こんにちは！若干ブログを放置気味のEarth小杉ですヾ(´∇｀)ﾉ
いやはや、ぼさっとしてたら
あっという間に月の３分の１がすっ飛んでいくという…
自分の仕事の遅さが呪わしいわ、全くもう
啓蟄も過ぎて、暖かい日が増えてきた昨今、
皆さまは如何お過ごしでしょうか？
ときおりやってくる寒波に負けないように、
お互い油断無く、健康管理には気をつけましょうね
さて、本日は３月の誕生石
｢アクアマリン」をご紹介いたします！
どうかお時間の許す限りで、お付き合い下さいませ♪
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☆アクアマリン(Aquamarin/藍玉、水宝玉) 化学式：Be3Al2Si6O18
爽やかな水色が印象的な、３月の守護石｢アクアマリン｣
その名前はラテン語の｢海の水｣に由来します
海水に投じると、周囲の色に溶け込んで見えなくなることから
ヨーロッパに於いて古くは｢海の精霊の宝物」、
または｢水夫に恋した人魚の涙が石になった」と信じられ、
遠洋漁業、海運業などに携わる人々のお守りとして珍重されました
元素鉱物ベリリウム(Be)を含むケイ酸塩鉱物の一種で、
発色の主要要因として＋２価の鉄を含有し
薄い青～水色に発色したものがアクアマリンです
(ベリル族は、トルマリンなどと同じように幅広い色あいを持ち、
５月の誕生石に選ばれているエメラルドや、
優しいピンク色が女性に人気のモルガナイト、
山吹色が美しいヘリオドールや、
氷を思わせる白～クリアのゴシェナイト等々、
数多くのファンシーカラーストーンを輩出する鉱物種なんです
因みに、ヘリオドールは＋３価の鉄分、モルガナイトはマンガン、
エメラルドは3価のクロムを発色の
)
おもな産地はブラジル
、ナイジェリア
、モザンビーグ
など
中国やパキスタンでも、少量ながら良質な原石が産出するようです
特にアフリカのモザンビーグに産する濃い青色のアクアマリンは、
かつて最上級の濃色アクアマリンを産出した
ブラジルはミナスジェライス州、
サンタマリア･ジ･イタビラ鉱山(１９００年代半ばに閉山)のアクアマリンの再来と言われ、
本家サンタマリア産と区別する為に｢サンタマリア･アフリカーナ」と名付けられ、
多くの宝石ファンを魅了しています
日本でも、宝石質は殆ど望めないものの
ベリル～アクアマリンを産出する山はあります
岐阜県中津川市苗木「ちんの峠」及び福岡鉱山周辺、
茨城県桜川市真壁町、
福島県石川町石川山、
滋賀県大津市田ノ神山
などが特に愛好家の間で有名ですね
（上記は自分でも見つけてみたい！ってな方々にオススメの
許可さえとれば現在でも採掘及び表採（地表に転がっている物を採集する事)が可能な産地ですが、
必ず事前に地権者や管理者の方に問い合わせをしてちゃんと許可を頂いてから、
ルールに定められた方法で石を採集してくださいね！
じゃないと、かつての採掘者のルール無視が原因で採集厳禁になってしまった
他の有名産地とおなじになってしまうかもですよ。。。
楽しく、安全な鉱物採集を長く続けさせていただく為にも、
安全対策と産地訪問のルールはしっかり守りましょうね)
宝石言葉は「沈着」｢聡明｣｢勇敢」など。
一般的なパワーストーン的効果は、
・状況の安定化､問題の平和的な解決をサポートする。
・感情に寄り過ぎない表現力の強化。
・家内安全、夫婦円満。
・幸福な結婚に導く。
などと謂われておりますね☆彡
色合いもさることながら、
効果のほどでも女子人気の理由が解る気がしますですよ
また､身体ではスロ
慢性気管支炎やのどの違和感の改善
愛情表現の活性
☆パートナーとの対話や、
職場や学校でのコミュニケーションが不安定な方
☆ついつい熱くなって失言やキツイ一言を放って後悔することが多い方
☆情報の発信力や人間関係を強化＆安定させたい方
などにオススメです
恋愛の後押しなら、インカローズやローズクォーツ、
ラベンダーアメジストなどと組むのも良いですし、
面接や新入の挨拶でよい印象を持ってもらえるよう、
ムーンストーンやアベンチュリン、
翡翠などと併せても良いと思います
先に｢船乗り達にお守りとして愛された」と書きましたが、
当時も今も、船の旅はとても時間が掛かる上、
常に命の危険と隣り合わせです
特に帆船が主流だった大昔は、
限られた狭い空間にむっさくるしい野朗どもがひしめき合って
水や食料がシビアな中、自然の脅威と戦いながら
遠方の陸地を目指してまさに命がけで航海していたな訳ですよ
極限状態の中、ささいな行き違いや発言が火種になって、
面倒な諍いや血なまぐさい闘争に発展する事もあったでしょう
陸での暮らし以上に、コミュニケーション力や
周囲との協調が必要とされたのは想像に難くありません
そんな状況下で、少しでも平穏に、少しでも安全に
無事目的地へ到達できますようにと祈りを込めて持たれた石。
海の男たちに愛された、海の色をした宝石
それがアクアマリンです
リアルな海で荒波と戦う人だけでなく、
コミュニケーションと人間関係の大海原で戦う私たちにとっても、
アクアマリンは良いお守りになってくれることと思います
新しい環境に飛び込み、
さまざまな人と触れ合う機会が増えるこのシーズン
心地いい人間関係の構築や、
安定したコミュニケーションのお守りとして
アクアマリンをお持ちになってみては如何でしょうか？
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はい、まいどおなじみちり紙…じゃない、
蛇足解説のお時間でございます
もう少しだけ、お付き合い下さいませ☆
アクアマリンといえば、美しく透き通った水色…ですが、
実は、天然に産するアクアマリンで、
産出直後から鮮やかな水色を有する結晶はそう多くはありません
大抵は、うすーい水色～鉄分着色の副作用たる黄色味を帯びた、
やや緑色寄りの結晶で発見されます
では、どうやってあの色をひきだしているのでしょう？？
それはね…
毎度お馴染みの、加熱発色なんじゃい！！！！！
毎度感じが悪くて申し訳ない
しかし、これもホントのことなんで一応書きます
一般売りされるビーズや宝飾ルースの大半は、
色の雑みを抑えて発色を向上させるために過熱加工が施されます。
(ただし、これも熟練の匠の手に掛かればこその補正術。
闇雲に火あぶりにしても、大事な青色まで飛んでしまうんですよ
ただ透明になって、最悪砕け散っておしまいです
色々デンジャラスなので、良い子の皆さまは真似しないで下さいね！！)
非加熱天然色の美しいアクアマリンも確かに存在しますが、
その希少価値から目ン玉飛び出すお値段なのは間違いないでしょう
リーズナブルに美しい水色のアクアマリンを供給してくださる、
名も無い匠の皆さまに感謝ですね
…因みに。
アクアマリンには、もう一つ異名があって、
その名も「夜の宝石の女王」と言います。
いかにも艶かしい妖しさのあるネーミングですが、
それはアクアマリン独特の光り方に由来するものです
古くから、ヨーロッパでは夜会用のジュエリーに
アクアマリンが好んで用いられました
実は、その色に注目すると見落としやすいのですが、
透明度の高いアクアマリンは、かなり強い屈折率を保有します
（1.577～1.583。その煌きは、光学ガラスや水晶に匹敵します！)
エメラルドやダイヤモンドに比べると
透明度が高くクラッキングの少ない大きな石が用意できた事、
そしてほの暗い夜の照明でもよく光を反射して煌くため、
アクアマリンは夜会用の華やかな宝飾にももってこいだったのですね
夜会にさざめく貴婦人達のドレスコードを、
きらびやかに彩ったアクアマリン
密かに、彼女達の社交力をサポートしていたかもしれませんね
お終いまでお付き合いいただき、誠にありがとうございます！
それでは、本日はこの辺で