重力と調和した身体へ…

重力と調和した身体へ…

重力に逆らわない楽なカラダって?公認ロルファー宮本貴代が重力と調和したバランスのよい心身のありよう探求に役立つ小ネタを紹介しています。リストラティブヨガを書き綴るブログ改め、最近はロルフィングとクレニオセイクラルの話題が続いています(^^;)

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小学3年生によるロルフィング体験談です♪

過日、高校時代の同級生の息子さんへの単発ロルフィングをさせていただきました。

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最近、昔の同級生や同僚たちにセッションをさせていただく機会が多く、久しぶりの再会のタイミングでそういう風にお手伝いさせてもらえてよかったです。

お子さんに感想文を書いてもらったのは初めてです。
顔出し快諾の上で公開させていただきます。


http://ameblo.jp/m-shin2005/entry-12008931824.html


タイトル:ロルフィング

大阪の中崎町にある、ロルフィング という体のゆがみを整えてくれる
お母さんの友達のところに行きました。

理由は、空手の先生に「体曲がってるんじゃないか」と
言われたので行きました。

体が曲がっていると言われたけど
僕は「うそーん!?」と思いました。

早速やってもらうと、ほとんど何も感じなかったけど
ところどころちょっと痛かったです。

先生は、痛いと思えば痛いし、痛く無いと思えば痛くないと言うので
「痛くない」と思ったら、痛くなくなりました。

意外な方法でした

途中、上半身と右足だけ終わった時点で
「立ってみて」と言われたので、立ってみたら
フラフラして、まともに立てませんでした。

それだけ体のバランスが悪い事に気がついて無かったようです。

全部終わった後は、スッキリしました。
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僕が行ったロルフィングって何?って人は↓

ease of being


【今日の格言・ことわざ】
 
 病は気から


おしまい







今どきの小学3年生って、ブログに写真をアップしたり、リンク貼ったりも自分で出来るって、PCリテラシーの高さはすごいですね~ 文章表現も上手で、最後の格言が妙には染み入りました(笑)

ちなみに、感想では「痛かった~」とありますが、タッチとしてはごく柔らかいタッチの軽さでした~と補足しておきます(^_^)

セッションの直後から「いつもよりスイスイ歩けて、身体が軽くなった」という感想で帰宅したとお母さんから聞いてはいましたが、彼のブログ感想文を拝見すると、彼にとって印象に残っていたのは、身体の変化に加え、意外にも「痛みの捉え方」だったいうことが、逆に私の方が印象的でした(^-^)


子どもさんにとっての、この時期は、毎日の出来事や遭遇することの1つ1つが濃い体験として印象に残り、大人になるにつれて心身の形成基盤となる大切な成長期です。


だからこそ、身体の土台作りと並行して、物事の捉え方や五感でどう感じるか?といった、感覚のバリエーションを増やすためのサポートは、ご家族の理解やそれができる環境が許せるなら、どんどん体験させてあげたいものです。


今回は、そういった事をお手伝いできて良かったな、と思います。


また、大人のセッションでもそうですが、お子さんとのセッションでは、緊張箇所を調整するというよりも、特に、本来備わっている伸びやかな感覚を(更に)引き出すという方向性で進めることに重きを置いています。


その方がスムーズで、より自然な変化を引き出し、本人が気づいていなくても、のちのちの効果が高いように思います。



その後、彼からはお母さんを通じて、夏の空手大会で県代表に選ばれたという報告がありました!


これでますます空手と陸上競技にも磨きがかかりますように



大阪・梅田でロルフィング - http://easeofbeing.jp/
重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。


新年あけましておめでとうございます!

ご縁があって交流させていただいた皆さま、
クライアントの皆さま、
昨年は、大変お世話になりました!

2015年もどうぞ宜しくお願いいたします


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昨年を振り返りますと、

奇跡のコースの実践者ゲイリー・レナードさんの来日講演を皮切りに、エソテリック・ヒーリングのジュディ先生、コンティニュアム・ムーブメント教師のドナリア先生、お亡くなりになったエメリー・コンラッド先生…など、クロニックが主催するイベントのスタッフとしての活動が多く、例年になく、海外から来日する先生方のお迎え業務に忙しい1年でした。

またイベントやワークショップに集まる参加者さん達との出会いも新鮮で、自分とは違う分野で活動されている方々からいつもよい刺激をいただいています。


特に2014年は、ゲイリー・レナードさんの来日滞在中に直接交流させていただいた経験が、私にとってちょっとした出来事だったように思います。(詳しく書き出すと止まらないので、また今度~)


ゲイリーさんとの交流が意味のあるものとして感じることができた背景には、私が7年ほど学んでいるバイオダイナミクス(兼エソテリック・ヒーリング)の教師、トム・シェーバー先生の存在があります。特に、この2~3年ほどは、お会いする度に、私自身の身体構造とエネルギーの両側で変化しつつある段階を嗅ぎ分け、継続的に、かつ、遠巻きに、必要な指導とサポートを提供してくださる土壌があってのことかと思います。


ジュディ先生から現在学んでいること、直接教えていただいた事は、今後の私の暮らしにとって大きな礎になりそうです。ジュディ先生が75歳でもあんなに思考明晰なのも納得です。40歳も過ぎてから改めて「学び方」を学ばせてもらった気分で、身の回りの日常を少しづつ整頓していこうかと企み中です。


他には、ソースポイント・セラピーのボブ・シュライ先生やドナ・トムソン先生。彼らは、肉体としっかり繋がりながらも、魂が望む姿に気づいている事の重要性を、それをシンプルな形で教えてくださったのも、私の体験に彩りを与えてくれました。


どの先生方との間にも、ザ・師弟関係!というような契約もなにも存在しないのですが、そういった先生達が、いつ・どこにいても(文字通り、地球の裏側に居ても、物質的空間の外にいても)、私に必要なサポートを提供してくださるという恵まれた環境に感謝あるのみです。


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そんなふうに、
この数年間、それぞれ別の各方面を同時進行で、いつも目の前にやってくる流れに任せてやってきた事が、昨年あたりから、何か1つのものに統合しはじめたような実感がしています。


肉体を持って生まれたからには「身体が整ってこそナンボ」とはよく書いてますが、身体の「健全」を突き詰めていくと、そこには、エネルギーや魂の目的などスピリチュアルな面での気づきが培養液になっていることがわかります。


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日々の個人セッションの方(こちらが本業です・笑)は、ご来店されるクライアントさんのニーズも年々、多様化してきています。

ロルフィング10シリーズを受け終えた方なら、詳細にご自身の状態を観察する目が育っておられるので、どんな施術方式であっても、よりクライアントさんの状態に適した提案ができるよう、今後のセッションに反映させていきたいと思います。


2015年も新しい計画が目白押しで、たくさんの人達との新しい出会いがありそうです。

(クライアントさんには、今年もところどころで出張で不在になりご不便をおかけします…)



今年も私とご縁がある皆さま方と一緒に、

 「健康であること」
 「生きること、学ぶこと」


を楽しめたらと思っています。

皆さまにとって、豊かで健やかな一年でありますように






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重力に逆らわない姿勢と動作。内側からにじみ出る心身美の探求。


自閉症のお子さんにクラニオセイクラルのワークが大変効果的だったという事例を紹介します。

引用元のサイトはこちら(英語です)
http://www.myfoxorlando.com/story/21221626/cranial-massage-helps-autistic-boy

英語ですが、動画で見るとなんとなく全体の雰囲気はつかんでいただけるかと思います。


(以下に一部翻訳しました)

全ての医師がクラニオセイクラルによる変化を認めている訳ではないが、少なくとも毎日彼と接している家族の目には明らかな変化がみられているので、継続してセッションを受け続けるだろう、とのこと。

『子供が心地よいと思えることなら何でも、学びの助けになる。そのことは私の目からみても明らかです。もし頭と首の並びが重力のライン上に沿って整ったなら、それは脳の機能も良い方向に向かうでしょうし、身体にもエネルギーが満ち流れていくでしょう』

と、母のステファニーさん。



※翻訳文を引用する際は引用元の記載をお願いします。



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とても芸術的な筋膜の紹介動画。

グロいのが苦手な人、もしくは食事中にそういうのを見るのが苦手な人は見ないでください(^_^)

かなりフレッシュな状態での献体の筋膜を視覚的にわかりやすく紹介しています。

でも、カラダ関係のお仕事や活動をされている人にはぜひ見て欲しいです。

また、特に他者の身体に直接触れ、何かしらの介入措置をする立場にある人には、この動画で見たビジュアルイメージと同じような感覚を自分の肉体でも感じて自分自身の状態を捉えれるようになれれば最高ですね(そういう私もまだ完璧ではありませんが)

それにしても、こういう視覚的資料はデジタル技術の発達に伴い、どんどん素晴らしい情報が無料で&身近に入手できるのは有り難いことです。(私が学び始めた頃に、こういうのがあったら良かったなぁ~とつくづく思います)

こちらの動画サイトで見れます。
http://vimeo.com/46684826



アメリカで受けるロルファー養成のトレーニングでは、筋膜の繋がり(※広義には結合組織全体を含む)を皮膚の外からの手技で触ったり、解剖図鑑を見て座学を学ぶだけでなく、じかに中を見て理解を深めるために、課外授業の中で献体をじかに見たり触ったりする実習があります。

※補足:ここではロルファーが扱う結合組織の代表として「筋膜」と表現していますが、身体の内側で各組織を繋ぐ役割を持っている組織全体も含んでいます。例えば、筋膜以外のものでは、血や骨、軟骨、靭帯や腱、脂肪などです。他の手技療法や運動療法をされている方々の中には、筋膜だけを見ている人もいるかも知れませんが、ロルフィングやクレニオセイクラルのようなボディワークに従事している私達のような者だと、この結合組織全体を同じ分類の中に捉えて身体を見ています。


国内でも幾度か開催されていた「人体の不思議展」で展示されている献体や医学生が授業で学ぶための献体では、ロルフィングが注目している筋膜(結合組織)は便宜上、解剖作業の途中でキレイに除去されたり、各臓器や器官だけを取り出すために部位ごとに切断されてしまうのですが、それでは、私達の場合、学習材料にならないので、解剖スタッフはきめ細やかな技術でもって、これらの筋膜の繋がりをどこにも途切れがないように、解剖していきます。

ラボの献体を管理しているスタッフ(この人もロルファー)によると、筋膜や靭帯、腱などの繋がりを観察するには、できるだけ生きている時に近いフレッシュな状態が望ましいので、ラボには常に死後約3ヶ月~長くて半年以内くらいの御献体を安置していると言っていました(一般的にはもっと長い期間経ったものが使われているとのこと)

この動画の御献体を見る限り、3ヶ月よりももっと早い時期のものかと想像します。

筋膜は、「膜」と表現されるとシーツのように見えるし、実際にはそのように扱われている場面も多いですが、ズームアウトで見れば、布の縦糸と横糸で紡がれた繊維のようでもあり、また、顕微鏡で拡大されれば、1本の糸の中でも流動性を保った性質があることがわかります。(下の画像)



全体の繋がりで捉えるようになれば、パーツパーツを別個に捉え、一部分を調整するとか、そこだけを治療するとか、はたまた、ヨガやストレッチなどで特定の関節や部位の可動域だけを広げること(1つのポーズの完成なども)に躍起になる取り組みも、この筋膜の繋がりを無視してやり続けるのは「それ、ちょっと違うよなぁ・・・」と言う気にもなってくるかも知れません(^-^)



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リストラティブヨガのテーマで、ブログを書くのはかなり久しぶりです(^^)


先週末の土日は、久しぶりに自分の身体へのメンテナンスで2連休を過ごしました。
土曜日は、ロルフィング(ほぼクレニオセイクラル・バイオダイナミクスのタッチで)、日曜日はリストラティブヨガのワークショップと、贅沢な2日間でした。

リストラティブヨガWSは、カオリ先生ミホ先生の「リストラティブの良さ、長く続けることの奥深さをもっと知って欲しい!」という熱い想いから実現し、私はそこから沢山の良い刺激とpeaceをもらって来ました。

ハウツーよりもワークの本質を伝えんとする、お2人の真摯な眼差しに出会えて、私の身体もその空間に居ることを喜んでいるようでした。

WSの目的が、ヨガ講師や講師を目指す人にとって提供できるネタのバリエを増やすためでも、ヨガスタジオの呼び物となるクラスの作り方講座でもなかった事は、たいへん好感の持てるポイントでした。

純粋に「スタジオに行かなくても普段の日常でリストラティブを継続して取り入れること」が目的であることが伝わって来ました。

私が普段のやっているロルフィングは10回(~10数回)のセッションで終了しますが、10回の中では、終了後はひとりで自己管理ができる状態を目指してサポートをしていきます。(10回終わった人がその後も足しげくマッサージやボディワークに通って依存することにはならない方向を理想としています)

そういった自己管理の方法を伝えて&広めていくのは、ヨギーでも、ボディワーカーでも、身体の健康に携わる者ならどんな種類にも共通している(ある種の)ミッションのようなものではないかと考えています。


この2連休で、身体のHealth(健全)を引き出すための異なるアプローチを連続して受ける中、WSで復習できたリストラティブの要点と、クレニオのセッション、それぞれのワークによって生じた私自身の身体感覚の変化のプロセスを振り返ってみると、(おぼろげではありますが、)クレニオとリストラティブ、両方の良さを生かして提供する方法の落としどころが見えてきたようです。

両方の良さを生かして提供することは、シンディ先生からリストラティブを習って以来、ずっと私の中の課題であったものの、2つを1つに統合させることへの限界を感じていたのですが、今はそこに明るい展望が見え始めているように感じています。

アメリカでは、日本よりもリストラティブヨガの扱われ方がもう少し成熟しているようで、一部のボティワーカーや理学療法士が治療の一貫としてリストラティブを取り入れているそうです。日本ではまだそういった事例は耳にしたことがありません。ヨガの愛好家ではない人にも気軽に親しんで欲しいのに、実際にはヨガ以外の業界で紹介される機会が殆どなく、そんな狭い枠組みの中で脇役の扱いになっているのが勿体ないなぁ…と。

これまで、クライアントさんのご協力でリストラティブの臨床を重ねてきましたが、結論としては、ボルスターの上に「委ねる」のが難しいとか、ある一部の部位だけがどうしても手放せない、と言う人には、ロルフィングかクレニオのセッションで、breath of life(生命の源)を遮る身体的制限(lesion) や精神面でのざわつきをさっさと取り除いた方が、てっとり早く、次のステップ(心身への気づきやストレス開放のステップ)に進みやすいということが判ってきました。

そのような臨床結果をふまえてみると、2つを1つに統合させることには限界があるけど、それぞれを別の物として尊重したまま組み合わせるやり方なら、うまく行くような気がしてきています(この記事を書いている今の段階では ^^;)

ここに至ったのは、ここ数年のクレニオセイクラル(バイオダナミクス系)への理解が深まった事が大きな要素になってると自分では思います。座学での知識と実践で積んだ経験、その中で自分の身体の問題がクリアになってきていること・・・これらの土壌のおかげで、リストラティブの特性も理解しやすくなってきているようです。


これらについては、いづれ整頓してブログにでも綴るか、実践の中でお伝えできればと思っています。(さて、いつになるのやら…笑。期待せずにお待ちください ^_^ )

そのためには、もう少しリストラティブを提供する側としての実践も積まなくては~。


カオリ先生、ミホ先生、素敵な空間をありがとうございました★






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