環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)/武田 邦彦
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3月29日読了

正月の民放特番で著者『武田邦彦』氏を知る。

武田氏はゴミの分別をしていないそうだ。

特番と本作によれば分別しても回収した後の自治体処理場では一緒に処理されるので意味がないらしい。

ペットボトルはリサイクルされていると思われているが、リサイクルされているのは回収されたごく一部で残りはゴミとして処理されている。

人々はリサイクルされていると思い、安心して消費しているがリサイクルされている処理量はペットボトルの消費量に全く追いつかず、結果的にゴミがどんどん増えている。

『ダイオキシン』
ゴミを燃やすとダイオキシンが発生するということになった。
昔は空き地においたドラム缶でよくゴミを燃やしていたものだ。

過去日本では囲炉裏があり、薪など燃やして料理や暖を取っていた。

焼鳥屋のオヤジはダイオキシンを浴び続けているはずだ。

ダイオキシンはものを燃やせば発生してしまうものであることは間違いないらしい。

しかしダイオキシンの毒性は報道されているものより低く『猛毒』というのは誤報であると指摘している。

ペットボトル、ダイオキシン、温暖化、チリ紙交換が街からいなくなった理由。これらの全てに絡むのは『利権』だ。

ダイオキシン処理が必要だから焼却炉に税金をジャブジャブつぎ込み対策する。

ペットボトルのリサイクルも経路を複雑にし、利権を絡める。

我々国民には情報をミスリードしある意味『洗脳』を行う。

『温暖化が進むと北極の氷が溶け海水面が上がる』まさかこんな事信じてないでしょうね?

あたかも本当のような話だがアルキメデスの原理に反するのでウソである。

本書が全て真実だと額面通りに信用するのも盲目的だが報道を鵜呑みにしないで真実を見極める目が必要であると感じさせられる。