アントニオ猪木さんの墓所を無事見つけ、墓参
りを終えたので少し安心しました。
ゆっくり総持寺境内を巡って出ることにしまし
ょう。
先ずは大祖堂。
大祖堂
大祖堂は、一般的にいわれる開山堂と法堂を兼ね
た本堂客殿です。
千畳敷の内中外陣と、982坪の地下室を有し、
瓦葺形の銅版屋根は53トンに及びます。
貫首禅師演法の大道場たるのみならず、諸種法要
修行の場とされます。
この殿堂の内陣の奥には「伝灯院」として、
高祖大師・太祖大師・二祖国師・五院開基の尊像
及び独住禅師のご真牌が奉安されています。
〔参考:「曹洞宗大本山総持寺 HP」より〕
正面階段手前に回向柱とそこに巻かれた五色の綱
があり、説明板もありました。
五色の綱や回向柱に触れると仏縁が得られるそう
です。
次に隣の仏殿に向かいます。
仏殿
七堂伽藍の中心部に配置されている殿堂で、
「大雄宝殿(だいゆうほうでん)」とも呼んで
います。
總持寺では、中央の須弥壇上に禅宗の本尊で
ある釈迦牟尼如来(坐像、木彫)を祀ってい
ます。
如来は、死の恐怖、病気、四苦八苦など様々な
衆生の悩みや苦しみを救済するため、その具体
的な請願によって出現される仏です。
尊像は、右手を施無畏印、左手は与願印の印相
をしております。
この印相は、人々の不安をとり除き、あらゆる
願いをかなえてくれる大慈悲の心を表現して
います。
ご本尊の脇侍として向かって右に迦葉尊者、左
には阿難尊者を祀っています。
この両尊者は、お釈迦様の「十大弟子」の二人
でもあります。
須弥壇の左右の壇には、禅宗の初祖である達磨
大師と、大権修理菩薩を祀っています。
この2尊を祀ることは一般の曹洞宗寺院と同じで
すが、両袖に曹洞禅の祖師である洞山悟本大師
と、天童如浄禅師を奉安するのは、大本山總持寺
仏殿の特色といえるところです。
〔参考:「曹洞宗大本山総持寺 HP」より〕
立派ですね。
右手遠方には紫雲臺が見えました。
紫雲臺(しうんたい)
總持寺の住持・禅師の表方丈の間。
宗門の僧侶、全国の檀信徒と親しく相見する
大書院です。
紫雲臺とは、禅師の尊称にもなっています。
〔参考:「曹洞宗大本山総持寺 HP」より〕
これもまた立派です。
徐々に帰途につきます。
金鶏門を越えて右手に向唐門の裏側です。
松の木の枝ぶりが好いですね。
後醍醐天皇の御霊廟があるんですね。
御霊殿
昭和12年(1937)、後醍醐天皇の600年御遠忌
を記念して建立されました。
後醍醐天皇は、太祖・瑩山禅師の高い徳風の評判
をお聞きになり、信仰上の10か条にのぼる疑問を
提示されたところ、禅師は見事にお答えになった
ことから,元亨2年(1322),「曹洞出世の道場」
の綸旨を下賜され、總持寺は官寺に昇格しました。
御霊殿には、後醍醐天皇の尊像、尊儀をはじめ、
後村上天皇、後奈良天皇、後陽成天皇、明治天皇、
大正天皇、昭和天皇の各ご尊儀が奉安されていま
す。
〔参考:「曹洞宗大本山総持寺 HP」より〕
総持寺を出ました。
JR線に沿って鶴見駅を目指すと昭和な飲食店
が並んでいるのに気付きます。
JR鶴見駅を抜けて京急鶴見駅へ。
一人打上げに向かいます。
いつもの酒場に着きました。
今日も炎天下よく歩きました!
かんぱーい♪
これで「鶴見探検」レポートを終わります。