フィナーレは氷河クルーズ! | がぶっ!と地球まるかぶり

フィナーレは氷河クルーズ!

キャンプ場を撤収した足で、この旅のフィナーレにした氷河クルーズの

出発港のあるウィッティアへ。


急峻な山で囲まれたウィッティアまでを結ぶのは1本のトンネルだけ。


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このトンネル、実はかなりの曲者。

列車と車が共用で1本道を使っているから

列車の上り下り、車の上り下りと通行時間が厳密に決まっていて

その時間に遅れると、次まで1時間以上も待たされるという魔のトンネル!


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だから、はじめクルーズ会社からの確認メールで

「必ず○○時にトンネルを通過してくれ」

と意味不明なメールを貰った時はビックリしたけど、実際、トンネルを通れなくて

クルーズに間に合わない人がよくいるらしい。


写真に撮り忘れたけど、何にもない山奥に突如数百台の車が順番待ちしている

のはかなり奇妙な光景だった。


かなり運転しにくいトンネルを抜けると、そこはもうウィッティアの町。


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多くのクルーズ船が出航する港なのに、これでもか!っというくらい寂れた雰囲気

なのが不思議で堪らない。

潰れて廃墟になったホテルがそのままあるのも、寂れた雰囲気作りに一役

買っている。


特に見るところも無く、待合スペースもないので乗船時間まで車内待機。

夏とは言え、日の差していないアラスカの気候は厳しすぎる・・・。


時間通り乗船していよいよ氷河クルーズの始まり!

かなり曇っているのが気になるけど、まぁ後は楽しむだけ。


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出航して間もなく、すぐに周りの風景は雄大に。

徐々に雲もとれ、空が青く晴れていく。


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両サイドを絶景に囲まれたまま、途中、アザラシのコロニーや


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時折現れるラッコの群れなんかを観察しながら、氷河へ向う。


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途中、ランチを挟みながら、クルーズ船はどんどん進んでいく。

お腹もいっぱいになり、温かい船内でまったりしているとついウトウト・・・


気持ちよく眠りかけたところでガイドの船内アナウンスで起こされ

急いで、デッキに出ると目の前には氷河が!


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まさしく氷の河となって、2本の氷河が海に流れ込んでいるのがよくわかる。

ここから先は、氷河の連続。

次に現れたのは、1本の大きな氷河。


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こんなド迫力の氷河も含め、もちろん、1つ1つの氷河に名前がついてるけど

イチイチ確認しながら見てないので、どれがどれかは僕らでも分からない。


次の氷河に向う船内で、さっきの氷河の氷が配られた。


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これで焼酎のロックでも飲んだらウマイだろうなぁ~!

この後、車の運転がなかったら、ウイスキーで我慢するんだけどなぁ・・・


残念がっていたけど、1分もしゃぶっていたら飽きてきた。

まぁ、意外とそんなもんかも。

そうこうしているうちに、次の氷河に到着した。


今度のヤツは、鋭い氷柱が何本も林立する、いかにも氷河という氷河。

空の青と氷河の色がいいコントラストを出している。


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光の関係で青白く光って見える氷河は何とも言えない美しさ。


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しばらくキレイな氷河に見とれながら話していると、隣りの老夫婦が

「ちょっと静かにして」

というジェスチャー。


どうしたの?と聞くと、彼らが言うにはこんなに晴れて気温が上がった

日には、氷の割れる音が聞こえるとか。

しばらく静かにしていると、遠くのほうから小さな音が響いてきた。


「ミシミシミシ・・・」


すると、正面の氷河の端が大きな音を立てて崩れ落ちた!!


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小さいけど、水しぶきが上がっているのわかります?

老夫婦のおかげでいいものが見れた。感謝感謝。


その後もクルーズ船はいくつもの氷河をゆっくりと周っていく。

氷河の登場に始めは蜂の巣をつついたみたいに大騒ぎしていた乗客も

あまりの数の氷河が次々と現れは消えていくのですっかりトーンダウン。


ついさっきまでの大興奮はどこへやら。

慣れというのは恐ろしい。


この旅での本来の氷河のメインはパタゴニアにある

ロス・グラシアス国立公園だったけど、旅程変更のおかげで

ここアラスカで氷河を楽しむことが出来て良かった。

終わりよければ全てよしということで。


パタゴニアにはまたいつかゆっくり行こう。


ということで、この氷河クルーズで僕らの世界一周のアクティビティは終了。


明後日には遂に日本へ帰国。

無事に家に帰るまでが遠足だって昔から学校の先生によく言われたけど

僕らの世界一周も無事に日本に帰るまでは気を抜かないでいこう。


いやぁ~それにしてもメチャメチャ楽しい世界一周だったなぁ・・・。


クルーズ船のデッキでアラスカの冷たい風に吹かれながら

あっという間の世界一周を名残惜しむ僕らだった。


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くに