企業スポーツは経営戦略の一つ | 元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

元実業団監督・元100kmウルトラマラソンコーチが綴るブログ

28年間実業団長距離界在籍(選手14年・女子コーチ1年・女子監督13年)・サロマ湖・四万十川ウルトラマラソン3年間公式チャレンジャーを完走に導きました。
再び、アスリート育成世界へ戻ります。

市民ランナーの大会は、全国どこでも開催している

現在になりました。

大会には協賛スポンサーとボランティアが揃わないと

開催できません。

大会開催できているのは、企業としては「貢献度アップ」

「イメージアップ」に繋がります。

 

ビッグ大会では、協賛スポンサーはかなりの金額を

捻出しています。

 

ただ、残念なのはアスリートを育成するとなれば

別です。

選手を採用して、オリンピックを目指す!

やりがいがあると思うのですが・・・

企業経営と別として考えられています。

 

バブル時は、色々な企業がスポーツに力を注いで

いました。

当時は、「社員の士気高揚」「一体感」との目的だった

でしょう。

 

現在は、アスリートを育成する前に、皆さんがプレーを

する側になっています。

マラソンが一番 身近になっています。

 

自分が走り、完走・記録更新と自身の力で感動を味わって

います。

素晴らしいことです。

 

現在、女子長距離チームを運営している企業は40社も

ありません。

一時は60社近くあったのですが・・・・

 

どこの企業もアスリートの育成、部の運営が経営に

負担になると思われています。

 

本日(5月17日)の毎日新聞朝刊に日本郵政社長

長門正貢さんが掲載されていました。

会社組織は、社員の「駅伝」だと言っています。

確実に後輩につなぐことが大切!

会社を伸ばしたい。凡人だっていろいろ考え、

やるべきことを駅伝でつないでいけばよい!

5月17日 毎日新聞 朝刊

 

上記の掲載されて言葉とはズレてきますが、

これからの企業スポーツは経営手段の一つにしていた

だきたい願いがあります。

実質、その様にやっている企業があります。

日本郵政は女子長距離チームを抱えています。

駅伝で活躍をしています。

 

マラソン・駅伝の様な競技は

長期目標・中期目標・短期目標と立てて計画的に

遂行しなければなりません。

計画通りに行けば最高ですが、修正も出てきます。

 

企業も長期目標(売上高・シェア・などいろいろ)

があって、トップダウンで、各部署で施策が練られると

思います。

 

マラソン・駅伝いやスポーツ全般に強化施策を練って

達成できたか、常にチェックが必要となってきます。

ただ、お金を使うだけではなく、活かすことが大切です。

企業経営との規模が違いますが、考え方は同じです。

 

アスリートを育成することは、企業の成長にも繋がる

ことを考えていただきたいです。

スポーツの部署の存在感が変わって欲しいと願って

おります。