今回から良い語学の訓練の1つ、ディクテーションを取り上げたいと思います。
dictation とは 「書き取り」 の事で、聞いた文章を全部書き取るという作業です。
ディクテーションの際、その人のレベルにあった文章を聞いて書き取るという事が
とても重要です。
たとえば、どんなに短い文章だったとしても、過去分詞を知らないのに
“I have been to Canada”
という文章を書き取るのは普通は難しいはずです。
またpharmaceutical という単語を知らない人は
“He works for a
pharmaceutical company”
という文章を理解するのも書き取るのも難しいでしょう。
ですからディクテーションの際は、難しい文章を聞くよりもその生徒のレベルに
あった文法や単語レベルの文章を聞く事が重要だと思います。
もちろん難しい文章にチャレンジしてみるものいいと思いますが、普通は自分が
何度聞いてもちゃんと書き取れなかったり、何度聞いても何を言っているのか
分からないというのでは続けるのが嫌になってしまいますよね。
自分のレベルに合った練習とは、やはり授業で使っている内容が一番です。
まずは、テキストを見ずにCDを聴いて、聞えた文章を書きとってみてください。
客観的にどういう箇所が聞き取りにくいのかわかるので今後の勉強に役立つ
はずです。
まずは文字を見て理解する人が多いですが、音読でもやったようにまずは
音声から触れてみてください。