数珠(じゅず)ってありますよね。

最近じゃ、アクセとしてしているおじさんも多いですけど

基本的には宗教グッズということもあり、売っているのは仏壇仏具やさんです。

丸い玉がいっぱいついて、フサフサが垂れ下がっています。

あの玉はなんのためにあるのか?そもそも数珠ってなんのためにするのか?

ご存知の方は少ないと思います。


あの玉は人間の「煩悩」を示しています。

なので、正式には108つの玉が正しい。

しかし、108にすると長~~くなってしまうので、織田無道みたいになってしまいます。

そこで、整数で割った数 2で割ると54 3で割ると36 などの玉もある。

むしろそっちが主流だそうであります。


108の煩悩・・・・

私は、煩悩をあらわす玉は、最近力なくぶら下がっているこの2個だけだと、思っておりました。

しかし、そういう「欲」は数あるなかの一つに過ぎないらしく

実はあと、107種類の欲にまみれて生きている そういうことらしいのです。

思えば、ずいぶんと人間は罪深い生き物なのでした。


それを両手で「摺る」ことで、煩悩を落とすのが役割なんだそうです。

108全部をあげるのは難儀ですが

もし、あなたのそばに

食いてぇ~ 飲みてぇ~ やりてぇ~ 金ほしい~ えらくなりてぇ~ ・・・・

と次から次へと呟く奴がいたら

ケダモノだけど、それはそれで面白いかな と。

やりてぇ~ と顔に書いてあるのに、まじめくんを装い美術館なんかをうろつくカップルの男

なんかよりは、ずーっとストレートかな と思ったりしてしまうわけです。


そんなわけで、息子にも法事用の数珠を買ってやりました。

信じる信じないに関わらず、アイテムとしては、必須ですから

「革のよろい」みたいなものです。

ついでに、このうんちくを教えたというわけです。


「君の中には煩悩が108あるんだよ たぶん、この数珠はその約数になっているはずだ 数えてみな」

1、2、3、・・・・    51、52        52個だけど?割り切れないよ?

確かに。52は割り切れない。

「違うじゃん!パパの言うこと!!」

(まじかよ このうんちく うそかよ?上田~~~~!怒)と嫌な汗が流れた

(しかし、ここはなんとか丸め込まないと・・・・)

「そうじゃないんだ!」

「つまり・・・、割り切れない ということはだな・・・・」

「人生は無常である。理屈通りにはなかなかいかない」 

「割り切れない思いを抱えてあの世にいきます」   という教えなのである。

「君の股間にぶら下がっているのを2つ足すと、54だろ だから合ってるんだ」

と誤魔化してみた。


我ながら素晴らしいまとめだと思った。(小さくガッツポーズ)




枝豆一口メモ    仏式の結婚式では、指輪の代わりに数珠を交換する。