上海万博のエコ <日本館> | リンクアースエコ推進室

上海万博のエコ <日本館>

皆様、こんにちは。
GWのため、しばし更新が滞りましたが、いかがお過ごしですか?
お休みは満喫出来ましたでしょうか?

さて、いよいよ上海万博が開幕しましたね。
お隣の国・中国での開催ですし、会期は5月1日から10月31日までとたっぷりあるので、一度足を運んでみたいものですね。

上海万博のテーマは、「より良い都市、より良い生活 」。
至る所に、最新のエコ技術が使われているようですが、今日は、我が国・日本のパビリオンについて見てみましょう。

日本政府と企業や自治体など、官民一体(オールジャパン)で出展している日本館。
愛称は、「紫蚕島(かいこじま)」です。この愛称は、日本と中国で一般から募集し、応募総数約3,600通の中から決定されたものです。
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テーマは、「心の和、技の和」 。
敷地面積は約6,000㎡と、上海万博に出展する外国パビリオンの中では最大級の規模を誇ります。

建築コンセプトは、「Eco-Breathing Architecture-生命体のように呼吸する建築-」。日本伝統の知恵と最先端の環境技術を取り込んだ建築物なのです。

その代表技術が「エコチューブ」。建築物内部の構造体(支柱)と一体となった環境循環システムです。これは、太陽光や雨水、空気など自然エネルギーの作用を活用して、環境負荷低減を図るものです。
<水>
エコチューブを利用して雨水を貯蔵し、貯蔵した雨水を屋根に散水することにより建物全体を冷却する。散水した水は再びエコチューブを通して循環される。
<光>
エコチューブを利用して館内に太陽光を取り入れる。
<風>
エコチューブを利用して館内に風(空気)を取り入れる。また、床下の冷気をエコチューブの煙突効果で上昇させ、館内に送風することで空調負荷を低減する。

館内ゾーン2には、「水資源問題」をテーマに、下水を浄化して飲料水にするバイオNキューブやメンブレンバイオリアクター(MBR)や、海水を淡水にする逆浸透膜などが展示されています。
注目は、日本の環境技術と取組みを紹介するコーナー「ゼロエミッションタウン」でしょう。都市レベルで二酸化炭素の排出がゼロになる「ゼロエミッションタウン」が、フォトジオラマと実物展示、映像装置により、2020年の未来都市として登場します。
具体的には、エコカー、床発電、家庭用燃料電池ユニット、発電窓、有機EL照明、水素による製鉄プロセス革新、CO2分離回収貯蔵技術などです。

日本以外にも、各国が様々な技術を披露する上海万博。
他国のエコ技術も追々ご紹介したいと思います。

ちなみに、もう既に見に行ったよ!という方がいましたら、ぜひお声を聞かせて頂きたいです♪