決済手段に銀行振込を利用しよう! | EC事業コンサルティングの視点

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タイトルを見て、「何で?」と思う方も多いと思うが、即効性のある手法だ。

ネットショップでB2Cの決済手段はクレジットカードや代引が主流だが、B2Bの場合は銀行振込が90%以上を占めているのをご存知だろうか?
もう一つはシニア(年齢は60歳以上)を超えると、銀行振込やゆうちょ銀行の利用者が増えていくというのも事実である。
ポイントはB2B、シニアともに高額商材の利用者で且つリピーターとなる可能性の高い顧客であるということである。
地方の有名企業(通販年商で50億円規模)のコンサルティング時に分かったことだが、個人客の場合の購入単価は9,000円程度であったが、法人の場合は50,000円程度と5倍以上をの開きがあった。
俗に「カゴ落ち50%」と言われるが、決済に銀行振込がないことが原因となっているサイトも多く存在しているが指摘しているひとはあまりいない。更に、クレジットカード会社にカード手数料を支払わなくてもよく、粗利率の改善効果もある。
既にある顧客の購買履歴を分析し、法人客やシニアの割合が多ければ、銀行振込を決済手段に追加することを検討されてみてはどうだろうか。