もう少し。

感謝の気持ちって、思っててもなかなか素直に伝えられない。

親に反抗していた学生時代。

ママとはケンカばっかりしていたっけ。

一緒に居るのも嫌！

そう感じたこともあったっけ。

えびっちが一生忘れられない光景。

それは、大阪にはじめて出てきた時のこと。

ママと二人で大阪に来た。

初めての二人での旅行。

初めての二人での生活。

別れの日まで、観光いっぱい楽しんだ。

そして最後の日。

これはドラマか何かかと思うぐらい、切ないシーンだった。

このゲートを通るとお別れ。

泣かない。

ママの前では絶対泣かない。

そう思っていたけど、

『バイバイ』

そう言って後ろを向いたママが涙を拭った。

その瞬間目から涙がいっぱい出てきて止まらなかった。

家族との別れ。

過保護に育ったえびっちには絶えられない出来事。

帰りの電車で涙がずっと止まらなかった。

ママも飛行機でひとり泣いてたのかな。

あれから３年。

まだ、離れているママとえびっち。

離れてますます大好きになった家族。

言葉にするのは照れるから、

自分の思いを託した『マメール』

母の日の贈り物は、もうすぐその想いを伝えてくれます。

『おはよう。もらった豆の缶詰、少し芽が出たよ♪　　ママより』　

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