝と興奮と感動で、心が踊っていた事を今も忘れません。私をずっと支えてくれる友人に、私もいつか何かを返したいと強く思いました。

移動したお店で向い合せに座りました。



料理が運ばれてくるまでの時間、他愛のない話をしました。


・お互いの仕事の話

・前回会った時返却した指輪がきれいになったということ

・付き合っていた当時、私に対して辛くあったっていたことを反省している内容


会って話した時間は正味30分程でした。


けれど、それでも相手が話したかったであろう内容を落ち着いて聞くことができました。


無理に私から相手に話しを振るのではなく、聞き役に徹していました。


付き合って言いる当時は、相手は不機嫌な事が多く、会話もままならないことがありました。相手が黙るのを感じると、不機嫌なのではないかと心配し余計に話してしまう私。今思うと、彼からの気持ちに自信が持てず、余裕の無さが露呈していました。


そんな私の態度を煙たがっていた相手。

今だから思う反省点や改善点。この時の落ち着きをずっと保てたらいいな、そんなことを感じていました。