イタリア・ナポリでアメリカ生活

1年半アリスンを見守ってくださった、障害と発育の専門医・ドクターAkins

2年ほど前
療育の先生と児童精神科医に「自閉症かもしれませんね・・」と言われたアリスン・・

「この子が自閉症かどうかの正式な判断は誰がしてくれる?」
「もしそうなら、私達は何をすべき?」
という叫びに対する答えを見いだすのに、半年もかかったナポリ海軍基地・・・
「ここを出て、アメリカに戻りたい・・・」と何度思ったことか・・・

エイキンズ先生は3~4ヶ月に一度
アメリカ東海岸の海軍病院から飛んできてくれるドクター

彼のおかげで、アリスンの症状は
Selective Mutism/場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)
であることが判明しました

家の中ではハキハキ何でも出来るのに
外では超内気になって声が出なくなってしまう。。。
話すことに対する不安や恐怖心が引き起こす、心理的な障害です

問題が明らかになったので
療育のクラスも場面緘黙症のためのプログラムに変更

おかげで、今では1年半前のアリスンとは別人のようになりました!
(早期の療育は本当に大事・・)

今日は先生との最後のセッション・・・

進歩・向上した事柄や現時点の不安点
今夏からの赴任先、日本のスタッフへの引継ぎ事項についてを
2時間じっくり話し合いました

「先生のおかげで辛かったナポリ生活に希望を持つことができました
本当に感謝しています。ありがとうございました」
とお礼を述べている最中に、涙がでてきました・・・汗

「クレ桃さんたちは、私と会う前からお子さんの問題に向き合っていた
アリスンのためなら何でもするという強い熱意があった
ご夫婦共々はもとより、療育クラスの担任や
家庭教師につけた障碍児教育の専門員(この人についてはまた後日・・)と一丸となって
一生懸命やってこられた・・
あなた方のチームワークのすばらしさには、正直感動しました」
と言ってくださいました

そして・・・

「アメリカからナポリにやってくる私の主な仕事は
『あなたのお子さんには障害がある・・・』と告知することです
ケースによっては『ここでは十分な事が出来ないのですぐアメリカに戻るように・・』
と指示、いわば命令を出す時もある・・・
取り乱す親がほとんどだし、時にはののしられたりもします
ですので、『ありがとう』と言われると、本当に嬉しいです。。。」
とおっしゃいました

セッションが行われていた部屋サゲサゲ↓
イタリア・ナポリでアメリカ生活

知育Toyで遊ばせながらアリスンを観察
指導がなされていました
イタリア・ナポリでアメリカ生活