「エコトクくん」のはじまり　その３「通販で販売しよう！」

「エコトクくん」のはじまり・・・・開発エピソード　その３です。

お話の前に
「エコトクくん」って、何

って方へ

「エコトクくん」は魚焼きグリルの受け皿に敷く、グリル石です。

魚焼きグリルは掃除が面倒だから使わないって方も多いはず

そうなんです。掃除がかなり面倒なところなんです。

魚焼きグリルの３重苦

　１．臭い
　２．ベタベタ
　３．掃除をすると、自分の手も臭くなる

この３重苦を解消してくれるのが「エコトクくん」

「エコトクくん」のメリット

　１．毎回の掃除が不要に
　２．料理がおいしく焼ける
　３．ガス代が節約になる

一度使うと「無いと困っちゃう」が「エコトクくん」なんです

・・・・
・・・・・・・

ではでは、本題に入りますね。
前回は、「通販で販売しよう！」までお話ししました。

「通販で販売しよう！」って、どうやって売るの

母ちゃん（三智子）

※ラグちゃんとの誕生日会　写真

新聞よ

新聞の前三段の広告を買って、通販で販売するのよ

計画は壮大なものでした・・・
新聞は大手も含めて。
新規の企業はそうそうに広告を載せてくれることもありません。
（広告審査ってものがあって、新聞会社とは別で、怪しい会社じゃないか？調査しているのです。）

なんと！そんな状況で、
売上計画　年間50万個

一回の広告で、平均3000個売上計画

本当かよ～

でもさー、3000個って、１セット＝6個でしょ。
1回の広告で500件

しかも、午前中に注文が集中するらしい

１人で応対に5分かかるとして・・・
10人はいないと受けられないよ。

外部委託すると、１件300円

えっ

　高いよー。
1セット＝2700円でしょ。送料も込みでしょ。代引き料も・・・・

本当に500件も来るなら、コールセンター作ろう！
と、コールセンターを作ってしまったのです。
電話は30台。
コストは200万円（これでも中古を買ったんです）

パートさんも10名集めました。
研修もしました。

コールセンターの前に、広告。
なんと、うちの母ちゃん、大手のH広告社（はくほ・・・何とかっていう会社）に直接連絡。
H広告社がうちに来て、事業計画から聞いてくれました。
（H広告社の営業マンも大したものだけど、母ちゃんの行動にビックリ）

結果・・・・
「うちでは広告額が小さいから、代理店を紹介する。そこから広告を出してくれないか？」
とのこと。

広告額が小さいって・・・
この時、母ちゃんの広告予算「月1000万円」でした。

結局、代理店を紹介してもらって、商品のパッケージ作りやホームページ、広告の購入がスタートしたのです。

H広告社の代理店を「A広告代理店」と書きますね。
パッケージ案だけでも、10種類ぐらい持ってきて、よく考えらるなぁと感心。
でも、母ちゃんは全部ボツ

さすがにデザイナーさんもガックリきてました。
そりゃそうよね。素人から全否定されたんだから。

さらにはライターさんも登場！
なんだか物々しくなってきました。
母ちゃんは「脳梗塞」を一度やっていて、半身マヒしており、パソコンで書類を作っていました。
ところが、なんとも読解不可能な文章

良くいますよね。こんな文章を書く人。
「ナントかが、なんとかで、なんとかで、なんとかで、・・・・」と延々と続く文章。
一体結論はなんだか、どこに文章がかかっているのか、さっぱりわからない。
ライターさんたらスゴイ

この読解不可能な文章を読み解いて、プレゼン資料にしてくれちゃったんです

でも、母ちゃんは読み解くだけで、アイディアを出してくれてないA広告代理店にかなり不満だったみたい。
「みたい」じゃなくて、不満

デザインも何度もやり直し

で、出来上がったのが、このパッケージでした。

このデザインもいろいろありまして、
店頭での販売を全く前提としていなかったから、
エコロジーを前面に出したくて、グリーンパッケージにしたのです。

と・こ・ろが、後々、お店で取り扱うようになるのですが、
お店に扱ってもらうには、日本では「問屋さん」が必要らしく、
その「問屋さん」から非難GO！GO！受けたのです。

非難GO！GO！の理由。
　１．料理器具の売り場に置くのに、ミドリは食欲がわかない。
　２．売り場が赤と黒で統一されているのに、ミドリは統一を乱す
　３．商品がデカイ

なんとも難しいものです。
畑が違うと、評価も変わる・・・
はぁ・・・・

まぁ、まぁ、問屋さんの話は横に置き、
壮大な母ちゃん構想の中で、着々と準備を進めていったのです。

私も、はじめは反対だったのですが、
なんだかその気になってきて、一緒になんとかやっていこう！と思うようになったのです。
（だって、母ちゃんは脳梗塞で半身まひなんですよ。障害者手帳も持ってたんですから）

どこまで準備できたかな？
　１．商品パッケージ
　２．ホームページ
　３．新聞広告のデザイン
　４．コールセンター

あとは、新聞の審査を受けて・・・・
いよいよスタートです。

これで何とか20万個さばけるかしら・・・・

（つづく）

ランキングに参加しています