天地明察・・・★★★★★★★★★☆(9点) | タケブロ

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あちらこちら僕らで思ったことや体験したことを綴っています☆


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2010年本屋大賞受賞。


江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。
ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。

碁打ちにして、数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋・・・。

日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語として、

みずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!



びっくりする程歴史の事は知らないし、

文中の算術も天文学もほとんど何の事やら全くわからないので、
買うかどうか迷いつつ、
読む前は敬遠しがちでしたが、本当に面白い!

難解な題材にも関わらず、

作者の文章は軽快で、
分厚い本だけど、非常に読みやすかった。


何よりも、漫画のようになじみ易い登場人物がすばらしい。
最初から最後まで優しい人柄達に感激。

主人公、春海が喜んだり、悲しんだり、時代のうねりの中で、

一喜一憂する様子が目に浮かんできます。


超難解な数学合戦で勝負する男たちが熱い!

改暦に命をかける男たちのドラマが熱い!




映画化されたら主人公は、小栗旬か、松潤かな?