自民党の若手国会議員らが、主な党幹部の交代を求め、来週中に谷垣禎一総裁に申し入れをすることが11日、分かった。山本一太参院議員らが「党の現状を打破しなければならない」として賛同者を募っている。ただ、「総裁選でわれわれが選んだ谷垣氏はしっかり支えなければならない」(山本氏)として、谷垣氏らの一新を求める与謝野馨元財務相らとは一線を画す姿勢を示している。

 一方、谷垣氏は11日の記者会見で、党内で高まる執行部一新の声に対し「直ちに刷新するようなことは考えていない」と否定した。与謝野氏と会談する可能性も「会う必要があれば会うし、必要がなければ会わない」と述べるにとどめた。

 与謝野氏らの言動は、同日開かれた主な派閥の総会でも取り上げられた。

 伊吹派会長の伊吹文明元幹事長は「谷垣さんがああいう人柄であることは、みんな当然わかっている。自分の立場は部外ではなく、部内で話さないといけない」と与謝野氏らに自制を求めた。同時に、川崎二郎国対委員長らを念頭に、「再三(国会運営で)チョンボしている人が、『後ろから鉄砲を撃って』などとテレビの前で言っちゃ絶対いけない」と批判した。

 谷垣氏の出身派閥である古賀派会長の古賀誠元幹事長は「後ろから切りつけるようなことは絶対あってはならないが、執行部も毅然(きぜん)としなきゃいけない」と述べた。

 与謝野氏は、党政務調査会の中に発足した「安心社会研究会」の初会合に会長として出席したが、終了後、報道陣の取材に応じないまま党本部を後にした。

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